宮城県の人口は2,333,592人(2016年1月1日時点)です。2010年の人口は2,348,165人でした。このうち15歳未満(年少人口)は13.2%、15歳以上65歳未満(生産年齢人口)は64.4%、65歳以上(老年人口)22・3%です。宮城県には一般病院は114施設(2011年)あります。検査の特定健診を受けられる施設は80、人間ドックを受けられる施設は54あります。人間ドックと脳ドックを同時に受けられる病院は26施設あります。
宮城県の死因は1位悪性新生物(がん)、2位心疾患、3位脳血管疾患、4位肺炎です。男性は1位がん、2位心疾患、3位脳血管疾患、4位肺炎、女性は1位がん、2位心疾患、3位脳血管疾患、4位老衰です。人口10万人のうち何人死亡したかという死亡率はがん278.7%、心疾患144・3%、脳血管疾患110.1%、肺炎が83.5%です。全国はがんが286.6%、心疾患157.9%、肺炎が98.4%、脳血管疾患が96.5%で、全国平均に比べ心疾患や脳血管疾患での死亡率が高いです。
宮城県の死因で一番多い悪性新生物(がん)の予防のため、宮城県は「がん教育」を推進しています。子供のうちからがんについて正しく理解し、がんの予防に関心を持ってもらおうと、小中学校でのがん教育にも取り組んでいます。その他の県民に対しても、健診の重要性を知ってもらうために、がん啓発とがん検診の受診率向上のための民間企業との協定締結や、がんの予防展、がん征圧月間講演会なども行っています。また様々な病気を誘発する喫煙への取り組みも盛んで、受動喫煙防止対策を促進しています。