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2016.11.21

身近なお茶に秘められたパワー。ダイエットにも効果的? 緑茶とからだのコト

161121_01コンビニ、自販機、ありとあらゆる場所で手に入る緑茶。日本人にとって、緑茶は馴染み深い飲み物ですよね。日常的に飲んでいるという方も多いのではないでしょうか。その緑茶は、健康にはもちろん、ダイエットにも効果的なのです。その気になる成分や機能をご紹介します。

緑茶には渋みがあるのが特徴ですが、この渋みが抗菌作用や生活習慣病の予防効果を持っていることが、最近の研究で明らかになってきました。

緑茶の主成分カテキンがもたらす3つの効果

カテキンは茶葉に存在する成分で、光に当たることで増加するため煎茶などに豊富に含まれているとされています。製法によってその含有量も異なりますが、不発酵茶である『緑茶』がもっともカテキンを多く含んでいると言われています。このカテキンは驚くほど様々な効能をもたらす成分なのです。

ダイエットに効果あり?

健康な日本人男性38名を2群に分け、緑茶から抽出したカテキン690mgを含むウーロン茶と通常のウーロン茶(カテキン22mg含)を12週間飲ませるという実験が行われました。緑茶カテキンを含むウーロン茶を飲んだ群では体脂肪量が減少し、酸化悪玉コレステロール濃度が低下したという結果になりました。他にも緑茶には血中コレステロールを下げる作用が報告されていたり、カロリーが0であることもダイエットに向いていると言えるでしょう。

がんの予防に

がんの原因になると言われている活性酸素。活性酸素は細胞のDNAを傷つける性質があり、ダメージをうけたDNAは細胞の働きを狂わせ、がんの発生につながっていくのです。がんの原因になる活性酸素の発生を抑える抗酸化作用が、カテキンにはあると言われています。

虫歯や口臭にもカテキンが効果的

カテキンは虫歯の原因である、ミュータンス菌が増えるのを抑え、歯垢をつくる酵素の働きも妨げるため、虫歯や口臭予防に効果があります。

まだあるんです。緑茶に含まれる身体に嬉しい成分

疲労感を感じたときに

日本にお茶が伝わってきた頃、眠気を飛ばし修行に専念できるということから、僧呂のあいだでよく飲まれてきたと言います。その成分こそがカフェインであり、摂取することで中枢神経を刺激し、強心作用、利尿作用、覚醒作用(疲労感や眠気の除去)などが期待できます。

よく眠れないときにも

緑茶にはアルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、テアニンといった多くのアミノ酸が含まれています。これらの中で最も多く含まれるのが、テアニンです。テアニンに関する研究では、ストレスを抑える効果、精神を安定させるリラックス効果、睡眠の質を良くする効果が一部確認されています。

もっと美味しく緑茶を飲むためのコツ

渋くて飲みづらいという方におすすめの飲み方をご紹介します。

急須を使う場合

ぬるめのお湯で淹れるのが効果的。一般的に、しぶみの成分のタンニンは温度が高いほど溶出するので、緑茶の場合は低めの温度で淹れると、しぶみが少なく飲みやすいでしょう。

ティーバッグを使う場合

50~80℃のお湯を湯のみに半分入れた後に、ティーバッグを入れます。そのまま3分待ち、よく振ると苦味・渋みが少ないまろやかな味になります。もう少し放置するとより濃くなります。温度によって成分が溶け出すバランスが変わり、風味に差が出るので、お好みの味を探すのが良いとされています。

普段何気なく飲んでいた緑茶。食事の時や、ほっと一息したい時に緑茶を飲んで心と身体を癒してあげましょう。ペットボトル入りのものだけではなく、急須からいれる緑茶もぜひ楽しんでみてくださいね。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
Dr.noteホームページ『ダイエットにも効果的!こんなにすごい緑茶のパワー』

文/Dr.note
Dr.noteホームページ


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Colorda編集部