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2017.2.13

大切な家族のために自分のために…受けていますか? 「乳がん検診」

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わたしたちが当たり前に生活できているのは健康だから。最近メディアでも有名人が乳がんになった、という話題を耳にします。勇気を出して発信してくれた事実、これはあなたも気をつけてね、というメッセージです。健康であり続けるために自分でできるセルフチェックからはじめていきましょう。自分の代わりは自分しかいないのですから。

改めて、ピンクリボン運動ってなんだろう

ピンクリボン運動は、乳がんの早期発見の大切さとを啓蒙すると共に、広く検診の受診を呼びかける運動です。女性の8人に1人が乳がんになるという“乳がん先進国”のアメリカで1980年代に始まったそうです。このピンクリボン運動の影響もあって、日本における乳がん検診の受診率は上昇傾向にあり、近年は40%を超えているそうです(国民生活基礎情報より)。しかし、同様に日本人女性の乳がん罹患者も増加しており、その数は実に12人に1人にもなるそうです。

早期発見、早期治療が大切

乳がんは30~64歳の女性壮年層の、がんによる死亡原因トップとなっていますが、早期発見、そして早期治療によって90%以上の方が治癒するともいわれています。だからこそセルフチェックや定期的な検診が非常に大切なのです。ひとつの指標として、40歳を過ぎたら2年に1度は乳がん検診を受診し、毎月1回はセルフチェックを行うようにしましょう。

チェックの習慣化にアプリを活用してみるのも

セルフチェックや検診の大切さは認識しているものの、継続するのは誰にとっても簡単なことではないでしょう。そんな私たちを支援してくれる便利なアプリがあります。認定NPO法人乳房健康研究会の監修による「ピンクリボンアプリ」(iPhoneのみ)は、毎月のセルフチェック履歴などを登録できるだけでなく、チェック忘れ防止のために通知してくれる“アラート機能”もあります。
「ピンクリボンアプリ」App Store

毎日のお風呂でチェック

お風呂に入る時に必ずチェックしてみる、という習慣をつける事も大切です。セルフチェックシートと呼ばれるものが企業のホームページからダウンロードできたり、デパートの化粧品売り場などでも配布されているそうです。わかりやすいイラストと共にセルフチェックの方法がまとめられているので、誰でもすぐに活用できることと思います。脱衣場などの目につくところに貼っておくとよいですね。
花王グループ「お風呂で使えるセルフチェックシート」

乳がんは発見が早期であればあるほど治癒率も高くなります。こういったアプリやセルフチェックシートも活用しながら、定期的な検診の受診を欠かさず行いましょう。自分のために、そして何より大切な家族のために。

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Colorda編集部