2015.10.1

「大腸検査は面倒でつらいもの」から、健康な身体へ感謝した日

FILE001:今回受診した 人間ドック 全大腸内視鏡

全大腸内視鏡検査とは…
肛門から内視鏡(ビデオスコープ)を挿入して、直腸から盲腸までの大腸全体の内部を詳細に調べる検査。今回検査を受けた医療施設は、「桜十字赤坂健診クリニック」。

FILE001:今回受診した 人間ドック 全大腸内視鏡

赤荻瑞穂さん

赤荻瑞穂あかおぎみずほさん(41歳)

フリーランスの編集・ライター。プライベートでは4歳、2歳の男児を育てている。3年以上前に自治体の無料健康診断を受けたきり。不規則な生活で普段から便秘になりやすく、よくないと思いつつも日常的に下剤を服用、大腸の健康が気になるところ。

赤荻瑞穂さん

私って健康? ふと思ったときが検査適齢期!?

出産&育児に仕事もフル稼働、気づけば40歳を過ぎていた。どうりで最近、SNSで「人間ドック」だとか「検査をしたらポリープが…」などの文字を目にするようになったわけだ。友だちもみんな40歳オーバー、そういうお年頃になったんだな、と思う。

そんな折、「全大腸内視鏡検査」の体験取材の話が飛び込んできた。大きな病気もなく健康なつもりでいるけれど、そういえば我が家はがん家系。しかも10代のころから便秘のたびに下剤を飲むことを繰り返していて、いまや習慣的に服用しているので、腸の健康は心配ではある。出産以降、病院へ行った機会といえば子どもの予防接種ばかりだ。うーむ、これは何かのお導き!?

「よし、子どもたちのためにも自分が健康でいなくては!」と体験取材を決めた。そして検査日が近づいたある日。ネットで全大腸内視鏡検査の体験談を探してみたところ、あまりの大変さに愕然! 一般的な健康診断同様、前日9時ごろまでに食事をすませ、当日は絶食すればよいのだと高をくくっていたが、まったく違う。前日昼食からの食事制限に始まり、大量の下剤、それから直接肛門から内視鏡を入れるという検査スタイルが少し恥ずかしいことや、痛みを緩和する麻酔を入れるがそれでも少しは痛みがある…などなど、読めば読むほど不安になる内容ばかりが見つかった。ああどうしよう、やっぱりやりたくなくなってきた、かも…。

検査前がいちばんツラい!? とにかくミッションをこなすのみ!

じつは検査を受ける前日、仕事の取引先の人とランチをすることになっていた。それがまさかの前日昼食から検査食ということで、ランチが流れてしまった。さらに今回検査を受ける病院は鎮静剤を使うとのことで、検査日の夜に行くことになっていた飲み会もさすがにマズイかなと考えてキャンセル。ただでさえつらそうな検査だというのに、楽しみにしていた予定をふたつもキャンセルしなくてはならなくなり、ブルーになってしまった。

そして検査前日、検査食の始まる昼になった。昼食はレトルトのクリームシチューのみ。それと間食用に小さなビスケットが1袋あった。「これだけしか食べられないの~!?」そんな思いや、準備から検査終了までの時間の長さ、ランチや飲み会のキャンセルなどのマイナスな思いが検査の不安と重なり、ますますナーバスに…。けれど検査食も始まる。もう後戻りはできない。やるしかない!

検査前日、昼の12時。これから26時間後に始まる検査までの道のりを、いかに苦痛なくこなしていくかというミッションに取り組むような気持ちに切り替え、次のような作戦を立てた。まず検査食が始まってから食べられない時間を短くするために昼食は午後2時ごろに遅らせた。そして夕方、小腹がすいたころにビスケットを食べ空腹をしのぐ。夕食は空腹を感じる前の、6時にしてしまうというものだ。あとはとにかく水を飲む。それが便意を催すにも、空腹を紛らわすにもいちばんいいようだ。

夜ごはんは大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけとお粥だった。検査食は消化しやすくするためか、肉や野菜が柔らかく煮込まれていたが意外にも味はしっかりとして食べごたえがあり、なかなか満足。あとは夜8時にラキソベロンという水溶性の下剤を飲み9時には寝てしまえばミッションの半分はクリアということだ。

しかーし! 侮っていた。翌朝4時、腹痛で目覚める。そこからトイレに5回ほど行っただろうか。初回こそ痛みを感じたが、それ以降は「キタキタ…!」感はあったものの、普段から下剤ユーザーの私にとっては腹痛を感じることもそれほどなかったため、トイレに行くこともミッションクリアに向けて行動しているようなヘンな遂行感があった。

けれどついに今回いちばんの強敵が現れた! 朝6時から飲むよう指示のあった「ニフレック」という下剤だ。これは、経口腸管洗浄剤と呼ばれる粉末状のもので、2リットルの水で溶かして2時間以内(!)に飲み切ることになっている。すでにトイレとの往復状態なのに、ここから2リットルも下剤を飲むの!? しかもニフレックは、はっきり言ってまずい。見た目はスポーツドリンクのような色で、疲れ切った身体をいやしてくれそうな気さえする。が、しょっぱくて、なんだかクサイ。粉っぽい液体で、まるでかたまりを飲みこむような感覚があり、なかなか喉を通らない。

悪戦苦闘しているうちに朝8時。最初の便意から4時間、ニフレックを全量飲み切る前に、トイレへ行けば水しか出ない状態になっていた。ということで、強敵はクリアせず1500mlでギブアップとした。あとから聞いた話だが、ニフレックは前日に粉末を水で溶かしておき、冷蔵庫でキンキンに冷やすと少しは飲みやすくなるそうだ。

ついに最終ミッション!のはずが、あっという間に検査終了

こちらが受付。健診や人間ドック専用の施設のためか、全体的に静かでレセプションといった雰囲気

こちらが受付。健診や人間ドック専用の施設のためか、全体的に静かでレセプションといった雰囲気。

ニフレックは全量飲み切れなかったが状態的にはOK。検査前の最難関を脱した達成感で清々しい気分を抱え、赤坂見附から徒歩3分の「桜十字赤坂健診クリニック」に到着。エレベーターを降りるとコンパクトで明るい受付があった。受付を済ませて進んだ奥には、真っ白のひとり掛けソファがずらり。昨日からのミッションで疲れきった身体をソファに預け、これからの最終ミッション、肛門から内視鏡を入れるという検査に備えた。名前を呼ばれ、検査服に着替えて検査室に入ると、すぐに検査が始まった。

待合室

待合室には、ひとり掛けのソファが並ぶ。迫りくる大腸検査という精神的ストレスに耐える身には、ひとり掛けは正直ありがたい。

ベッドに横になりながら鎮静剤について説明を受ける。痛みを和らげるためのもので、意識がなくなるようなものではないとのことだった。腕から鎮静剤を点滴されると、まもなく頭が少しだけクラッとするような重さを感じる。アルコールを飲んだときのような感覚に近い。

鎮静剤は会話ができるレベルで、検査中は「今どのあたりを見ている」というようなことを先生が話し、それを聞きながら進んでいった。途中、「ここ痛いよ」と2~3回先生に告げられ、グッと痛みをこらえることもあったが、それほどの痛みではなく15分ほどで検査は終了した。横になっている間にあっさり終わり、拍子抜けだ。

検査結果で感動&なぜか肌状態が最高に!?>>>

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Colorda編集部