人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

人間ドック・健診Q&A

胃カメラとバリウム検査、どちらがいい?

Answer

それぞれメリットやデメリットがありますが、胃カメラ検査のほうが効率的な場合があります。

バリウム検査で異常が見つかった場合は胃カメラ検査を受けることになる

胃カメラ検査(胃内視鏡検査)とバリウム検査(胃レントゲン検査)は、どちらも上部の消化管の中を検査するものです。胃カメラによる内視鏡型の検査も、バリウムによる造影剤エックス線型の検査も、それぞれメリットやデメリットがあります。以下が検査ごとのメリットとデメリットになります。
胃カメラ、胃バリウムメリット・デメリット

どちらにもメリットとデメリットがありますが、バリウム検査で異常が見つかった場合は胃カメラ検査(胃内視鏡検査)を受ける必要性がでてくるため、最初から胃カメラ検査(胃内視鏡検査)を受けるほうが効率的だと言えるでしょう。

バリウム検査でげっぷをすると、発泡剤(空気)を追加するのはなぜ?

バリウム検査には、胃粘膜の状態を詳しく検査するという目的が含まれています。げっぷをしてしまうと、胃がしぼんだ状態になってしまい、病変があってもしぼんだしわの間に隠れてしまう可能性があるのです。

発泡剤(空気)は胃をふくらませてしわを作らないようにする役割を担うため、げっぷをしたら追加しなくてはいけません。ほかにも、胃の中のバリウムが水分を含んでしまったり、胃に食べ物が残っていたり、撮影時に息を止めることができていないと画像による診断が正確に行えません。バリウム検査を選ぶ際は気をつけましょう。

関連記事

胃カメラが苦しくて痛いのは過去の話? ラクに受ける4つのコツを紹介
胃カメラの費用から検査内容まで詳しく解説! 受診時の不快感を減らすコツも紹介
バリウム検査は危険? 有用性と副作用、注意点について解説

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
人間ドック健診のご相談はこちらから