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人間ドック・健診Q&A

40代が受けておきたい人間ドックって?

Answer

男性は前立腺がん検査、女性は30代同様、女性特有の疾患に特化した検査がよいでしょう。

男女で受けておきたい検査が異なる

40代の人が受けておきたい人間ドックの検査内容は男女で異なります。男性の場合は30代で受けておきたい検査内容に加え、40代から前立腺がんに対する検査も行うといいでしょう。また、女性の場合は30代同様、乳房や子宮など婦人科の病気に注意する必要があります。

男性は前立腺がんのリスクが上昇

男性は、40代を迎えると前立腺がんのリスクが高まります。前立腺がんは食文化の欧米化が原因といわれており、頻尿や排尿障害を症状とする前立腺肥大を併発することがあります。自覚症状がある人は前立腺がんの検査も行うようにしましょう。40代の男性が受けておきたい検査には以下のものがあります。

・血液検査 PA(PSA)

血液検査では、採取した血液からPA(PSA)という前立腺特異抗原を調べます。これは、前立腺肥大や前立腺炎の可能性を調べる検査項目です。

女性は継続して婦人科疾患に注意

40代では、女性特有の疾患である乳がんが発症のピークを迎え、子宮体がんは発症が急増、子宮頸がんの発症は30代がピークであるものの依然として高い水準にある年代です(国立がん研究センター「がん登録・統計」2014年データより)。女性特有の疾患に特化した検査は、30代以上に受けておきたい検査といえます。40代の女性が受けておきたい検査には以下のものがあります。医療施設によっては、婦人科疾患に特化した検査をいくつかパッケージにした「レディースドック」を用意していることがあるので、それを利用するのもよいでしょう。

・マンモグラフィ検査

マンモグラフィ検査は、乳房を機械で挟んで均一な厚みにしたところへエックス線を照射する検査です。乳房の石灰化を発見するのに有効です。

・乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)

乳腺エコー検査とは、乳房に超音波を当てて、跳ね返ってきた超音波から画像形成をする検査です。エックス線を使用しないため、被爆しないで検査を行えます。
「乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)」についてもっと詳しくみる→

・乳房視触診

乳房視触診とは、乳房を医師が診て、触ってしこりの有無や皮膚病編の有無を確認する検査です。
「乳房視・触診検査」についてもっと詳しくみる→

・子宮頸部細胞診

子宮頸部細胞診とは、子宮頸部の細胞を採取して、顕微鏡で調べる検査です。
「子宮頸部細胞診」についてもっと詳しくみる→

・子宮体部細胞診

子宮体部細胞診とは、子宮奥の細胞を採取して、顕微鏡で調べる検査です。
「子宮体部細胞診」についてもっと詳しくみる→

・コルポスコピー検査(膣拡大鏡検査)

コルポスコピー検査とは、専用の拡大鏡を使用して、膣を視診する検査です。
「コルポスコピー検査(膣拡大鏡検査)」についてもっと詳しくみる→

・HPV検査

HPV検査とは、子宮がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染の有無について調べる検査です。

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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