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人間ドック・健診Q&A

健診や人間ドックで見つかりやすい疾患は?

Answer

人間ドックは、がん・心臓疾患・脳血管疾患の発見が得意です。

リスクを把握して生活習慣の改善に役立てよう

健康診断(健診)や人間ドックで見つかる病気はさまざまです。しかし、その中でもがん・心臓疾患・脳血管疾患の3大疾患が多く見つかっています。健康診断や人間ドックは現在の健康状態を調べて、疾患の発症リスクや疾患の有無を明らかにする」ことを目的に行われます。再検査が必要との記載があれば、すみやかに受診するようにしましょう。また、要経過観察の場合でも、リスクを把握して生活習慣の改善に役立てることが重要です。

人間ドックで見つかりやすい疾患

具体的にどのような異常でどのような疾患が見つかりやすいか紹介します。

<高血圧>

高血圧とは、血圧が高い状態が続いていることです。血圧が高い状態が続くと血管に与えるダメージが大きくなり、血管が破れたり、切れたりと壊れやすくなりやすいです。生活習慣病の一つで、脳血管疾患や心臓疾患の原因になります。
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<高脂血症>

高脂質症とは、血液中の脂質が高い状態です。自覚症状はなく進行しますが、放っておくと血管が狭窄して脳血管障害や心筋梗塞・狭心症を引き起こすことがあります。
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<糖尿病>

糖尿病とは、血糖値が高い状態のことです。通常、血糖値は食後に上昇して、その後身体から分泌されるインスリンというホルモンにより、低下していきます。しかし、血糖値が高い状態が続くと、インスリンに対して抵抗するようになったり、ブドウ糖がすい臓を攻撃したりすることでインスリンの分泌量が減少し、さらに血糖値が高い状態を誘発します。血糖値が高い状態が続くと血管を傷つけ、血管は壊れやすくなってしまいます。

<不整脈>

不整脈とは、心臓の拍動が一定でなくなり、不規則に脈打つことです。運動時に見られる労作性不整脈や、起床時・就寝時など特異的にみられる不整脈があります。
「不整脈」についてもっと詳しくみる→

<がん>

がんは悪性腫瘍あるいは悪性新生物とも呼ばれ、日本人の死因第1位になっています。身体の細胞をがん化させ、増殖を繰り返しながら身体をむしばんでいく病気です。発生する部位により、名称が異なります。がんは初期段階で発見できると、5年後の生存率に大きな差が出てきます。厚生労働省の発表によると、がん全体をみたときに発生部位に限局しているがんの場合は5年生存率が80%を超えますが、遠隔転移している場合はほぼ10%にも届きません。

がんは初期段階から不快感や違和感として自覚症状を引き起こすものと、そうでないものに分けられます。たとえば、初期の胃がんでは胃部不快感や腹痛などの症状がみられることがありますが、すい臓がんや肝臓がんの初期段階では自覚症状がほとんどみられません。

人間ドックでは、PET検査やCT検査・MRI検査などで初期段階のがんの発見に役立てています。
「悪性腫瘍(がん・悪性新生物)」についてもっと詳しくみる→

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この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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