人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

胃がん検診のABC検診とは?

現在の一般の医療機関で受診することが出来る胃がん検診にはいくつかの種類があります。その中で最も最近話題に上ってきたのはabc検診と呼ばれる胃がん検診です。この胃がん検診は従来胃X 線検査や胃内視鏡検査を受ける習慣のなかった人に対して推奨しているリスク評価の様なものであり、徐々に普及を始めています。
胃がん検診としては胃部X線検査が最も一般的です。バリウムを飲んで胃の内壁に塗り、そこにX線を照射することで胃の内壁の様子を探ることが出来るのです。熟練した医師や技師であればその様な間接的な画像からであっても潰瘍などの存在を知ることが出来ます。現在においても最も人数多くこなすことが出来る胃の検査方法として現役です。
そしてこの胃部X線検査で何らかの所見があった場合、直接胃の中にカメラを挿入して目視で確認しようというのが胃カメラです。この胃カメラのメリットは直接的に胃の内部を確認することが出来、必要に応じて細胞の採取やポリープの切除なども出来る仕組みを持っています。従来は二次検査で行う検査でしたが、近年では自費の一次検査としても選択することが出来るようになってきました。この様な検査の2段構えで胃がん等の早期発見に努めています。
一方で近年話題になっているabc検診というのはこれらのいずれの検査も行わない人たちにとって、胃がんのリスクを知ってもらうために行われています。abc検診の要素としてはヘリコバクターピロリ抗体検査とペプシノーゲンと呼ばれる検査の2段構えです。この検査を受けることで胃の検査をしなくても胃がんのリスクを知ることが出来ます。これらの検査の結果の組み合わせで4段階の判定がなされ、場合によっては胃カメラの受診を推奨するというのがこのabc検診の目的です。このことからもわかるようにabc検診は胃の検査としては不十分です。血液検査だけを利用して間接的にしか把握することができません。そのため機会があるのであれば胃部X線検査や胃カメラを受けた方が良いでしょう。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。