[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 泉ガーデン桜十字クリニック (東京都 港区)
28,380円~80,000円(税込)
東京都 港区
六本木一丁目駅 / 神谷町駅
東京都港区六本木1-6-3泉ガーデンウィングB1
六本木一丁目駅直結の好立地。アクセス抜群のクリニックで専門医による内視鏡検査が受けられます。検査の流れを徹底的に考証し、充実した検査と短い待ち時間を両立しております。 また、桜十字グループのノウハウを共有して良質なサービスをお届けします。
広告 池袋桜十字クリニック (東京都 豊島区)
9,550円~132,000円(税込)
東京都 豊島区
池袋駅
東京都豊島区東池袋1-13-6ロクマルゲート池袋 7F
【2023年9月】池袋駅東口のサンシャイン通りに新規オープン! きれいで落ち着く院内をイメージしており、新しい医療機器を設置しております。池袋駅や池袋乗り換えの場所でお仕事されている方・お住まいの方におすすめです。
東京都荒川区西日暮里2-20-1ステーションポートタワー4F
東京都荒川区東日暮里6-1-1アトラスブランズタワー三河島2階
11月 | 12月 | 1月 |
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荒川区は東京都の特別区で、1932年に東京都35区制にともない誕生しました。特別区とは、東京都にある23の区のことをいい、地方自治法に基づき定められています。荒川区は路面を走る都電荒川線や、都内唯一の区営遊園地「あらかわ遊園」、生地織物の店が連なる「にっぽり繊維街」などが有名な下町情緒あふれる町です。
2021年10月現在の人口は約21.6万人(住民基本台帳による)です。国勢調査によれば、荒川区の人口は1995年にわずかに減少したものの、その後は現在に至るまで増加し続けています。なお、日本全体のピークは2008年であり、東京都では現在も人口増加が続いています。(いずれも国勢調査をもとにした推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所によれば、荒川区の人口は2040年の22.9万人をピークに減少に転じるとされています。
2021年10月現在における65歳以上の高齢者人口は約5.0万人で、高齢化率は23.1%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、荒川区の高齢化率は全国よりも低いと言えます。しかしながら東京23区の中では5番目に高く、多くの地方自治体同様、高齢者率は年々上昇しています。団塊ジュニア世代が65歳を迎える2040年には、24.6%まで増加すると予想されています。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の各区市町村では「65歳健康寿命」を独自に算出しています。65歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、荒川区の平均寿命と65歳健康寿命、65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都の平均)。65歳平均障害期間は、65歳の方が要介護認定を受けてから死亡するまでの期間の平均であり、値が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
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男性 | 82.09歳(82.93歳) | 1.57年(1.73年) | 79.5歳(81.1歳) |
女性 | 85.98歳(86.02歳) | 3.27年(3.53年) | 86.8歳(87.3歳) |
2019年現在における荒川区の65歳健康寿命は、男性82.09歳、女性85.98歳で、これは東京都23区のうち男性21位、女性11位です。東京都の平均と比較すると、荒川区は男女ともに平均寿命、健康寿命のいずれも短い結果となっています。区では、区民一人一人が生涯にわたって心身ともに健康で、生き生きと暮らせるまち「生涯健康都市あらかわ」の実現を目指すため「荒川区健康増進計画」を策定し、食生活改善や禁煙、運動の習慣化の啓蒙、普及活動など区民の健康寿命を延ばす取り組みを行っています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、荒川区と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
荒川区※2019年 | 悪性新生物(がん)26.8% | 心疾患16.0% | 老衰8.7% | 脳血管疾患7.4% | 肺炎7.1% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
荒川区の死因順位は日本全体と同じです。がん、心疾患、脳血管疾患の三大疾病が50.2%と半数以上を占めており、日本全体同様、生活習慣病による疾病の対策に課題があると言えます。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
荒川区が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、荒川区独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | 問診、胃部X線検査(バリウム)もしくは胃内視鏡検査(胃カメラ) | ・バリウム:35歳以上・胃カメラ:50歳以上偶数年齢 | ・バリウム:年1回・胃カメラ:2年に1回 | ・バリウム:無料・胃カメラ:1,000円 |
子宮頸がん | 問診、視診、内診、子宮頸部細胞診 | 20歳以上偶数年齢の女性 | 2年に1回 | 無料 |
肺がん | 問診、胸部X線検査、喀痰細胞診 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
乳がん | 問診、マンモグラフィ | 40歳以上偶数年齢の女性 | 2年に1回 | 無料 |
大腸がん | 便潜血検査2日法 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
荒川区のがん検診は、基本的に厚生労働省の指針に沿っています。独自の取り組みとして、胃がん検診のバリウム検査は国の指針より若い35歳から受診できる点が挙げられます。また、胃内視鏡検査(胃カメラ)を除いてすべてのがん検診を無料で受診でき、費用面での補助が手厚い点も特徴です。
荒川区はがん検診の無料クーポン配布は行っていませんが、胃がん検診の胃内視鏡検査(胃カメラ)を除き、すべてのがん検診を無料で受診できます。また、生活保護受給世帯等の方は胃内視鏡検査(胃カメラ)も無料で受診できます。
下記は、荒川区が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 22.2% | 29.3% | 20.1% | 35.7% | 26.9% |
2016年度 | 17.1% | 20.3% | 12.7% | 24.1% | 16.2% |
2017年度 | 17.5% | 20.6% | 12.0% | 23.2% | 15.2% |
2018年度 | 18.2% | 19.8% | 12.0% | 22.3% | 15.0% |
2019年度 | 17.9% | 18.6% | 12.2% | 21.7% | 14.5% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
荒川区の受診率は、すべての検診で日本全体を上回っています。胃内視鏡検査を除くすべての検診を無料化していることが奏功していると言えそうです。しかし受診率の推移をみると、胃がんと肺がんを除く検診で年々低下傾向にあります。
2016年度から受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、荒川区では次のような取り組みを行っています。
・胃がんリスク検査の実施 胃がんの早期発見やがん予防を目的として、血液検査によるピロリ菌感染の有無(ピロリ菌抗体検査)と胃粘膜の萎縮度チェック(ペプシノゲン検査)を実施。対象は、35~60歳の5歳刻み年齢の区民で、受診費は1,000円。
・肝炎ウイルス検査の無料実施 B型およびC型肝炎ウイルス検査を無料で実施。肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的としている。対象は、過去に肝炎ウイルス検診を一度も受けたことがない方。
・小中学生に対するがん教育 がん検診の医療スタッフが小中学校を訪問し、劇やクイズのほか、がんを体験した方を招いての講話など、子どものころからがんについての正しい知識・理解を深める取り組みを行っている。
荒川区では、国民健康保険または後期高齢者医療制度の被保険者である区民を対象に脳ドックの受診費用の一部が助成されます。助成内容は下記のとおりです。
【脳ドックの助成対象者】 40歳以上の国民健康保険または後期高齢者医療制度の被保険者である区民
【脳ドックの助成額】 脳ドック受診費用の半額 ※上限20,000円
脳ドックの助成対象となるには、以下の条件を満たすことが必要です。 ・受診時に、40歳以上の国民健康保険又は後期高齢者医療制度の被保険者であること ・保険料に滞納がないこと ・前年度に荒川区の脳ドック受診助成を受けていないこと
また、脳ドックの留意点は以下の通りです。 ・助成申請は、受診後1年以内 ・保険診療となる脳検査は対象外 ・オプションは助成対象外 ・脳ドックの代金が不明の場合や、領収書に内訳の記載がない場合は対象外
なお、2023年度、荒川区では「脳ドック受診&健康診査のコラボキャンペーン」を実施しており、先着200名に500円分の荒川区内共通お買い物券が進呈されます。キャンペーン参加条件など、詳細は荒川区サイトで確認してください。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されています。2023年8月現在、荒川区には人間ドック機能評価認定施設はなく、近隣の台東区に4施設、文京区に1施設、墨田区に1施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
荒川区は、区民一人一人が生涯にわたって心身ともに健康で、生き生きと暮らせるまち「生涯健康都市あらかわ」の実現を目指すため「荒川区健康増進計画」を策定し、下記のような健康増進のためのさまざまな施策を実施しています。
・あらかわウォーキングマップの配布 区民に運動習慣を身につけてもらうことを目的に、ウォーキングコースを設定。荒川区内の12のウォーキングコースの距離、歩数、時間、消費カロリー、トイレや休憩できるベンチの場所とともに紹介するウォーキングマップを配布している。
・減塩と食生活改善の推進 糖尿病や生活習慣病予防のため、野菜と高血圧に関する普及啓発冊子の作成や専門家の講演会の開催、飲食店におけるスイングポップによる周知を行い、減塩やバランスのよい食生活の知識の普及と実践できる取り組みを推進している。
※本記事は2021年12月時点の情報を元に作成しています。