[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 二子玉川メディカルクリニック (東京都 世田谷区)
3,300円~153,000円(税込)
東京都 世田谷区
二子玉川駅
東京都世田谷区玉川3-15-1曽根ビル5F
二子玉川駅西口より徒歩3分。 鎮静剤を利用した内視鏡検査を中心とした人間ドックで早期発見・早期治療に努めること、慢性疾患の方の生活習慣の改善に総合的に取り組んでいくことなどで地域の皆様が笑顔で健康で過ごせるようサポートいたします。土日にも健診を受けて頂けますので平日お忙しい方もぜひ。
広告 池袋桜十字クリニック (東京都 豊島区)
9,550円~132,000円(税込)
東京都 豊島区
池袋駅
東京都豊島区東池袋1-13-6ロクマルゲート池袋 7F
【2023年9月】池袋駅東口のサンシャイン通りに新規オープン! きれいで落ち着く院内をイメージしており、新しい医療機器を設置しております。池袋駅や池袋乗り換えの場所でお仕事されている方・お住まいの方におすすめです。
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東京都江戸川区は東京都の特別区のひとつです。特別区とは、東京都にある23の区のことをいい、地方自治法に基づき定められています。江戸川区は東京都の特別区(東京23区)の最東端に位置しており、特別区の中で4番目に面積の広い区(総面積49.09平方キロメートル)です。1932年10月に、旧小岩・旧松江・旧小松川町、旧鹿本・旧篠崎・旧瑞江・旧葛西村が合併して誕生しました。
2021年9月現在の江戸川区の人口は約69.2万人(住民基本台帳による)です。2020年の国勢調査(速報値)によると、江戸川区の人口は増え続けていますが、増加率の減少から過渡期と考えられます。なお、日本全体のピークは2008年であり、東京都の人口は現在も人口増加が続いています(いずれも国勢調査をもとにした推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、江戸川区の人口は2015年にピークを迎えると予想されていましたが、実際には2020年に69.8万人(国勢調査速報値)まで増加しています。また、同推計によると江戸川区の人口は2045年には約62.0万人に減少するとされています。
2021年9月現在における65歳以上の高齢者人口は約14.8万人で、高齢化率は約21.3%です。日本全体の高齢化率は28.8%(2020年10月時点)であることから、全国と比べて江戸川区の高齢化は進みが遅いと言えます。また東京23区の中で見ると、2021年1月時点の江戸川区の高齢化率(21.2%)は23区中11位でほぼ真ん中に位置しています。しかしながら、多くの自治体同様、高齢者の人口は年々増加していることから、今後高齢化率も高まることが予想されます。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の各区市町村では「65歳健康寿命」を独自に算出しています。5歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、江戸川区の平均寿命と健康寿命、および65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都の平均)。65歳平均障害期間とは、65歳の方が要介護認定を受けてから死亡するまでの平均期間であり、長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
---|---|---|---|
男性 | 82.41歳(82.93歳) | 1.54年(1.73年) | 79.7歳(81.1歳) |
女性 | 85.83歳(86.02歳) | 3.27年(3.53年) | 86.4歳(87.3歳) |
2019年現在の江戸川区の65歳健康寿命は、男性82.41歳、女性85.83歳で、これは東京23区のうち男性18位、女性16位です。東京都の平均と比較すると、江戸川区は男女ともに65歳健康寿命が短いことがわかります。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、東京都江戸川区と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
江戸川区※2019年 | 悪性新生物(がん)29.1% | 心疾患14.3% | 老衰8.6% | 脳血管疾患7.4% | 肺炎6.5% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
江戸川区の死因順位は日本全体と同じです。ポイント数では、1位のがんが日本全体を1.8ポイント上回っていますが、2位の心疾患から5位の肺炎は日本全体をわずかに下回っています。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
江戸川区が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、江戸川区独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | ・30~49歳胃部X線検査(バリウム)・50歳以上胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ)のいずれか | 30歳以上※胃カメラは前年度同検査未受診者のみ | ・バリウム年1回・胃カメラ2年に1回 | 無料※胃カメラにて生体検査を行った場合の費用は自己負担(2,000~5,000円程度) |
子宮頸がん | 問診、視診、子宮頸部細胞診、内診※医師が必要と判断した場合は子宮体部細胞診 | 20歳以上の女性※前年度未受診者 | 2年に1回 | 無料 |
肺がん | 胸部X線検査、喀痰検査 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
乳がん | ・30~39歳の女性:問診、超音波検査(乳腺エコー)・40~64歳の女性:問診、超音波検査またはマンモグラフィ・65歳以上の女性:問診、マンモグラフィ | 30歳以上の女性※マンモグラフィは前年度同検査未受診者のみ | ・エコー年1回・マンモグラフィ2年に1回 | 無料 |
大腸がん | 便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
前立腺がん | 血液検査(PSA値) | 60・65・70歳男性 | 年1回 | 1,000円 |
口腔がん | 視触診※歯科医師が必要と判断した場合のみ細胞診 | 40歳以上※前年度未受診者 | 2年に1回 | 無料 |
江戸川区は非常にがん検診が充実している自治体のひとつであり、厚生労働省の指針よりも検診体制が手厚いです。たとえば胃がん検診は30歳からバリウム検査を年1回受けることができます(国の指針は40歳以上)。また、乳がん検診は国の指針より10歳早い30歳から超音波検査を受けることができ、40〜64歳はマンモグラフィと超音波検査のいずれかを選択することが可能です。さらに指針にはない前立腺がん検診および口腔がん検診を実施しているのが特徴です。
江戸川区のがん検診は、すべての検診が基本的に無料であることが最大の特徴です。これは他の自治体と比較しても、非常に手厚い施策であるといえます。
ただし入院中の方、妊産婦の方、施設入所中の方は検診の対象外となります。また検診の結果、治療や精密検査が必要となった場合は自己負担(保険診療)となります。
下記は、江戸川区が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.6% | 15.9% | 9.7% | 5.5% | 6.6% |
2016年度 | 9.1% | 14.7% | 9.3% | 16.0% | 5.5% |
2017年度 | 8.6% | 12.7% | 8.4% | 13.8% | 5.2% |
2018年度 | 8.2% | 12.7% | 8.2% | 12.5% | 5.3% |
2019年度 | 7.9% | 12.4% | 7.6% | 12.7% | 5.1% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
江戸川区のがん検診受診率は、胃がん・肺がん検診を除き、日本全体の受診率を下回っています。近年の推移を見ると、ほとんどの検診で受診率は低下傾向であり、これは日本全体と同様の傾向です。
2016年度から一部の受診率が顕著に増減している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、江戸川区では次のような取り組みを行っています。
・肝炎ウイルス検査の無料実施 血液検査による肝炎ウイルス検査(B型・C型)を無料で実施。肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的としている。予約不要で、対象は過去に肝炎ウイルス検診の受診歴がない方。
・がん検診費用の無料化 江戸川区民はがん検診を原則無料で受けることができる。受診者の費用負担を減らすことで受診率向上に取り組んでいる。
・がん予防推進月間 区民ががんに対する正しい知識を得ることを目的に、「がん予防推進月間」を設けて啓発活動に取り組んでいる。がん予防推進月間では、シンポジウムや街頭キャンペーン、SNSなどを利用して区民にがん検診についての情報を発信している。
江戸川区では、人間ドックの補助や助成は行っていません。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち江戸川区内の機能評価認定施設は2023年8月現在で1施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
江戸川区では健康寿命の延伸に向け、健康課題を洗い出すとともにライフステージに応じた健康目標を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
・江戸川区8020応援キャラクター「リッパー」 よい食事のためには歯の健康も大切であるという観点から8020運動(80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動)に力を入れている。区独自の8020応援キャラクター「リッパー」のアニメーション教材などを利用し、幼少期から歯の健康を意識できるよう工夫。
・生活習慣病予防健診の無料化 40歳未満の区民には区民検診、江戸川区国民健康保険に加入している40~74歳の区民には国保検診、75歳以上の区民には長寿検診を実施している。がん検診と同様に、これらの健診もすべて無料で受けることが可能。
・フレイル予防事業 より早期からの介護予防(フレイル予防)事業として、閉じこもり予防に有効な「地域ミニデイサービス」を拡大するほか、社交ダンスのステップを熟年者向けに簡単にした江戸川区独自のリズム運動やウォーキングなどを実施。熟年者向けの軽い運動の啓発を通じて運動習慣だけでなく仲間づくりを促進できるような施策を行っている。
※本記事は2021年10月時点の情報を元に作成しています。