[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 東京千住・尚視会クリニック健診プラザ (東京都 足立区)
9,800円~300,000円(税込)
東京都 足立区
北千住駅
東京都足立区千住3-72白亜ビル4階・5階
東京千住・尚視会健診プラザは、より広い範囲で病気を発見するための健診や人間ドックなどに対応しています。 当施設の特徴は、北千住駅から徒歩2分の好立地、大腸カメラ検査の前処置用の完全個室や女性専用スペースを用意し、女性が快適に検査を受けられる環境をご用意していることです。
広告 三田国際ビルクリニック (東京都 港区)
9,500円~143,000円(税込)
東京都 港区
三田駅 / 田町駅 / 芝公園駅 / 赤羽橋駅 / 麻布十番駅
東京都港区三田1丁目4番28号三田国際ビル3階
<慶應義塾大学の専門医による総合健診クリニック>慶應義塾大学出身の各科専門医がそれぞれの専門性を発揮し、内科診察、内視鏡検査、画像診断、婦人科診察を行なっています。苦痛を最小化する経鼻内視鏡・低線量AIDR3DマルチスライスCT・女性婦人科医師による全身の検査が可能です。新型コロナウイルスの感染防止策を徹底しております。
東京都府中市宮町1-40KDX府中ビル4階
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府中市は東京都多摩地区に位置する市で、1954年に府中町、多磨村および西府村の1町2村が合併し誕生しました。大化の改新(西暦645年)後に武蔵国の国府が置かれた大国魂(おおくにたま)神社や、日本初の公園墓地である多磨霊園など歴史的な場所があるほか、多摩川や浅間山など豊かな自然にも恵まれています。
2021年12月1日現在の人口は約26.0万人(住民基本台帳による)です。「府中市人口ビジョン(2015年)」および直近の国勢調査(2020年)によれば、府中市の人口は1920年以降2020年現在まで増加し続けており、東京都全体も同様に増加傾向です。なお、日本全体のピークは2008年です(国勢調査をもとにした推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、府中市の人口は2025年に26.5万人でピークを迎えたのち減少に転じるとされています。
2021年12月現在における府中市の65歳以上の高齢者人口は約5.8万人で、高齢化率は22.2%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、府中市の高齢化率は日本全体よりも低いと言えます。しかしながら、「府中市人口ビジョン(2015年)」によれば府中市の生産年齢人口(15~64歳)はすでに横ばい状態であり、少子高齢化の進行が指摘されています。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の各区市町村では「65歳健康寿命」を独自に算出しています。65歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、府中市の平均寿命と65歳健康寿命、65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都の平均)。65歳平均障害期間は、65歳の方が要介護認定を受けてから死亡するまでの期間の平均であり、値が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
---|---|---|---|
男性 | 83.12歳(82.93歳) | 1.67年(1.73年) | 81.4歳(81.1歳) |
女性 | 86.09歳(86.02歳) | 3.52年(3.53年) | 87.5歳(87.3歳) |
2019年現在の府中市の65歳健康寿命は、男性83.12歳、女性86.09歳です。東京都の平均と比較すると、女性は同程度であり、男性はわずかに上回っています。また、府中市の男性は平均寿命が東京都の平均より長く、65歳平均障害期間(介護などで寝たきりの期間)は短いことから、比較的健康で長生きをする傾向であると言えます。
府中市では市民の健康寿命を延ばすために「第3次府中市保健計画」を策定し、市民の健康管理や健康的な生活習慣の定着をサポートしています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、府中市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
府中市※2019年 | 悪性新生物(がん)28.3% | 心疾患14.8% | 老衰8.3% | 肺炎7.2% | 脳血管疾患6.7% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
府中市の死因を日本全体と比較すると、老衰と脳血管疾患による死亡割合が低い一方で、がんによる死亡割合が日本全体より高いです。がんによる死亡の割合が高い要因のひとつとして、乳がんを除くがん検診の受診率が低いことが考えられます(「4-1.府中市のがん検診受診率の現状」参照)。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
府中市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | 問診、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | ・バリウム:40歳以上・胃カメラ:50~74歳の偶数年齢 | ・バリウム:年1回・胃カメラ:2年に1回※胃カメラを受診した年の翌年度は、バリウムも受診不可 | ・バリウム500円(集団)・胃カメラ2,500円(個別) |
子宮頸がん | 問診、視診、内診および子宮頸部細胞診 | 20歳以上女性 | 2年に1回 | 500円 |
肺がん | 問診、胸部X線検査、喀痰細胞診※喀痰検査は50歳以上で喫煙指数600以上の方のみ | 40歳以上 | 年1回 | 500円 |
乳がん | 問診、マンモグラフィ | 40歳以上女性 | 2年に1回 | 500円 |
大腸がん | 問診、便潜血検査2日法(検便) | 40歳以上 | 年1回 | 500円 |
府中市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。特徴として、胃カメラを除くすべてのがん検診をワンコイン(500円)で受けることができます。また、がん検診の申し込み受付は先着順で、定員に達した場合は申し込み期間内でも受付を終了する場合があります。
府中市ではがん検診の無料クーポンは配布されていません。
ただし、次の方は受診時に必要書類を提出することでがん検診を無料で受診することができます。 ・中国残留邦人などの生活支援給付受給者の方 ・生活保護受給世帯者の方
詳細は府中市サイトをご確認ください。
下記は、府中市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 2.6% | 15.0% | 0.7% | - | 6.0% |
2016年度 | 5.0% | 14.5% | 0.5% | 25.8% | 6.6% |
2017年度 | 5.2% | 14.2% | 1.3% | 26.2% | 6.3% |
2018年度 | 5.1% | 13.6% | 1.2% | 24.6% | 6.6% |
2019年度 | 4.7% | 13.3% | 1.2% | 23.4% | 5.5% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
府中市のがん検診受診率は、乳がんを除いて日本全体を下回っています。近年の受診率の推移をみると、いずれの検診も横ばいもしくは減少状態にあり、これは日本全体と同様の傾向です。
日本全体のデータにおいて、2016年度から一部の受診率が低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
府中市では、がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、「第3次府中市保健計画」に基づき次のような取り組みを行っています。
・無料の肝炎ウイルス検診の実施 40歳以上の市民を対象として、肝炎ウイルス検診を無料で実施(過去に肝炎ウイルス検診の受診歴がある方や、職場で受診機会がある方を除く)。肝炎ウイルス感染を早期に発見する機会を提供し、肝臓がんや肝硬変への進行を防止することを目的としている。
・複数のがん検診を同日に受診できる環境の整備 乳がん検診と大腸がん検診を同日に受けられる「セット受診」を府中市保健センターで実施。対象は当該年度内に41〜59歳の奇数年齢になる女性。
・喫煙による健康への悪影響を防止 府中駅、分倍河原駅、府中本町駅、中河原駅、東府中駅の周辺地区のうち、とくに喫煙を禁止する必要がある道路を「喫煙禁止路線」に指定。喫煙行為の終日禁止や、定期的なパトロール活動を実施し、喫煙および受動喫煙による健康への悪影響の防止と、がん予防に取り組んでいる。
府中市では、市民を対象に人間ドックの費用の一部が助成されます。助成内容は下記のとおりです。
【助成対象者】 20歳以上の府中市民
【助成額】 上限10,000円(受診料の2分の1以内)
助成対象となるには、いくつかの条件があります。 ・受診日および助成申請日において20歳以上であること ・全額自己負担で受診した人間ドックであること ・年度内に1回のみ ・市が指定する検査項目すべてを実施する人間ドックであること ・申請日において未納の市民税がないこと
また、助成を受けるためには人間ドック受診後に検査結果や領収書の写しなどの必要書類を提出する必要があります。詳細は府中市サイトでご確認ください。
府中市では市民のよりよい健康状態を目指して下記のような取り組みを実施しています。若年層向けの健康診査や歯科健康診査の実施や、健康習慣をうながすためのトレーニング室の設置など、幅広い世代に向けた取り組みが行われています。
・若い世代の健康診査を無料で実施 生活習慣病の早期発見と予防を目的として若年層健康診査を実施。費用は無料。検査内容は問診、身体計測、血圧測定、尿検査、血液検査、胸部X線検査、心電図、眼底検査(医師の判断による)。対象は18〜39歳の市民のうち職場で健康診査を受ける機会のない方。
・成人歯科健康診査の対象年齢を拡大 20〜100歳までの所定の年齢の市民を対象に成人歯科健康診査を実施(国の指針では40・50・60・70歳のみが対象)。成人歯科健康診査では虫歯や歯周病を早期発見・治療し、歯の喪失を防ぐことを目的としている。
・健康増進室の設置 市民の生活習慣病の予防と健康維持のために、健康センターの一室で運動指導を実施。利用登録をすると、メタボ予防体操やロコモ予防体操などのプログラムに参加したり、ランニングマシンで自由にトレーニングを行ったりすることが可能。対象は20歳以上の市民。利用料金は市民450円、市内在勤者600円、市外の方900円。
・健康に関する情報誌の配布 健康づくりに役立つ情報をまとめた情報誌「健康応援ガイド」を、市内の保健センターや文化センターなどで毎年度4月に配布。保健センターで実施している健(検)診や予防接種、健康講座などの情報を広報している。2022年度は各家庭に配布予定。
※本記事は2022年2月時点の情報を元に作成しています。