[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 泉ガーデン桜十字クリニック (東京都 港区)
28,380円~80,000円(税込)
東京都 港区
六本木一丁目駅 / 神谷町駅
東京都港区六本木1-6-3泉ガーデンウィングB1
六本木一丁目駅直結の好立地。アクセス抜群のクリニックで専門医による内視鏡検査が受けられます。検査の流れを徹底的に考証し、充実した検査と短い待ち時間を両立しております。 また、桜十字グループのノウハウを共有して良質なサービスをお届けします。
広告 二子玉川メディカルクリニック (東京都 世田谷区)
3,300円~153,000円(税込)
東京都 世田谷区
二子玉川駅
東京都世田谷区玉川3-15-1曽根ビル5F
二子玉川駅西口より徒歩3分。 鎮静剤を利用した内視鏡検査を中心とした人間ドックで早期発見・早期治療に努めること、慢性疾患の方の生活習慣の改善に総合的に取り組んでいくことなどで地域の皆様が笑顔で健康で過ごせるようサポートいたします。土日にも健診を受けて頂けますので平日お忙しい方もぜひ。
東京都葛飾区亀有3-36-3
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葛飾区は映画『男はつらいよ』やマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)』の舞台となっている有名な下町で、東京都の北東部に位置しています。江戸川・荒川・中川3つの一級河川に囲まれた緑豊かな特別区です。特別区とは、東京都にある23の区のことをいい、地方自治法に基づき定められています。
2021年10月現在の人口は約46.2万人(住民基本台帳による)です。国勢調査によれば、葛飾区の人口は増え続けており、2025年ごろまでは現在と同程度の人口規模で推移することが見込まれています。なお、日本全体の人口ピークは2008年であり、東京都の人口は現在も人口増加が続いています(いずれも国勢調査をもとにした推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所によれば、葛飾区の人口は現状のままでは2045年には約40.3万人に減少すると推計されています。
2021年10月現在における65歳以上の高齢者人口は約11.4万人で、高齢化率は24.7%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、葛飾区の高齢化は日本全体よりは進みが遅いと言えます。しかし徐々に人口減少が進んでいることには変わらず、多くの地方自治体同様、総人口の減少に対して高齢者の人口比率は増加しています。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の各区市町村では「65歳健康寿命」を独自に算出しています。65歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、葛飾区の平均寿命と65歳健康寿命、および65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都の平均)。65歳平均障害期間とは、65歳の方が要介護認定を受けてから死亡するまでの平均期間で、長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
平均寿命※2015年 | 65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | |
---|---|---|---|
男性 | 79.8歳(81.1歳) | 82.12歳(82.93歳) | 1.94歳(1.73歳) |
女性 | 86.4歳(87.3歳) | 85.22歳(86.02歳) | 3.95歳(3.53歳) |
葛飾区の2019年現在の65歳健康寿命は、男性82.12歳、女性85.22歳で、これは東京23区のうち男性20位、女性22位です。東京都平均と比較すると、葛飾区は男女ともに健康寿命が短く平均障害期間が長い、という結果でした。2019年3月策定の「第2次かつしか健康実現プラン・葛飾区食育推進計画」では、基本理念を「すべての区民が健康でいきいきと安心して暮らせるまち」と定め、区民の健康寿命の延伸を図っています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、葛飾区と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
葛飾区※2018年 | 悪性新生物(がん)28.4% | 心疾患15.1% | 肺炎7.6% | 脳血管疾患7.5% | 老衰6.8% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
葛飾区の死因順位は、日本全体同様、1位2位4位に生活習慣病の三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)がランクインしています。ポイント数を見ると、老衰は5位で日本全体を大きく下回り、約2ポイント低い数値になっています。要因として葛飾区の平均寿命の短さがあり、老衰よりも、がん、心疾患、肺炎などによる死亡の多さが影響していると考えられます。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
葛飾区が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、葛飾区独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | 胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | ・バリウム40歳以上・胃カメラ50歳以上 | ・バリウム年1回・胃カメラ2年に1回 | 1,000円 |
子宮頸がん | 問診、視診、内診、子宮頸部細胞診 | 20歳以上女性 | 年1回 | 1,000円 |
肺がん | 問診、胸部X線検査、喀痰検査※喀痰検査は50歳以上で喫煙指数600以上の方のみ | 40歳以上 | 年1回 | 1,000円※喀痰検査は+500円 |
乳がん | 問診、視触診、マンモグラフィ | 40歳以上女性 | 2年に1回 | 1,000円 |
大腸がん | 便潜血反応検査 | 40歳以上 | 年1回 | 500円 |
前立腺がん | 血液検査(PSA値) | 60歳~74歳男性 | 年1回 | 1,000円 |
葛飾区のがん検診は、ほぼ厚生労働省の指針通りです。子宮頸がん検診の受診間隔は指針よりも多く、年1回となっています。さらに指針にはない前立腺がん検診を運用しています。
葛飾区のがん検診の無料クーポンは下記の通りです。区内在住の対象者には5月末に受診票と無料クーポン券が送付されます。
種類 | 対象者※年齢は当該年度4月1日時点で判定 | 無料になる検査項目 |
---|---|---|
子宮頸がん | 20歳の女性 | 問診、視診、内診、子宮頸部細胞診 |
乳がん | 40歳の女性 | 問診、視触診、マンモグラフィ |
そのほか、葛飾区在住で区の長寿(後期高齢者)医療健康診査、基本健康診査、特定健康診査、特定健康診査追加検査の対象となる40歳以上の方は肺がん検診が無料となります(医師が必要と認めた場合、喀痰検査は500円)。
下記は、葛飾区が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 1.0% | 18.1% | 15.8% | 13.4% | 11.3% |
2016年度 | - | 16.1% | 15.0% | 12.8% | 9.4% |
2017年度 | 1.9% | 14.6% | 14.1% | 12.0% | 9.4% |
2018年度 | 1.4% | 16.5% | 13.4% | 14.3% | 8.7% |
2019年度 | 5.6% | 19.5% | 12.5% | 16.3% | 8.2% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
葛飾区のがん検診受診率は、日本全体と比較すると子宮頸がん・肺がん・大腸がん検診の受診率は高く、胃がん・乳がん検診は低いという状況です。日本全体で全検診の受診率が低下している中、葛飾区では子宮頸がん・乳がん検診の受診率は改善傾向です。
2016年度から一部の受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、葛飾区では次のような取り組みを行っています。
・がん検診の同時受診 肺がん・大腸がん・前立腺がん検診は、区が行う健康診査(長寿医療健康診査、基本健康診査、特定健康診査、特定健康診査追加検査)で同時受診できる。
・胃がんハイリスク検診 葛飾区特定健康診査を受診する40・50・60歳の方を対象に、胃がんハイリスク検診を実施。受診費は1,000円。
・B型・C型ウイルス肝炎検査(血液検査)の無料実施 肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B・C型ウイルス肝炎検査を実施。過去にB・C型ウイルス肝炎検査を受けたことがない方、または医師が必要と認めた方は無料で受診できる。特定健康診査等と同時受診が可能。
・がん検診予約や問い合わせが年中無休(はなしょうぶコール) 葛飾区のがん検診予約はハガキ、電子申請でも受け付けているが、電話の場合は区のコールセンターである、はなしょうぶコールで予約が可能。区のがん検診の予約のほか、がん検診についての問い合わせも可能。受付時間は午前8時~午後8時まで、年中無休。
葛飾区では、人間ドックの補助や助成は行っていません。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されています。2023年8月現在、葛飾区には人間ドック機能評価認定施設はなく、近隣の江戸川区に1施設、墨田区に1施設、台東区に4施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
葛飾区では区民の健康寿命の延伸に向けて、さまざまな取り組みを行っています。ユニークな取り組みを紹介します。
・かつしか健康チャレンジ 「歩く」「食べる」「測る」「学ぶ」を中心に、健康づくりに関する総合的な支援を実施する。スマートフォンに、専用のアプリをダウンロードし、バーチャルウォーキングをしたり、歩数や体重を記録したりする。またトレーニング、食事、心のマネージメントなどのセミナーも開催。健康づくりをトータルサポートする。
・若い世代とパパママのための健診 20~39歳までの方、または3歳未満の子どもの親は、区内指定の医療機関で身体計測・身体所見・血圧測定・尿検査・血液検査および胸部エックス線撮影(受診者の希望のある場合、または医師の判断により実施)が無料で受診できる。
・成人歯科健康診査 年度内に40~70歳の5歳刻み年齢となる方が対象。受診票は5月下旬に発送される。健診実施期間は6月1日から9月30日まで。費用は無料。
※本記事は2021年10月時点の情報を元に作成しています。