[広告]神奈川県周辺で人間ドックに関連する医療施設
神奈川県茅ヶ崎市元町2-4 山鉄ビル6F
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神奈川県茅ヶ崎市幸町14-1
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茅ヶ崎市は神奈川県の中南部に位置する市で、1947年の市制施行で誕生しました。1955年に旧小出村との分村合併により現在の市域となりました。その後都市化が進み、1989年には県内で7番目の20万人都市へと発展しました。
2022年1月現在の人口は約24.4万人(推計人口)です。国勢調査によれば、茅ヶ崎市の人口増加は現在も続いていますが、近年は横ばいの傾向にあります。神奈川県全体の人口も同様に微増傾向であり、日本全体は2008年にピークを迎えています(いずれも推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、茅ヶ崎市の人口は2020年にピークを迎え、2045年には約22.7万人に減少するとされていますが、2021年10月現在では微増傾向が続いています。
茅ヶ崎市の2022年1月現在における65歳以上の高齢者人口は約6.5万人で、高齢化率は26.6%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、茅ヶ崎市の高齢化率は日本全体よりやや低いと言えます。しかし多くの地方自治体と同様、総人口に対する高齢者人口の割合は増加しています。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。
下記は、茅ヶ崎市の2014年から2018年の健康寿命です。茅ヶ崎市では、平均寿命と健康寿命の値に国保データベースシステムの「平均余命」と「平均自立期間」を用いています。
2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | |
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男性 | 80.7 | 81.1 | 81.2 | 81.3 | 81.4 |
女性 | 85.0 | 85.7 | 84.9 | 85.3 | 85.1 |
2018年現在の茅ヶ崎市の健康寿命は、男性81.4歳、女性85.1歳です。男性の健康寿命は2014年以降順調に延伸していますが、女性は年度によって値に増減がみられます。
茅ヶ崎市の食育推進・健康増進・歯及び口腔の健康づくり推進の3つの計画を合わせた「茅ヶ崎みんなの食と元気と歯っぴぃ計画」では、「平均寿命の延伸の増加分を上回る健康寿命の延伸」を基本目標としています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、茅ヶ崎市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
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茅ヶ崎市※2019年 | 悪性新生物(がん)29.5% | 心疾患13.7% | 老衰9.5% | 脳血管疾患6.8% | 肺炎6.2% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
茅ヶ崎市の死因順位は日本全体と同じです。ポイント数では、2位の心疾患や4位の脳血管疾患は日本全体を下回っていますが、1位のがんは日本全体を2.2ポイント上回っています。がんの予防や早期発見には、生活習慣の改善に加え、定期的ながん検診受診が大切です。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
茅ヶ崎市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、茅ヶ崎市独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
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胃がん | 問診、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | ・バリウム:40歳以上・胃カメラ:50歳以上偶数歳 | ・バリウム:年1回・胃カメラ:2年に1回 | ●バリウム・集団:1,000円・個別:3,100円●胃カメラ:5,000円(個別のみ) |
子宮がん | 問診、子宮頸部細胞診※医師が必要と認めた場合、子宮体部検査を実施(個別検診のみ) | 20歳以上偶数歳女性 | 2年に1回 | ・集団:900円・個別:2,000円※子宮体部検査実施は別途1,500円(個別のみ) |
肺がん | 問診、胸部X線検査※必要な方に喀痰検査も実施 | 40歳以上 | 年1回 | 1,000円(個別のみ)※喀痰検査実施は別途500円 |
乳がん | 問診、マンモグラフィ※40歳代はマンモグラフィ2方向、50歳以上は1方向※個別検診に限り、視触診も希望者に実施 | 40歳以上偶数歳女性 | 2年に1回 | ●2方向・集団:1,500円・個別:2,000円●1方向・集団:1,000円・個別:1,500円※視触診実施は別途1,000円(個別のみ) |
大腸がん | 問診、便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 | ・集団:600円・個別:1,000円 |
茅ヶ崎市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。子宮がん検診では医師が必要とした場合に子宮体部検査を実施しています。
茅ヶ崎市では、がん検診の無料クーポンは配布されていません。
ただし、次の方は無料でがん検診を受診できます。 ・後期高齢者医療保険証を持っている方 ・生活保護受給世帯の方 ・市民税非課税世帯の方
詳細は茅ヶ崎市サイトで確認してください。
下記は、茅ヶ崎市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 4.7% | - | 10.6% | - | 11.8% |
2016年度 | 7.3% | 14.0% | 10.3% | - | 10.3% |
2017年度 | 7.2% | 12.0% | 9.3% | 10.7% | 9.3% |
2018年度 | 7.0% | 9.7% | 8.7% | 10.5% | 8.7% |
2019年度 | 6.8% | 9.8% | 8.2% | 10.3% | 8.1% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
茅ヶ崎市のがん検診受診率は、肺がん検診と大腸がん検診が日本全体をわずかに上回っているものの、その他の検診は下回っています。とくに子宮頸がん検診と乳がん検診は、データのある年度において日本全体を6~7ポイントほど下回っています。受診率の推移をみると、ほとんどの検診が年々低下傾向にあり、これは日本全体においても同様の傾向です。
日本全体のデータにおいて、2016年度から一部の受診率が顕著に減少している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去、国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、茅ヶ崎市では次のような取り組みを行っています。無料の口腔がん検診や、保健師による禁煙サポートなどがあります。
・無料の口腔がん検診の実施 口腔がんとは舌や歯茎、頬の粘膜など主に口の中にできるがんであり、他のがんと同様に早期発見と早期治療が大切である。茅ヶ崎市では、20歳以上の市民を対象に、無料の口腔がん検診を実施。ハガキによる申し込み制、抽選で40名まで。
・肝炎ウイルス検診の実施 肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなり得る肝炎ウイルス(B型・C型)を調べる肝炎ウイルス検診を実施。茅ヶ崎市では、40歳の方は無料、41歳以上の方で過去に肝炎ウイルス検診を受けたことがない方は2,000円(特定健康診査と同時受診の場合は1,200円)で受診できる。
・保健師による禁煙サポート 「たばこをやめたい」と思っている方を対象に、保健師が禁煙サポートを行っている。禁煙方法について、保健師から電話やメールなどでのサポートが受けられる。
茅ヶ崎市では、人間ドックの補助や助成は行っていません。
茅ヶ崎市は「茅ヶ崎みんなの食と元気と歯っぴぃ計画」に基づき、さまざまな取り組みを行っています。高齢者のための電動アシスト自転車の貸出、肥満の方のためのオーダーメードダイエットなどがあります。
・電動アシスト自転車の貸出 60歳以上を対象とした電動アシスト自転車の貸出事業。買い物など日常の移動を車ではなく、自転車に転換していくことで、高齢者の足腰を鍛えて転倒などによる寝たきりを防ぐことを目的としている。市に応募して選定された方(定員40名)は、無料で半年間、2輪または3輪の電動アシスト自転車を借りることができる。
・オーダーメードダイエット(肥満解消講座)の実施 74歳以下でBMIが24.0から30.0までの方を対象とした個別の減量プラン。全10~15講座(個別面接、ダイエットの基本、食事の講話、運動教室など)に参加し、個々の減量プランに約4ヶ月間取り組む。定員は10名。
・「市民まなび講座」の実施 市職員による無料の出前講座を実施している。10人以上の団体を対象に、およそ2時間以内で行われる。講座メニューは、市政についての講座や生活に役立つ講座などさまざまであり、健康の項目では、がん検診について学べる講座もある。
※本記事は2022年2月時点の情報を元に作成しています。