[広告]神奈川県周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 金沢さくら医院 (神奈川県 横浜市金沢区)
5,500円~79,800円(税込)
神奈川県 横浜市金沢区
金沢文庫駅
神奈川県横浜市金沢区谷津町35VICSビル3F4F
年間4,500件の人間ドック実績。女性院長の健診クリニック。 金沢文庫駅すぐ、駐車場も併設の施設にございますのでアクセスしやすい医院です。
広告 ゆうあいクリニック (神奈川県 横浜市港北区)
190,000円~352,000円(税込)
神奈川県 横浜市港北区
北新横浜駅 / 新横浜駅
神奈川県横浜市港北区北新横浜1-6-2
毎年、約15,000件の検査実績! 2004年の開院以来、がんを中心に、脳の病気、女性特有の病気、生活習慣病など、幅広い病気を検査しています。
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相模原市は、神奈川県北部に位置し、2006年に旧相模原市と旧相模湖町・津久井町が、2007年にさらに旧城山町・藤野町が合併して現在の相模原市となっています。その後2010年に政令指定都市に移行し、人口規模としては神奈川県内で横浜市と川崎市に次ぐ3位の自治体です。政令指定都市とは、地方自治法にもとづき政令によって指定される、人口50万人以上の市を指します。2021年現在、20市が指定されています。
2021年6月現在の人口は約71.9万人(住民基本台帳による)です。国勢調査をもとにした推計人口によれば、相模原市の人口は2018年まで増加傾向にありましたが、2019年には減少、その後2020年には前々年と同水準まで回復しています。なお、日本全体の人口のピークは2008年、神奈川県全体では現在も人口は増加を続けています(いずれも推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所によれば今後は減少に転じ、2030年には約69.6万人に減少すると推計されています。2020年1月現在における65歳以上の高齢者人口は約18.7万人で、高齢化率は26.2%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、相模原市の高齢化率は全国よりもやや低いと言えます。多くの地方自治体では全人口が減少しているのに対して高齢者の人口は増加している傾向がありますが、相模原市の場合は全人口が増加していることも要因のひとつと考えられます。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。
下記は、相模原市の平均寿命と健康寿命、およびその差です(カッコ内は全国平均)。平均寿命と健康寿命との差(不健康である期間)が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
平均寿命※2015年 | 健康寿命※2016年 | 不健康である期間 | |
---|---|---|---|
男性 | 81.2歳(80.8歳) | 72.35歳(72.14歳) | 8.85年(8.66年) |
女性 | 87.4歳(87.0歳) | 75.35歳(74.79歳) | 12.05年(12.21年) |
2016年現在の相模原市の健康寿命は、男性72.35歳、女性75.35歳で、これは政令指定都市20市のうち男性5位、女性3位です。全国平均と比較すると、相模原市では男女ともに平均寿命と健康寿命がわずかに長く、不健康である期間はほぼ同等という結果になっています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、相模原市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
相模原市※2018年 | 悪性新生物(がん)30.2% | 心疾患16.6% | 脳血管疾患7.4% | 老衰7.2% | 肺炎5.9% |
日本全体※2018年 | 悪性新生物(がん)27.4% | 心疾患15.3% | 老衰8.0% | 脳血管疾患7.9% | 肺炎6.9% |
相模原市の死因順位はおおむね日本全体と同じですが、ポイント数では、1位のがんや2位の心疾患が日本全体を上回っています。4位の老衰と5位の肺炎のポイント数が日本全体よりも下回っており、要因として、日本全体よりも高齢化率の進みがゆるやかであること(「1-1. 相模原市の人口統計と高齢化率」参照)などが考えられます。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
相模原市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、相模原市独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | 問診、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | 40歳以上 | 年1回 | ・バリウム集団:900円施設:2,900円・胃カメラ:3,900円(施設検診のみ) |
子宮頸がん | 問診、視診、内診(個別のみ)、子宮頸部細胞診 | 20歳以上女性 | 2年に1回 | 集団:600円施設:1,700円 |
子宮頸がん+子宮体がん(医師の判断による) | 問診、視診、内診、子宮頸部細胞診、子宮体部細胞診(医師の判断による) | 20歳以上女性 | 2年に1回 | 2,200円(施設検診のみ) |
肺がん | 問診、胸部X線検査、喀痰細胞診(対象者条件あり) | 40歳以上 | 年1回 | 集団:200円施設:800円※喀痰併用:個別700円、施設1,700円 |
乳がん | 視触診、マンモグラフィ | 40歳以上女性※視触診単独の場合は30歳以上 | 2年に1回 | 2,000円(施設検診のみ)※視触診単独:700円(施設検診のみ) |
大腸がん | 問診、便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 | 集団:500円施設:500円 |
前立腺がん | 血液検査(PSA値) | 55・60・65歳の男性 | 年1回 | 1,000円(施設検診のみ) |
相模原市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。相模原市独自の取り組みとしては、子宮頸がんだけでなく子宮体がんの検診も実施していること、指針にはない前立腺がん検診を実施していることが特長です。
相模原市のがん検診の無料クーポンは下記の通りです。
種類 | 対象者※年齢は当該年度年齢(今年度年齢) | 無料になる検査項目 |
---|---|---|
子宮頸がん | 21歳の女性 | 問診、視診、子宮頸部細胞診 |
乳がん | 41歳の女性 | 問診、視触診、マンモグラフィ |
無料クーポン券配布対象者であれば、「相模原市の検診」の受診券に対象者であることが明記されています。医療機関で受診券を提示すれば、クーポン配布前であっても無料で受診するすることができます。ただし、受診券を使用して受診した場合は、その後配布されるクーポンは使用することはできません。
また、次の方は無料でがん検診を受診することができます。 ・70歳以上の方 ・後期高齢者医療保険証を持っている方 ・生活保護受給世帯 ・中国残留邦人などで支援給付を受けている方 ・市民税非課税世帯
下記は、相模原市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 2.8% | 18.6% | 6.8% | 16.6% | 7.8% |
2016年度 | 6.9% | 18.5% | 6.4% | 16.5% | 6.7% |
2017年度 | 7.7% | 16.3% | 6.2% | 15.9% | 6.6% |
2018年度 | 7.5% | 15.9% | 6.1% | 15.7% | 6.3% |
2019年度 | 7.4% | 15.8% | 5.8% | 15.4% | 5.9% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
相模原市のがん検診受診率は、おおむね日本全国の平均と同水準ですが、ほとんどの検診において全国平均を下回っています。とくに乳がん検診と大腸がん検診は受診率が低い上に全国平均との差も目立っており、課題と言えます。
2016年度から一部の受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これらが無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりしと、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、相模原市では次のような取り組みを行っています。
・複合受診 がん検診と特定健康診査の複合受診券を発券するなどし、利用者がまとめて受診できるようにする取り組み。
・電子申請 インターネットを用いた電子申請により受診の申請を行えるようにする取り組み。
・がん検診受診促進パートナー制度 市内の企業や団体で、がん検診の受診促進に積極的に取り組んでいる事業者をパートナーとして認定する制度。パートナーに認定された場合、市のサイトなどにパートナー企業として掲載される・パートナー企業を名乗ることができる・市から健康に関する情報提供を受けるなどの支援を受けることができる。
相模原市では、相模原市在住の国民健康保険被保険者および後期高齢者医療被保険者を対象に、人間ドック・脳ドックの費用の一部が助成されます。助成内容は下記の通りです。
【人間ドック・脳ドックの助成対象者】 相模原市在住の国民健康保険被保険者(40歳から74歳まで)および後期高齢者医療被保険者(75歳以上)
【人間ドック・脳ドックの助成額】 人間ドック:22,000円 脳ドック:10,000円
人間ドック・脳ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。 ・国民健康保険税に未納がない世帯 ・市の助成を利用して受診した人間ドックの検査結果を、検診機関から市に提出させることと、特定健康診査の受診結果として取り扱うことに承諾する ・受診は市内の契約医療施設のみ ・人間ドック、脳ドックともに年度内1人1回の助成
その他の助成条件、募集時期など詳細は相模原市サイトで確認してください。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち相模原市内の人間ドック機能評価認定施設は2023年8月現在で3施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
相模原市では健康寿命の延伸に向けたさまざまな取り組みを行っています。ユニークな取り組みを紹介します。
・20代、30代のための健康診査 20歳以上の国民健康保険加入者であれば、自己負担金1,000円で一般健康診査を受けることができる。
・検診に関するお知らせSMS配信 一般検診の受診歴のある市民に対して、SMS(ショートメッセージサービス)で検診の時期をお知らせする支援を行っている。携帯電話にお知らせが届くことで、受診忘れを防ぐことができる。
・健活チャレンジ 健康づくりに30日以上取り組むと、抽選で豪華景品が当たる。景品は温泉入浴券や健康器具、市内施設の商品引換券など。さらに、健康づくりに30日以上取り組んだ上で特定の検診を受診すると、金券が当たる再抽選に参加することができる。
・健康づくり普及員 保健所が中心となって行う「健康づくり普及員養成講座」の修了者を健康づくり普及員とし、体操やウォーキング、講習などさまざまな取り組みを促進する取り組み。普及員を対象とした研修会なども行っている。
※本記事は2021年6月時点の情報を元に作成しています。