[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
東京都大手町1-7-2東京サンケイビルB1F
11月 | 12月 | 1月 |
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東京都神田駿河台3丁目7-5メゾンシャルール 3階
東京都千代田区神田駿河台2-4お茶の水日建ビル3階
東京都千代田区丸の内2丁目7-3東京ビルディング3F
目次[非表示]
千代田区は東京都特別区のひとつで、1947年に旧麹町町と旧神田町が統合して誕生しました。区の中央に皇居が存在するほかに霞ヶ関、大手町、秋葉原、神保町、小川町などのまちが集まっています。特別区とは、東京都にある23の区のことをいい、地方自治法に基づき定められています。
2021年9月現在の千代田区の人口は約6.7万人(住民基本台帳による)です。国勢調査によれば1995年まで減少傾向でしたが、その後増加に転じて人口は増え続けています。なお、日本全体の人口ピークは2008年であり、東京都の人口は現在も人口増加が続いています(いずれも国勢調査をもとにした推計人口)。 国立社会保障・人口問題研究所によれば、千代田区の人口は少なくとも2045年まで増加傾向が続き、約7.8万人まで増加すると推計されています。
2021年1月1日現在における千代田区の65歳以上の高齢者人口は約1.1万人で、高齢化率は16.7%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、全国と比べて千代田区は高齢化が進んでおらず、東京23区の中でも中央区に次いで2番目に低い数値です。多くの地方自治体では人口減少と高齢化率の上昇が問題視されているのに対して、千代田区の高齢化率は2000年の20.9%をピークに減少傾向です。これは高齢者人口の増加よりも生産年齢人口(15〜64歳)の増加が上回っていることが要因と考えられます。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の各区市町村では「65歳健康寿命」を独自に算出しています。65歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、千代田区の平均寿命と65歳健康寿命、および65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都の平均)。65歳平均障害期間とは、65歳の方が要介護認定を受けてから死亡するまでの平均期間であり、長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
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男性 | 83.83歳(82.93歳) | 1.99年(1.73年) | 81.5歳(81.1歳) |
女性 | 86.53歳(86.02歳) | 3.63年(3.53年) | 87.5歳(87.3歳) |
千代田区の2019年現在の65歳健康寿命は、男性83.83歳、女性86.53歳で、東京23区のうち男性2位、女性5位です。東京都の平均と比較すると、千代田区は男女とも健康寿命がわずかに長い一方で、平均障害期間も長いという結果になっています。
千代田区では2017年に「第二次健康千代田21」を策定し、健康寿命の延伸と早世の減少を目標として区民の健康増進に取り組んでいます。同プランでは2022年度までに65歳健康寿命(要介護2以上)を男性83.4歳、女性86.3歳まで伸ばすことを目指しており、2019年時点ではすでに達成されていると言えます。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、千代田区と日本全体のおもな死因は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 2位 | 4位 | 5位 | |
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千代田区※2019年 | 悪性新生物(がん)27.0% | 心疾患12.6% | 老衰12.6% | 脳血管疾患4.7% | 肺炎4.2% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
千代田区のおもな死因順位は日本全体と同じです。日本全体と比較すると、心疾患の割合が2.4ポイント下回っている一方で、老衰は3.8ポイント上回っています。千代田区と日本全国のいずれにおいてもがんによって死亡する割合が全死因の3割程度と最も高く、日頃からがん予防を意識することが重要と言えます。がんを早期発見、早期治療するためにはがん検診を定期的に受診することが効果的です。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
千代田区が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、千代田区独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
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胃がん | 胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
子宮がん | 問診、視診、子宮頸部細胞診、内診※直近6ヶ月以内に不正性器出血や月経異常などがある場合は、子宮体部細胞診を実施 | ・20歳以上偶数年齢の女性・72歳以上の偶数年齢で、過去3年以内に子宮がん検診を受けた女性 | 2年に1回 | 無料 |
肺がん | 胸部X線検査、喀痰細胞診検査(対象者のみ)※喀痰細胞診検査は、50歳以上で喫煙指数が600以上の方が対象 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
乳がん | 問診、視触診、マンモグラフィ | ・40歳以上の偶数年齢の女性・72歳以上の偶数年齢で、過去3年以内に乳がん検診を受けた女性 | 2年に1回 | 無料 |
大腸がん | 便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
千代田区のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。なかでも力を入れていると考えられるのは胃がん検診です。国の指針における胃がん検診では50歳以上を対象に2年に1回実施することとしていますが、千代田区では40歳から年に1回胃カメラによる胃がん検診を受けることができます(バリウムも選択可)。また、すべてのがん検診を無料で実施しており、費用面の補助が手厚い点も特徴です。
千代田区ではがん検診の無料クーポンは配布されていません。対象年齢以上の千代田区民であれば、5つのがん検診をすべて無料で受診できます。
下記は、千代田区が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 8.0% | 33.3% | 14.9% | 43.9% | 26.8% |
2016年度 | 9.2% | 23.0% | 14.5% | 29.8% | 16.0% |
2017年度 | - | - | 13.7% | - | 14.3% |
2018年度 | 10.5% | 20.4% | 13.0% | 24.2% | 13.5% |
2019年度 | 16.3% | 19.9% | 13.6% | 22.9% | 14.2% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
千代田区のがん検診受診率は、全部位において日本全体を上回っており、5つのがん検診とも無料化していることが要因と考えられます。なかでも胃がん検診は受診率を伸ばしており、胃カメラの対象年齢を国の指針よりも引き下げて毎年受診できるようにしていることが奏功していると言えそうです。しかし、その他の部位の受診率は年々低下傾向であり、これは日本全体においても同様の傾向です。
2016年度から一部の受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、千代田区では次のような取り組みを行っています。
・肝炎ウイルス検査の無料実施 一部の区民を対象に肝炎ウイルス検査を無料で実施。肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的としている。対象は16歳以上の千代田区民で過去に一度も肝炎ウイルス検診の受診歴がない方(20・25・30・35歳および40歳以上の方は区民健診で受診可能)。
・がん検診と区民健診の費用を全額補助 区のがん検診に加えて若年節目健診、国保健診、長寿健診、成人健診の費用を全額補助。区民の費用負担を軽減することで、がん検診受診率の向上に取り組んでいる。
・胃がん検診における二重読影(ダブルチェック)の実施 より精度の高い検診結果を得るために、2018年より50〜74歳までの偶数年齢を対象として複数の専門医による二重読影(ダブルチェック)を実施。検査当日は検査医から結果の概要が説明されるが、最終的な結果説明は後日行われる。
・英語対応が可能な医療施設の案内 外国人の区民へ向けて、英語版のがん検診の案内を作成。また、医療施設ごとに英語レベルを3段階であらわして一覧にまとめている。
千代田区では、人間ドックの費用の一部を助成しています。対象は国民健康保険に加入する40〜74歳の方と、後期高齢者医療制度に加入している方です。千代田区の人間ドックの助成内容はそれぞれ下記の通りです。
【人間ドックの助成額】 20,000円
人間ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。 ・保険料の未納がないこと ・受診は区内の契約医療施設のみ ・年度内1回まで ・事前に区に利用申し込みをして、人間ドック利用券を受け取っていること ・(後期高齢者医療制度に加入している方の場合のみ)千代田区民健康診査(長寿健診)を同一年度内に受診しないこと
募集時期や詳細は千代田区サイトで確認してください。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち千代田区内の人間ドック機能評価認定施設は2023年8月現在で6施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
千代田区が区民の健康寿命の延伸に向けて、さまざまな取り組みを行っています。ユニークな取り組みを紹介します。
・はり、きゅう、マッサージ施術料金の1,000円補助券 区が指定したはり、きゅう、マッサージ施術所を利用する場合、補助利用券を交付。千代田区国民健康保険に加入する40〜64歳の方には1日1回1,000円の補助利用券を24回分まで、後期高齢者医療被保険者には1日1回2,000円の補助利用券を12回分まで交付。
・日帰り温泉施設の料金割引サービス 区が契約する保養施設と、東京都国保連合会が契約する日帰り温泉施設の料金割引を実施している。対象は千代田区の国民健康保険加入者。
・骨密度測定会 16歳以上の区民を対象に月1回程度、区の保健所で実施。骨密度測定(640円)、血管年齢測定(無料)を受けることができる。結果は医師または保健師が当日説明。3日前までの予約制(2021年度の一部日程は中止)。
※本記事は2021年9月時点の情報を元に作成しています。