心臓病、脳卒中、がんの改善効果が認められているリンゴ
これまでの疫学研究で、リンゴは、心臓病、高血圧症、脳卒中、肺がん、気管支ぜんそく、慢性気管支炎、肺気腫、高脂血症に対する予防効果が確認されている。また、便秘や胃腸障害などに対する改善効果もあり、アメリカのバーモント州の長寿地方では、蜂蜜とリンゴ酢を水で薄めて飲むバーモント療法が伝統的民間療法として根付いている。
リンゴポリフェノールの3つの効果
有効成分に関する研究から、リンゴの皮の直下に含有される成分であるリンゴポリフェノールに様々な力があることがわかっている。
活性酸素を抑制して細胞老化を防止する効果や、脂肪燃焼を促進して肥満症を防止する効果が分子レベルで理解されるようになった。さらに最近の研究でリンゴポリフェノールに不整脈を抑える効果が解明され、高齢期の生活の質を高める作用が期待されている。
まさにアンチエイジングの鍵を握る成分である、リンゴポリフェノールは、成熟リンゴにも含まれているが、幼果リンゴには10倍も含まれている。今後は、予防医学的な機能性を考慮したリンゴの摂取法や機能的品種の選択、あるいはサプリメントでの摂取が課題といえそうだ。
・心臓病や脳卒中、肺がん、その他生活習慣病などは定期的な健診を受診する事でリスクを知り回避の可能性を高めます。
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