福島市で人間ドック(胃カメラ(胃内視鏡))が予約できる医療施設一覧

福島県福島市で受診可能な人間ドック(胃カメラ(胃内視鏡))2件の医療施設です。 人間ドックのマーソでは福島県福島市の人間ドック(胃カメラ(胃内視鏡))施設を検索し、予約することが可能です。
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クリニック21 (福島県 福島市)

クリニック21 (福島県 福島市)

特徴 院長は、肝臓専門医です。肝臓癌、肝硬変、ウィルス性肝炎、原発性胆汁性肝硬変の治療にあたっています。

慢性肝炎に対するインターフェロン治療を行うとともに、他の治療法も併用し肝炎の進行阻止につとめていま
... す。
各種企業の産業医活動もおこなっております。

慢性肝炎に対するインターフェロン治療を行うとともに、他の治療法も併用し肝炎の進行阻止につとめています。
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福島駅 福島駅

福島県福島市栄町6-6NBFユニックスビル2階

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済生会福島総合病院 (福島県 福島市)

済生会福島総合病院 (福島県 福島市)

特徴 日々の生活の中で、健康に差し障りなく過ごしていても知らぬうちに生活習慣病やその他病変のリスクが潜んでいるかもしれません。
自覚症状が出る以前から定期的に健診を受け、早期発見・早期治療に繋げましょう。
... いるかもしれません。
自覚症状が出る以前から定期的に健診を受け、早期発見・早期治療に繋げましょう。
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南福島駅 南福島駅

福島県福島市大森下原田25

インボイス制度に対応

福島県 福島市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.福島市の特徴

1-1.福島市の人口統計と高齢化率

福島市は福島県の県庁所在地で、1907年の市制施行により県内で2番目の市として誕生し、1947年以降近隣町村と合併を続けました。福島県の北部に位置しており、山々に囲まれた盆地に広がるまちです。盆地は夏が暑く、冬は寒い気候が特徴であり、福島市ではこの寒暖差を活かし、桃やさくらんぼといった果物の生産が盛んです。

2021年11月現在の人口は約27.4万人(住民基本台帳による)です。国勢調査をもとにした推計人口によれば、福島市の人口は2001年をピークに減少に転じています。なお、日本全体のピークは2008年、福島県全体のピークは1998年です(いずれも推計人口)。「福島市総合計画まちづくり基本ビジョン」によれば、現状のままでは2030年には約25.8万人に減少すると推計されています。

2021年7月現在における65歳以上の高齢者人口は約8.3万人で、高齢化率は30.4%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、福島市の高齢化は全国よりも進んでいると言えます。

福島市の人口と高齢化率の推移
福島市の人口と高齢化率の推移*総務省統計局「国勢調査」をもとに編集部で作成

1-2.福島市の健康寿命

健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。福島市は、国が定める「日常生活動作が自立している期間の平均」と同じ算定方法を用いた健康寿命として、「お達者度」と呼ばれる指標を用いています。お達者度とは、厚生労働省化学班による「健康寿命の算出プログラム」を用いて、65歳時の健康な期間の平均(65歳時の健康寿命)を算出したものです。

下記は、福島市の「65歳時の平均余命」、「お達者度」および「不健康な期間の平均」です(カッコ内は全国平均)。平均余命とお達者度との差(不健康な期間の平均)が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。

65歳時の
平均余命(年)
「お達者度」
65歳時の健康寿命(年)
不健康な期間の平均(年)65歳時の平均余命に
対するお達者度の割合(%)
男性19.27(19.55)17.52(17.92)1.74(1.63)91.0(91.7)
女性24.01(24.39)20.58(20.94)3.44(3.45)85.7(85.9)

2016年現在の65歳時の平均余命およびお達者度は、男女ともに全国平均を下回っています。「不健康な期間の平均」をみると、女性は全国と同程度である一方で、男性は全国より長いため、男性の健康寿命に課題があると言えます。福島市では、健康なまちづくりを目指して「ふくしまし健康づくりプラン2018」を策定し、同プランに掲げた取り組みを推進しています。

2.福島市の死因順位と割合

1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、福島市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。

1位2位3位4位5位
福島市
※2019年
悪性新生物(がん)
25.8%
心疾患
14.4%
老衰
9.5%
脳血管疾患
7.8%
肺炎
6.6%
日本全体
※2019年
悪性新生物(がん)
27.3%
心疾患
15.0%
老衰
8.8%
脳血管疾患
7.7%
肺炎
6.9%

福島市の死因順位は日本全体と同じです。ポイント数においても、同様の傾向が見られます。1位の悪性新生物や2位の心疾患、5位の肺炎がわずかに日本全体を下回っており、一方で3位の老衰と4位の脳血管疾患がわずかに上回っています。

3.福島市のがん検診の種類・費用

3-1.自治体主導の「5大がん検診」

日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。

5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。

3-2.福島市のがん検診

福島市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、福島市独自の取り組みです。

福島市のがん検診の種類・費用
種類検査項目対象者受診間隔費用
胃がん問診、胃部X線検査(バリウム)
または胃内視鏡検査(胃カメラ)
50歳以上2年に1回個別:2,800円
子宮頸がん問診、内診、子宮頸部細胞診20歳以上女性2年に1回個別:1,700円
肺がん問診、胸部X線検査、喀痰検査
※喀痰検査は条件該当者のみ
40歳以上年1回個別:800円
※喀痰検査対象者は別途 800円
乳がん問診、マンモグラフィ
※40歳代は2方向撮影、50歳代は1方向撮影
40歳以上女性2年に1回・40歳代
個別:1,800円
・50歳以上
個別:1,000円
大腸がん問診、便潜血検査40歳以上年1回個別:500円
前立腺がん血液検査(PSA値)55~74歳の男性2年に1回個別:600円

福島市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。指針にはない前立腺がん検診を実施している点が特徴です。

3-3.福島市のがん検診の無料クーポン

福島市のがん検診の無料クーポンは下記の通りです。

種類対象者
※年齢は当該年度3月31日時点で判定
無料になる検査項目
子宮頸がん24歳女性問診、内診、子宮頸部細胞診
乳がん40歳女性問診、マンモグラフィ

また、次の方は無料でがん検診を受診することができます。
・受診日当日に70歳以上の方
・後期高齢者医療制度に加入の方
・生活保護受給世帯の方
・市民税非課税世帯の方

4.福島市のがん検診受診率と受診率向上のための取り組み

4-1.福島市のがん検診受診率の現状

下記は、福島市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。

福島市のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度12.5%18.5%13.7%21.1%13.1%
2016年度28.0%17.2%13.2%21.2%12.3%
2017年度20.3%16.2%12.7%20.5%11.9%
2018年度19.2%15.9%12.2%19.9%11.4%
2019年度18.3%15.7%11.6%19.3%11.0%

下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。

自治体主導の日本全体のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度6.3%23.3%11.2%20.0%13.8%
2016年度8.6%16.4%7.7%18.2%8.8%
2017年度8.4%16.3%7.4%17.4%8.4%
2018年度8.1%16.0%7.1%17.2%8.1%
2019年度7.8%15.7%6.8%17.0%7.7%

福島市のがん検診受診率は、多くが日本全体と比べて上回っています。とくに胃がん検診は2016年度以降、日本全体を10ポイント以上高い数値を推移しています。子宮頸がん検診においては、年度によって下回っています。全検診とも年々低下している傾向にあり、これは日本全体においても同様の傾向です。

2016年度から一部の受診率が顕著に増減している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。

4-2.福島市のがん検診受診率向上やがん予防のための取り組み

がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、福島市では次のような取り組みを行っています。市民を対象とした健康づくりポイント事業は定期的に行われています。またその他に、乳がんのセルフチェックを実際に体験できる講座や、保健所が主催する健康出前講座があります。

・肝炎ウイルス検診の実施
B型・C型肝炎ウイルスに感染していないかを調べる血液検査であり、肝炎や肝硬変、肝臓がんの予防となる。福島市では、40歳以上で過去に肝炎ウイルス検診を受けたことが無い方を対象に、自己負担額1,000円で検診を実施している。

・乳がんセルフチェック体験講座
乳がんに気づく症状の説明と、乳がんモデルを用いたセルフチェックの仕方を体験形式で実施。セルフチェックでは、どの程度の力で触るのか、また乳がんのしこりの硬さがどのようなものかを詳しく学ぶことができる。

・福島市保健所による健康出前講座
保健所の職員が講師となり、福島市内の学校や事業所などを対象に出前講座を開催。がん予防にかかわる講座では、がんを予防する生活習慣や、検診の意義と受け方についての説明を受けることができる。

5.福島市の人間ドックの費用補助・助成

福島市では、福島市在住の国民健康保険被保険者を対象に、一日人間ドックの費用の一部が助成されます。宿泊をともなう人間ドック、脳ドック等への助成は実施されていません。

福島市の一日人間ドックの助成内容は下記の通りです。

【対象者】
下記の条件すべてに該当される方が対象となります。
・福島市在住の国民健康保険被保険者
・年度内に30〜60歳の5歳刻みの年齢になる方
・申し込み券を添えて申し込みをし、受診票の送付を受けた方

【助成額】
受診費用の70%

助成を受けるには、いくつかの条件があります。 ・受診は市内の提携医療機関 ・同一年度内での市民検診や特定検診との重複受診は不可

その他、申し込み方法や詳細は、福島市サイトで確認してください。

6.福島市の健康増進への取り組み

福島市は、「ふくしまし健康づくりプラン2018」に基づき、健康づくりのためのさまざまな取り組みを行っています。その一部をご紹介します。

・福島市健康づくりポイント事業
がん検診の受診、毎日の体重測定や歯磨き、講座への参加といった日々の健康への取り組みを記入台紙(または健民カードアプリ)に記録することで、ポイントを獲得できる事業。基準ポイントを達成すると、県内のお店でお得なサービスが受けられる。

・職場における健康講座
福島市内の事業所を対象に、保健師や栄養士による健康講座を実施。講座のテーマは、検診結果の見方やその活かし方、女性の健康について、たばこと健康、職場のメンタルヘルス対策、お口の健康についての計5つから選択できる。

・歯と口腔の健康づくり(8020運動)
虫歯や歯周病の予防のための正しい知識を市民が身につけられるように、リーフレットの作成や教育講座を実施している。8020(ハチマルニイマル)運動とは、厚生労働省と日本歯科医師会が提唱している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動。

※本記事は2021年9月時点の情報を元に作成しています。

参考資料
・福島市データ
福島市公式サイト
福島市 市の紹介
福島市 福島市の人口
福島市 福島市総合計画まちづくり基本ビジョン
福島県 福島県の推計人口(令和3年11月1日現在)を掲載しました。
福島県「2016年福島県市町村別『お達者度』算定結果(2018年12月18日 第1版)」
福島市 「ふくしまし健康づくりプラン2018」を策定しました
福島市 市民検診のお知らせ
福島県 福島県保健福祉部「令和元年人口動態統計(確定数)の概況(福島県)」
福島市 健康づくり
福島市 国民健康保険からの給付

・全国データ
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」
内閣府「令和3年版高齢社会白書(概要版)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口(大正9年~平成12年)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口,日本人(平成12年~27年)」
総務省統計局「国勢調査」第6表「年齢(3区分)、男女別人口及び年齢別割合-都道府県、市区町村(昭和55年~平成27年)」
厚生労働省「平成27年 市区町村別生命表の概況」統計表1 市区町村別平均寿命
厚生労働省 第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」(2018年3月)
厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況」
厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告」平成27年度(2015年度)~令和元年度(2019年度)「健康増進編(市区町村表)」
国立がんセンターがん情報サービス がん検診について

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