三重県鈴鹿市庄野町字久保866
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鈴鹿市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、鈴鹿市独自の取り組みです
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔(検診医に相談) | 費用 |
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胃がん | 1)胃部X線(バリウム)検査2)胃内視鏡(胃カメラ)検査のどちらか一方 | 40歳以上 | 年1回※推奨:2年に1回 | 集団:1)のみ1,500円個別:いずれも2,000円 |
子宮頸がん | 1)子宮頸部細胞診※医師が必要と判断した場合、子宮体部細胞診も実施(個別検診のみ)2)HPV検査(希望者のみ)※HPV検査は、市の子宮がん検診で同時実施 | 1)20歳以上の女性2)20~39歳の女性 | 年1回※推奨:2年に1回 | 集団:1)1,100円2)1,000円個別:1)1,100円※子宮体部細胞診は+500円2)500円 |
肺がん | 胸部X線(レントゲン)検査、喀痰検査※喀痰検査は、50歳以上で喫煙指数600以上の方のみ受診可能 | 40歳以上 | 年1回 | 500円※喀痰検査は+500円 |
乳がん | 1)マンモグラフィ2)乳腺超音波(エコー)検査のどちらか一方 | 1)40歳以上の女性2)20歳以上の女性 | 年1回※推奨:2年に1回 | 集団:1)2,000円2)1,500円個別:1)のみ2,000円 |
大腸がん | 便潜血検査(2日法) | 40歳以上 | 年1回 | 個別:500円 |
前立腺がん | PSA検査(血液検査) | 50歳以上の男性 | 年1回 | 個別:500円 |
鈴鹿市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。鈴鹿市独自のがん検診として、子宮がん検診において、20~39歳の女性を対象に、⼦宮頸がんのおもな原因とされるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染の有無を調べる「HPV検査」をオプションとして追加できる点が挙げられます。また、指針にはない、乳がん検診の「乳腺超音波(エコー)」や、前立腺がん検診も選択できることも特長です。
鈴鹿市では各がん検診を年度内に1回まで受診することが可能です。なかには、厚生労働省の指針よりも受診間隔が短いがん検診もあります。がん検診の受診間隔は、検診による利益が確認でき、かつ不利益が最も小さくなることを考慮した厚生労働省の推奨する頻度があることから、注意事項に「検診医に相談」と記されています。とくに胃がん・子宮がん・乳がんは、自身の年齢やがんリスクに合わせた検査と受診間隔を確認して申し込むとよいでしょう。必要な方への受診機会を整えている点で、鈴鹿市は市民の健康に寄り添った対応をしていると言えます。
鈴鹿市では下記対象者にがん検診の無料クーポンが支給されます。
種類 | 対象者※年齢は当該年度4月1日時点で判定 | 無料になる検査項目 |
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胃がん | 40歳 | 胃部X線(バリウム)検査、または胃内視鏡(胃カメラ)検査 |
子宮頸がん | 20歳女性 | 子宮頸部細胞診 |
乳がん | 40歳女性 | マンモグラフィ |
無料クーポン券は、鈴鹿市に住民登録のある対象者へ6月中旬に郵送されます。受診方法、日時・場所などの詳細は、送付される「検診の受診方法のご案内」で確認してください。
がんを始めとした病気予防のため、鈴鹿市では次のような取り組みを行っています。
・胃がんリスク検査 胃がんリスク検査(ABC検査)は、血液検査によりヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無と血清ペプシノゲン値による胃粘膜萎縮の程度を測定し、胃がんリスクを評価する。対象は鈴鹿市に住民登録があり、年度内に30歳・40歳になる方。費用は無料だが、受診に「検診無料クーポン券」が必要(対象者に6月中旬に郵送)。受診方法、日時・場所などの詳細は、送付される「検診の受診方法のご案内」で確認。
・30歳代のための健康診査 若いうちから健康への意識を高め、自覚症状なく進行する生活習慣病の発症を予防するための「30代健康診査」を実施。対象は、年度内に30~39歳になる鈴鹿市国民健康保険被保険者の方(ただし、前年度4月1日以前から受診時まで継続加入していること)。検査内容は、問診・診察・身体測定・血圧測定・血液検査・尿検査・心電図など。費用は無料。市内の実施医療機関で受診できる。対象者には6月下旬、受診券が送付される。詳細は同封の案内で確認。
・結核レントゲン検診 胸部のさまざまな異常を調べるための胸部X線(レントゲン)検査を実施。対象は鈴鹿市に住民登録があり、今年度に市が実施する肺がん検診や職場の健康診断等で、胸部X線(レントゲン)検査を受ける機会のない方。費用は無料。申し込み方法、実施日などの詳細は、市の広報誌や担当課で確認。
・歯周病検診 初期に自覚症状が出にくいとされる歯周病を早期発見し、早期治療につなげるために歯周病検診を実施。対象は鈴鹿市に住民登録があり、年度内に40・50・60・70歳になる方。費用は無料。対象者には8月下旬、受診券が送付される。受診方法や場所など、詳細は同封の案内で確認。
・肝炎ウイルス検査(三重県ウイルス性肝炎患者等重症化予防推進事業) 慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B型およびC型肝炎ウイルス検査を実施。対象は三重県内在住の方で、肝炎ウイルス検査を希望される方。検査方法は血液検査(HBs抗原検査、HCV抗体検査)。三重県内の保健所・委託医療機関にて無料で受診できるが、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがある方は対象外。
厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。鈴鹿市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。
・大腸がん:大腸内視鏡検査(大腸カメラ) ・骨粗しょう症:骨密度検査
会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。
2023年10月現在、鈴鹿市では人間ドックの助成はないものの、市の国民健康保険被保険者を対象とした脳ドックを提供しています。これにより対象者は個人で受診するより、やや安価に脳ドックを受診できます。鈴鹿市独自の脳ドックの助成内容は下記の通りです。
【脳ドックの対象】 下記2つすべてに該当する方 ・当該年度4月1日時点、40~73歳の鈴鹿市国民健康保険被保険者 ・前年度から受診時まで、継続して鈴鹿市国民健康保険に加入しており、保険料の滞納がない方
【脳ドック実施機関】 ・鈴鹿中央総合病院 ・鈴鹿回生病院 ・塩川病院 ・かわぐち脳神経クリニック ※いずれも定員あり
【脳ドックの検査項目】 頭部MRI/MRA検査、頸動脈超音波(エコー)検査、心電図検査、血液検査等
【脳ドックの自己負担金】 14,000円
申し込み方法や受診期間など、詳細は鈴鹿市サイトをご確認ください。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。このうち、鈴鹿市内の機能評価認定施設は2施設あります(2023年10月現在)。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。