大東市で人間ドック・健診(胸部MRI)が予約できる医療施設一覧

大阪府 大東市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.大東市のがん検診の種類・費用

1-1.大東市のがん検診

大東市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、大東市独自の取り組みです。

大東市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。大東市では独自の取り組みとして、2023年度より5大がん検診を費用無料で実施しています。

また、50歳以上を対象に胃がん検診で胃部X線（バリウム）検査のオプションとして、一度だけピロリ菌抗体検査を実施しています（詳細は「2-1.大東市が実施している病気予防の検査や取り組み」を参照）。

1-2.大東市のがん検診の無料クーポン

大東市は前項のとおり、2023年度より5大がん検診の費用が無料となったため、無料クーポン送付は行っていません。検診日程や受診方法など、詳細は大東市サイトで確認してください。

2.大東市による病気予防のための取り組み

2-1.大東市が実施している病気予防の検査や取り組み

がんを始めとした病気予防のため、大東市では次のような取り組みを行っています。

・ピロリ菌抗体検査
50歳以上の市民を対象に実施される胃がん検診の胃部X線（バリウム）検査のオプションとして、ピロリ菌抗体検査を実施。ピロリ菌抗体検査はヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無を調べる血液検査。目的は胃粘膜に住みつくヘリコバクター・ピロリ菌により引き起こされる、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの予防。受診は生涯1回限り（過去にピロリ菌抗体検査を受けた方は対象外）。個別検診にて、費用は1,000円。

・骨粗しょう症検診
骨粗鬆症（骨粗しょう症）により骨折して寝たきりになるのを防ぐために、骨粗しょう症検診を実施。対象は15歳以上の市民。検査内容は、手首のX線検査による骨密度検査。年度内1回のみ受診可。集団検診にて、費用は1,000円。

・肝炎ウイルス検査
慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B型およびC型肝炎ウイルス検査を実施。対象は40歳以上となる市民で、肝炎ウイルス検査を一度も受けたことがなく、検査を希望する方（生涯1回限り）。検査方法は血液検査（HBs抗原検査、HCV抗体検査）。費用は無料（年度内に40歳となる方に、無料クーポンが送付される）。なお、20～39歳で過去に同検査を受けたことがない方は、大阪府の委託医療機関にて無料で受診可能（詳細は、大阪府サイトで確認を）。

・40歳未満健診
大東市に住民票があり、かつ健診の受診機会のない15～39歳の方を対象にした健診。約9,000円相当の健診が、契約医療機関にて700円で受診できる。検査内容は、問診・医師診察・身体計測・血圧測定・血液検査・尿検査。受診には地域保健課への事前申し込みが必要（定員500名）。

・成人歯科健康診査
虫歯や歯周病の早期発見によって早期治療につなげるため、成人歯科健診を実施。対象は年度内に20～70歳の10歳刻み年齢となる市民。対象者には受診票が送付される。検査内容は、問診・口腔内の状況検査・結果の判定。指定歯科医療機関にて、費用は無料。検査の結果、治療に移る場合は別途治療費が発生する。

2-2.気にしておきたいその他の検査

厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。大東市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。

・前立腺がん：PSA検査
・大腸がん：大腸内視鏡検査（大腸カメラ）

会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。

3.大東市の人間ドックの費用補助・助成

大東市では、大東市国民健康保険の加入者を対象に、人間ドック・脳ドックの受診費用が一部助成されます。助成内容は下記の通りです。

【人間ドック・脳ドックの助成対象者】
大東市国民健康保険の加入者のうち、以下すべてに該当する方
・申込日および受診日時点で年齢が30～74歳であること
・申込日時点で市の国民健康保険に1年以上継続して加入していること

【人間ドック・脳ドックの助成金額】
人間ドック・脳ドックの自己負担額：各12,000円

【人間ドック・脳ドックの検査項目】
＜人間ドック＞
診察：問診・聴打診・触診
一般計測：身長・体重・BMI・腹囲・視力
循環器機能：血圧・心電図
栄養：総蛋白質・アルブミン
肝機能：AST・ALT・γ-GT・LDH・ALP・総ビリルビン
腎機能：クレアチニン・尿酸・尿素窒素
膵機能：尿アミラーゼ・血清アミラーゼ
脂質：HDLコレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪
糖代謝：空腹時血糖・HbA1c
血液：赤血球・血色素・ヘマトクリット・白血球・血小板数
感染症：CRP・RF定量・HBs抗原・HCV抗体
腫瘍マーカー：PSA※男性・CA125※女性
尿検査：尿蛋白・尿糖・尿潜血
呼吸器機能：胸部X線（レントゲン）
消化器系：胃部X線（バリウム）または胃内視鏡（胃カメラ）・腹部超音波（エコー）・便潜血（2日法）
※消化器系の検査は選択可能な項目が医療機関により異なるため、予約時に確認すること

＜脳ドック＞
問診・診察・頭部MRI/MRA

助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・助成は、同一年度内に人間ドック・脳ドックそれぞれ1回まで
・人間ドックを受診する場合、40歳以上の方は、同一年度内に特定健康診査を受けていないこと
・契約実施医療機関の人間ドック・脳ドックであること

助成金の申請方法、受診の流れ、契約実施医療機関の一覧など、詳細は大東市サイトで確認してください。

4.大東市の人間ドック機能評価認定施設

人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。2024年4月現在、大東市内に機能評価認定施設はありませんが、隣接する大阪市に19施設、寝屋川市に1施設、大阪府全体では31施設あります。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。詳しくはこちらをご覧ください。