[広告]東京都周辺で人間ドックに関連する医療施設
広告 東京クリニック (東京都 千代田区)
8,800円~151,200円(税込)
東京都 千代田区
大手町駅 / 東京駅
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル1F、B1F、B2F
東京駅・大手町駅からのアクセスが非常に便利な当クリニックは、1.5T(テスラ)MRI ・マルチスライスCT ・ デジタルマンモグラフィーといった医療機器を保有しており、受診者の健康管理のお役に立てるよう快適な健診環境づくりに力を入れております。 また毎週水曜日はレディースデーになっております。
広告 【脳と身体の健康プラザ】林脳神経外科メディカルクリニック (東京都 杉並区)
5,000円~155,520円(税込)
東京都 杉並区
南阿佐ケ谷駅 / 阿佐ケ谷駅
東京都杉並区阿佐谷南1-9-2Goodビル B1F・1F
3テスラMRIとマルチスライスCTで健康と長寿をサポートしております。検査画像の診断は医師のダブルチェック、女性専用フロアも完備しております。また婦人科検査は女性医師・女性技師が対応させて頂いております。
東京都渋谷区恵比寿4-1-18恵比寿ネオナート2F
東京都渋谷区神宮前3-7-10AKERAビルB1F
東京都渋谷区渋谷1-24-6マトリクス・ツービル9F
東京都渋谷区代々木1-35-4代々木クリスタルビル8F
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渋谷区は東京都の特別区のひとつです。1932年に渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が合併して誕生しました。1947年に35区から23区に整理統合されるなか、渋谷区はどこの地区とも統合することなく特別区となりました。特別区とは、東京都にある23区のことをいい、地方自治法に基づき定められています。JR渋谷駅周囲のエリアは若者の街ともいわれ、渋谷109をはじめ多くのの商業施設が立ち並ぶ繁華街です。美術館や博物館もあり、流行や芸術などさまざまな分野の情報発信地となっています。
2021年9月現在の人口は約23.0万人(住民基本台帳による)です。国勢調査によれば、渋谷区では戦後から1965年にピークを迎えるまで人口が急増し、以降は減少に転じましたが、1995年を境に現在まで再び増加傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所によれば、渋谷区の人口は少なくとも2040年まで増加傾向が続き、約24.4万人まで増加すると推計されています。なお日本全体のピークは2008年ですが(国勢調査をもとにした推計人口)、同研究所によれば東京都全体の人口は現在も増え続け、2030年にピークを迎えるとされています。
2020年10月における65歳以上の高齢者人口は約4.3万人で、高齢化率は18.6%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、渋谷区の高齢化率は全国よりも低いことがわかります。多くの地方自治体では、人口が減少傾向であるのに対して高齢者人口は増加しています。しかし渋谷区では現在も人口が増え続けています。高齢者人口も増加傾向にあるものの、65歳以下の人口がそれを上回って増加しているため、高齢化率の上昇は多くの地方自治体に比べて緩やかです。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標です。東京都の健康寿命は「65歳健康寿命」という独自に算出した指標を用いています。65歳健康寿命とは、65歳の方が寝たきりや認知症などの障害によって要介護認定を受けるまでの期間を平均して算出した値で、計算式は「65歳+65歳平均自立期間(歳)」です。
下記は、渋谷区の平均寿命と65歳健康寿命、および65歳平均障害期間です(カッコ内は東京都平均)。「65歳平均障害期間」とは、要介護認定を受けてから死亡までの期間の平均で、長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
65歳健康寿命※2019年 | 65歳平均障害期間※2019年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
---|---|---|---|
男性 | 83.84歳(82.93歳) | 1.61年(1.73年) | 82.2歳(81.1歳) |
女性 | 86.67歳(86.02歳) | 3.16年(3.53年) | 87.9歳(87.3歳) |
渋谷区の2019年現在の65歳健康寿命は男性83.84歳、女性86.67歳で、これは東京23区のうち男性1位、女性2位です。東京都の平均と比較すると、男女ともに平均寿命と65歳健康寿命は長く、65歳平均障害期間は短いという結果です。渋谷区の高齢者は、東京都の中でも男女とも健康を維持しながら長生きをしていると言えます。
渋谷区では「渋谷区健康増進計画」を策定し、「生涯を通じた健康づくりの推進」という基本理念の実現に向けて「健康状態が良いと感じる人を増やす」「健康寿命を延ばす」のふたつの目標を立てています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、渋谷区と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
渋谷区※2019年 | 悪性新生物(がん)28.4% | 心疾患14.1% | 老衰8.5% | 脳血管疾患6.9% | 肺炎4.9% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
渋谷区の死因順位は日本全体と同じです。ポイント数では、1位のがんが日本全体を1.1ポイント上回っています。心疾患、老衰、脳血管疾患は日本全体を下回っていますが、1ポイント以内のわずかな差です。肺炎は2ポイント差で大きく下回っています。心疾患、脳血管疾患の循環器疾患や肺炎のポイントが低い要因のひとつとして、日本全体に比べ高齢化率が低いことが考えられます。「渋谷区健康増進計画」ではがん対策を重点目標とし、正しい知識の普及啓発やがん検診の充実などの取り組みを進めています。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
渋谷区が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、渋谷区独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
---|---|---|---|---|
胃がん | 問診、胃部X線検査(バリウム) | 45~49歳、50歳以上の奇数年齢※前年度胃内視鏡検査を受診した方を除く | ・45~49歳:年1回・50歳以上:2年に1回 | 無料 |
胃内視鏡検査(胃カメラ) | 50歳以上の偶数年齢※胃部X線検査選択可 | 2年に1回 | 無料 | |
子宮頸がん | 視診、子宮頸部細胞診、内診 | 20歳以上の女性 | 2年に1回 | 無料 |
肺がん | 胸部X線検査、喀痰検査※喀痰検査対象は原則50歳以上で喫煙指数600以上 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
乳がん | マンモグラフィ、視触診併用 | 40歳以上の女性 | 2年に1回 | 無料 |
大腸がん | 問診、便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 | 無料 |
渋谷区のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。すべてのがん検診を無料で受診できることが大きな特徴です。
渋谷区のすべてのがん検診は、検診対象者全員が無料で受診できます。下記の対象者に無料クーポンが一括発送されます。誕生月によって無料クーポンの発送時期や受診期間が年3回に分けられ、混雑を回避できる工夫がなされています。
・過去3年間に渋谷区のがん検診を受けたことがある方 ・20・40・50・60・70歳の節目年齢の方 ・国の事業の対象の方(子宮頸がん検診:20歳女性、乳がん検診:40歳女性)
転入者や上記以外の検診対象者には無料クーポンが発送されませんが、希望する場合は問い合わせると支給されます。
期 | 誕生日月 | クーポン券発送予定 | 電話予約受付期間 | 受診期間 |
---|---|---|---|---|
1 | 4~8月 | 4月上旬 | 4~8月 | 4~9月 |
2 | 9~12月 | 7月上旬 | 7~11月 | 7~12月 |
3 | 1~3月 | 9月上旬 | 9~1月 | 9~2月 |
下記は、渋谷区が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 9.6% | 13.7% | 10.9% | 20.3% | 11.3% |
2016年度 | 10.9% | 13.7% | 10.1% | 20.5% | 10.4% |
2017年度 | 11.3% | 13.0% | 9.7% | 19.8% | 9.9% |
2018年度 | 12.0% | 12.5% | 9.5% | 19.2% | 9.7% |
2019年度 | 11.5% | 12.0% | 8.7% | 18.7% | 8.9% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
渋谷区のがん検診受診率は、子宮頸がん検診を除き日本全体を上回っています。なかでも胃がん検診の受診率は上昇傾向にあります。がん検診対象者全員に無料クーポンを配布していることが、日本全体より受診率が高い要因のひとつだと考えられます。ただし、胃がん検診以外の検診では受診率が年々低下傾向にあります。
日本全体のデータにおいて、2016年度から一部の受診率が低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、渋谷区では次のような取り組みを行っています。
・がん検診無料クーポン券の送付 各種がん検診の対象者へ無料クーポン券を送付。受診率向上に向けて、区民ががん検診を受けやすい環境づくりに取り組んでいる。
・肝炎ウイルス検査の実施 肝炎ウイルス検査を無料で実施している。肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの発見が目的。対象は渋谷区に居住していて、過去に一度も肝炎ウイルス検診の受診歴がない方。
・乳がんの自己触診法の指導 乳幼児健診や子育て支援センター、健康フェスタなどへの出張講座で、乳がんの自己触診法の指導や普及啓発を実施している。
渋谷区では、国民健康保険加入者を対象に、人間ドックの費用の一部を助成しています。助成内容は下記の通りです。
【人間ドックの助成対象者】 渋谷区国民健康保険に加入している40~74歳の方
【人間ドックの助成費用】 8,000円
人間ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。 ・保険料の未納がないこと ・年度内1回まで ・同一年度内に特定健康診査を受診していないこと ・日本国内の医療施設で受診すること
多くの自治体では自治体内での医療施設や提携医療施設の受診のみが対象ですが、渋谷区の助成は日本国内どこで受診しても対象となります。その他、募集時期や詳細は渋谷区サイトで確認してください。
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち渋谷区内の人間ドック機能評価認定施設は2023年8月現在で5施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
渋谷区は、2019~2023年度の5年間を計画期間とする「渋谷区健康増進計画」を策定しました。「生涯を通じた健康づくりの推進」という基本理念のもと「健康状態が良いと感じる人を増やす」「健康寿命を延ばす」ことを大目標に掲げ、これら目標の実現に向けてさまざまな取り組みを行っています。
・健康づくりレシピコンテスト 区内在住の小学生・中学生を対象に「渋谷区健康づくりレシピコンテスト」を開催。年度ごとに募集テーマを決めて、テーマに沿ったレシピを募集。コンテストの入賞作品については、レシピ集を作成し、保健所で開催する事業や小学校・中学校、区の関係施設で配布。また、渋谷区サイトやクックパッドにもレシピが掲載される。
・シブヤウォーキングマップ 渋谷区を「15平方キロメートルの運動場」とみなして、身近な場所で新しい渋谷を再発見できるような「シブヤウォーキングマップ」を作成。区内の名所を楽しみながら無理なく、生活習慣の一部として運動を続けていくためのウォーキングコースを9コース紹介。
・妊娠から就学までの子育てを一貫サポート 妊娠時や出産前後だけでなく、就学までの子育てを一貫してサポートする「渋谷区子育てネウボラ」を運用。相談した親には担当の保健師がつき、育児におけるさまざまな悩みに対してサポートを受けられる。LINEで子育てに関する情報も配信している。
※本記事は2021年10月時点の情報を元に作成しています。