隠れ脳梗塞をご存知ですか?
隠れ脳梗塞とは?

隠れ脳梗塞は無症候性脳梗塞とも呼ばれ、全く体への変調がない脳梗塞の状態を指します。この脳梗塞の正体は微小な脳梗塞で、大きな症状が現れる訳ではないのですが、隠れ脳梗塞があると本格的な脳梗塞を発症する確立が3〜4倍近く高くなり、最悪の場合、突然死に至ることもあります。早期発見による治療と生活習慣の見直しによって改善することもできますが、自覚症状がなく発見がとても難しいため、定期的に脳ドックを受診をする必要があります。

あなたはこんなことが気になっていませんか?
- 頭痛持ち・ときどき偏頭痛がする
- 血圧・血糖値が高めである
- 味が濃いものが好き
- 運動不足・肥満傾向だ
- 魚介類をあまり食べない
- 50歳以上だが脳の検査を受けたことがない

上記の中に一つでも気になる項目がある方は要注意!すぐに脳ドックを受診される事をおすすめします。高血圧や肥満、血糖値やコレステロール値の数字が高い人は、脳血管疾患で病院へ搬送される患者数が多いことが厚生労働省の調査により発表されています。
男性は50代から特に注意が必要です
男性は50代から搬送されている患者数が多くなることがわかっています。また、30代から40代の人も注意が必要です。日本人の3大死因に含まれるがん、心筋梗塞、脳卒中の統計データは男性と女性の両方の統計のデータをもとに構成されています。女性のみの統計データを見てみると3大死因の中に脳梗塞は入っていませんが、男性は脳梗塞の原因の指標となる血圧、BMI値を男女間で比べた時に突然の発症により搬送されている患者数が多いことがわかっています。
マーソで脳ドック
を受ける年齢割合



脳血管疾患とは
脳血管疾患とは、日本の3大死因に含まれる大きな疾患です。主な発症の原因としては、生活習慣の乱れ、高血圧、肥満、血糖値の上昇、コレステロール値の上昇が挙げられます。脳疾患と一口に言っても、脳腫瘍、脳動脈硬化、脳梗塞、脳動脈瘤などその種類は多岐にわたります。特に、具体的に症状の出ない”隠れ脳梗塞”は脳ドックを受診した40代の3人に1人、50代の2人に1人に発症が見受けられるという統計資料があります。