愛知県名古屋市東区芳野1-1-15
人間ドックは、自覚症状のない病気を早期に発見し、早期治療につなげることを目的とした健康診断の一種です。身体を総合的かつ多角的に調べ、自身の病気リスクを把握することで、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸に繋がります。企業の定期健康診断と比較して、人間ドックは検査項目数が多く、より詳細な検査が可能です。
人間ドックの検査項目は医療施設によって異なりますが、日本人間ドック・予防医療学会は基本検査項目として8区分50項目程度を定めています。具体的な検査項目には、身体計測、視力・聴力検査、血液検査、心電図検査、呼吸機能検査、胸部X線(レントゲン)検査、腹部超音波(エコー)検査、胃X線(バリウム)検査、尿検査、便潜血検査などがあります。これらの検査により、がんを含む生活習慣病など様々な病気の兆候やリスクが明らかになります。
また、医療施設によっては、CTやMRIなどのより専門的な検査を含むプランや、オプションで追加できる場合があります。例えば、脳の検査に特化した「脳ドック」や、基本的な人間ドックの検査項目に婦人科系疾患の検査を組み合わせた「レディースドック」などです。
人間ドックの受診頻度は、30歳を過ぎたら年1回が推奨されています。毎年受診し、前回の検査結果と比較することで、身体の小さな変化を発見しやすくなります。この経年変化の追跡と定期的な生活習慣の見直しが、病気の予防につながります。なお、女性は20代後半から子宮頸がんの発症リスクが高まるため、20代からの子宮頸がん検診受診が推奨されます。
人間ドックは、けがや病気の診断・治療ではないため、健康保険適用外であり、費用は原則として全額自己負担です。スタンダードなプランの費用目安は3万円〜5万円です。ただし、加入している健康保険組合や居住地の自治体によっては、人間ドックの費用を一部助成(補助)する制度が設けられていることがあります。詳細は、各健康保険組合や自治体のウェブサイト等で確認してください。
人間ドックの受診を検討する際は、ご自身の性別、年齢、家族歴(血縁者の病歴)、および生活習慣を考慮し、必要な検査項目が含まれるプランを選択することが重要です。また、受診する医療施設を選ぶ際には、日本人間ドック・予防医療学会が認定する「機能評価認定施設」であるかどうかを確認することも、質の高い健診を受けるための目安となります。名古屋市東区で人間ドックをお探しの方へ、マーソでは1件の医療施設の多様なプランをご紹介しています。『もっと早く受けていれば手遅れにならなかった』といった後悔をしないため、自覚症状のない病気の早期発見へ、まずは一歩踏み出しましょう。
愛知県名古屋市東区は人口75,054人(2015年12月1日時点)で、15歳未満が11.5%、15歳以上65歳未満が61.6%、65歳以上が22.8%の街です。愛知県名古屋市東区は230の医療機関があり、東区で内科を標榜する病院・医院は49施設あります。検査の特定健診が受診できる医療機関は57施設あり、人間ドックが受診できる医療機関は64施設あります。その内、胃カメラ可能な人間ドックが受診できる医療機関は3施設あります。
愛知県名古屋市の死因(2012年)は1位悪性新生物(がん)、2位心疾患、3位肺炎、4位脳血管疾患です。男性の死因の順位は男女平均と同じですが、女性の死因は1位悪性新生物、2位心疾患、3位脳血管疾患、4位肺炎となっています。粗死亡率は悪性新生物261.2%、心疾患131.5%、肺炎77.2%、脳血管疾患72.4%で、全国は悪性新生物286.4%、心疾患157.7%、肺炎98.3%、脳血管疾患96.3%で、全ての疾患において、全国平均より死亡率が低くなっています。
名古屋市では健康づくりのために様々な事業を行っています。健康手帳の交付や乳がん自己触診法普及事業、健康相談(40歳以上)、訪問指導(40歳以上64歳以下)、個別健康教育(希望者)などを実施しています。喫煙対策として名古屋市民や市内の児童・生徒・保護者に対し、喫煙の有害性の知識の普及や禁煙希望者の禁煙支援、未成年者への喫煙防止環境整備などを行っています。愛知県名古屋市東区でも保健所で禁煙のサポートや相談を行っています。また市立大学病院では禁煙外来も実施しています。