北海道札幌市北区北7条西6-2
人間ドックは、自覚症状のない病気を早期に発見し、早期治療につなげることを目的とした健康診断の一種です。身体を総合的かつ多角的に調べ、自身の病気リスクを把握することで、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸に繋がります。企業の定期健康診断と比較して、人間ドックは検査項目数が多く、より詳細な検査が可能です。
人間ドックの検査項目は医療施設によって異なりますが、日本人間ドック・予防医療学会は基本検査項目として8区分50項目程度を定めています。具体的な検査項目には、身体計測、視力・聴力検査、血液検査、心電図検査、呼吸機能検査、胸部X線(レントゲン)検査、腹部超音波(エコー)検査、胃X線(バリウム)検査、尿検査、便潜血検査などがあります。これらの検査により、がんを含む生活習慣病など様々な病気の兆候やリスクが明らかになります。
また、医療施設によっては、CTやMRIなどのより専門的な検査を含むプランや、オプションで追加できる場合があります。例えば、脳の検査に特化した「脳ドック」や、基本的な人間ドックの検査項目に婦人科系疾患の検査を組み合わせた「レディースドック」などです。
人間ドックの受診頻度は、30歳を過ぎたら年1回が推奨されています。毎年受診し、前回の検査結果と比較することで、身体の小さな変化を発見しやすくなります。この経年変化の追跡と定期的な生活習慣の見直しが、病気の予防につながります。なお、女性は20代後半から子宮頸がんの発症リスクが高まるため、20代からの子宮頸がん検診受診が推奨されます。
人間ドックは、けがや病気の診断・治療ではないため、健康保険適用外であり、費用は原則として全額自己負担です。スタンダードなプランの費用目安は3万円〜5万円です。ただし、加入している健康保険組合や居住地の自治体によっては、人間ドックの費用を一部助成(補助)する制度が設けられていることがあります。詳細は、各健康保険組合や自治体のウェブサイト等で確認してください。
人間ドックの受診を検討する際は、ご自身の性別、年齢、家族歴(血縁者の病歴)、および生活習慣を考慮し、必要な検査項目が含まれるプランを選択することが重要です。また、受診する医療施設を選ぶ際には、日本人間ドック・予防医療学会が認定する「機能評価認定施設」であるかどうかを確認することも、質の高い健診を受けるための目安となります。札幌市北区で人間ドックをお探しの方へ、マーソでは1件の医療施設の多様なプランをご紹介しています。『もっと早く受けていれば手遅れにならなかった』といった後悔をしないため、自覚症状のない病気の早期発見へ、まずは一歩踏み出しましょう。
北海道札幌市北区の人口はおよそ28万人で年齢分布を見てみると10代が20代が11.13%、30代が13.01%、40代が13.46%、50代が12.54%、60代以上が31.52%となっています。また医療機関の総数は2015年12月17日現在で81で人間ドック学会の機能評価認定施設は北区にはありませんが人間ドックに関しては札幌市市内に8箇所あります。
平均寿命は男性79.7歳、女性86.2歳で健康寿命はそれぞれ69.55歳、73.18歳です。
北海道札幌市北区の死因順位は1位が悪性新生物(277.1%)、2位が心疾患(126.0%)、3位が肺炎(76.6%)となっています。(平静23年度)
男性は1位が悪性新生物・338.3%、2位が心疾患・126.5%、3位が肺炎・92.5%
女性は1位が悪性新生物・223.3%、2位が心疾患・125.5%、3位が脳血管疾患・66.4%となっており肺炎は死因の4位に位置しており男女差で違いが見られます。
また国の死亡率と比較すると総じて高い傾向が見受けられます。
北海道札幌市北区では平成16年度から区民による北区健康づくり協議会が発足しており行政が中心になって各医療機関等が協力して病院への紹介、各種検査などが容易に行えるよう取り組んでいます。
その他にも「1日1回青空を見上もう1000歩あるこう」運動や地元の野菜を利用した食育プログラム、独自の禁煙プロジェクトなどを立ち上げており、中でも禁煙プロジェクトでは平成20年には毎日タバコを吸う一の割合が32%だったのに対し平成26年度には15.2%まで減り高い効果をあげています。