静岡市で人間ドックが予約できる医療施設一覧

静岡県静岡市で受診可能な人間ドック1件の医療施設です。 人間ドックのマーソでは静岡県静岡市の人間ドック施設を検索し、予約することが可能です。
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静岡済生会総合病院 (静岡県 静岡市駿河区)

静岡済生会総合病院 (静岡県 静岡市駿河区)

特徴 当センターでは、人間ドック・脳ドックをはじめ、乳がん検診など各種検診項目にも幅広く対応し、みなさまの健康づくりのお手伝いをさせていただいております。
同敷地内にある静岡済生会総合病院と連携しているた
... め、検査の結果万一異常が見つかった場合も迅速な対応が可能です。 健康づくりのお手伝いをさせていただいております。
同敷地内にある静岡済生会総合病院と連携しているため、検査の結果万一異常が見つかった場合も迅速な対応が可能です。
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静岡県静岡市駿河区小鹿1-1-1

静岡県 静岡市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.静岡市の特徴

1-1.静岡市の人口統計と高齢化率

静岡市は静岡県の県庁所在地で、2003年に旧静岡市と旧清水市が合併して70万人都市として誕生し、2005年に政令指定都市に移行しました。政令指定都市とは、地方自治法にもとづき政令によって指定される、人口50万人以上の市を指します。2021年現在、20市が指定されています。

2021年6月現在の人口は約69.2万人(住民基本台帳による)です。国勢調査によれば、静岡市の人口は1990年をピークに減少に転じています。なお、日本全体のピークは2008年、静岡県全体のピークは2007年です(いずれも国勢調査をもとにした推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所によれば、現状のままでは2030年には約64.6万人に減少すると推計されています。2021年6月現在における65歳以上の高齢者人口は約21.1万人で、高齢化率は30.5%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、静岡市の高齢化率は全国よりも進んでいると言えます。多くの地方自治体同様、人口が減少しているのに対して、高齢者の人口は増加しています。

静岡市の人口と高齢化率の推移
静岡市の人口と高齢化率の推移*「第1期 静岡市がん対策推進計画」より編集部で作成

1-2.静岡市の健康寿命

健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。

下記は、静岡市の平均寿命と健康寿命、およびその差です(カッコ内は全国平均)。平均寿命と健康寿命との差(不健康である期間)が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。

平均寿命
※2015年
健康寿命
※2016年
不健康である期間
男性80.9歳(80.8歳)72.53歳(72.14歳)8.37年(8.66年)
女性87.1歳(87.0歳)73.91歳(74.79歳)13.19年(12.21年)

2016年現在の健康寿命は、男性72.53歳、女性73.91歳で、これは政令指定都市20市のうち男性3位、女性14位です。全国平均と比較すると、静岡市の男性は健康寿命が長くて不健康である期間が短く、静岡市の女性は健康寿命が短くて不健康である期間が長い、という結果になっています。「静岡市健康爛漫計画(第2次)」および「静岡市健康長寿のまちづくり計画」では、2022年度の健康寿命の目標が75歳であることを明記しています。

2.静岡市の死因順位と割合

1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、静岡市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。

1位2位3位4位5位
静岡市
※2018年
悪性新生物(がん)
25.8%
心疾患
13.9%
老衰
13.8%
脳血管疾患
8.0%
肺炎
6.1%
日本全体
※2019年
悪性新生物(がん)
27.3%
心疾患
15.0%
老衰
8.8%
脳血管疾患
7.7%
肺炎
6.9%

静岡市の死因順位は日本全体と同じです。ポイント数では、1位のがんや2位の心疾患が日本全体を下回っていますが、3位の老衰が日本全体よりも大きく上回っており、5.8ポイント高い数値になっています。要因として、人口のピークが早かったことや日本全体よりも高齢化率が進んでいること(「1-1.人口統計と高齢化率」参照)が考えられます。

3.静岡市のがん検診の種類・費用

3-1.自治体主導の「5大がん検診」

日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。

5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。

3-2.静岡市のがん検診

静岡市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、静岡市独自の取り組みです。

静岡市のがん検診の種類・費用
種類検査項目対象者受診間隔費用
胃がん問診、胃部X線検査(バリウム)
または胃内視鏡検査(胃カメラ)
35歳以上年1回・バリウム
集団:500円
個別:1,900円
・胃カメラ:3,000円
子宮頸がん問診、視診、子宮頸部細胞診、内診20歳以上女性2年に1回集団:800円
個別:1,100円
肺がん問診、胸部X線検査、喀痰検査40歳以上年1回無料
※喀痰検査希望者は300円
乳がん問診、マンモグラフィ、視触診40歳以上女性2年に1回2,000円
大腸がん問診、便潜血検査40歳以上年1回集団:200円
個別:400円
前立腺がん血液検査(PSA値)50歳以上男性年1回1,000円

静岡市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。胃がん検診は指針よりも15歳若い35歳から、受診間隔は指針よりも多い年1回、さらに指針にはない前立腺がん検診を運用しているのが特長です。

3-3.静岡市のがん検診の無料クーポン

静岡市のがん検診の無料クーポンは下記の通りです。

種類対象者
※年齢は当該年度4月1日時点で判定
無料になる検査項目
子宮頸がん20歳の女性問診、視診、子宮頸部細胞診
乳がん40歳の女性問診、視触診、マンモグラフィ

無料クーポン券配布対象者が、クーポン券が届く前に「静岡市の検診」を受診した場合、医療機関へ支払った自己負担金が返金されます。自己負担金返金の対象は、「静岡市の検診」のみで、勤務先での検診や、健康保険の適用を受けた検診、独自に受診した検診などは、対象外です。

また、次の方は無料でがん検診を受診することができます。
・70歳以上の方
・後期高齢者医療保険証を持っている方
・生活保護受給世帯
・市民税非課税世帯

4.静岡市のがん検診受診率と受診率向上のための取り組み

4-1.静岡市のがん検診受診率の現状

下記は、静岡市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。

静岡市のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度2.9%17.5%5.9%17.1%7.8%
2016年度6.3%16.5%6.6%15.5%6.8%
2017年度6.7%15.9%6.5%14.5%6.6%
2018年度6.5%15.7%6.2%14.0%6.5%
2019年度6.1%15.5%5.8%13.4%6.2%

下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。

自治体主導の日本全体のがん検診受診率推移
胃がん子宮頸がん肺がん乳がん大腸がん
2015年度6.3%23.3%11.2%20.0%13.8%
2016年度8.6%16.4%7.7%18.2%8.8%
2017年度8.4%16.3%7.4%17.4%8.4%
2018年度8.1%16.0%7.1%17.2%8.1%
2019年度7.8%15.7%6.8%17.0%7.7%

静岡市のがん検診受診率は、日本全体を下回っている検診がほとんどです。日本全体との乖離が最も小さいのは子宮頸がん検診で、年度によっては上回っています。しかしながら、全検診とも年々低下している傾向にあり、これは日本全体においても同様の傾向です。

とくに大きく低下したのは2017年度以降の乳がん検診です。日本全体のデータにおいて、2016年度から一部の受診率が顕著に増減している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。

4-2.静岡市のがん検診受診率向上やがん予防のための取り組み

がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、静岡市では次のような取り組みを行っています。女性対象の検診を特定健診とともに受診できる取り組みや検診受診時の託児サービス、なかには“緑茶を飲む習慣”の普及という静岡市ならではの施策もあります。

・サンデーレディース健診
女性限定で特定の日曜日に健診を受診できる取り組み。子宮頸がん検診・乳がん検診および特定健診を同時に受診できる。特定健診は、国民健康保険加入者または協会けんぽの被扶養者も対象。

・トリプル健診
特定健診と大腸がん検診の両方を受けた41~69歳の市民を対象に歯周病健診無料受診券を送付。

・子宮頸がん検診・乳がん検診における託児サービス
集団検診の特定日に託児サービスを実施。

・小中高生に対するがん教育
専門医を学校に招き、「がんに関する授業」を実施。小中高生に対して、がんの正しい知識や予防の大切さを啓蒙する取り組み。

・“緑茶を飲む習慣”の推進
緑茶飲用が、がんや生活習慣病リスクの低下を期待できるという研究成果をもとに、緑茶を飲む習慣を推進。小学5・6年生を対象としたお茶の講義、18歳以上を対象としたお茶について学ぶ講座などを実施している。

5.静岡市の人間ドックの費用補助・助成

静岡市では、人間ドックの補助や助成は行っていません。

6.静岡市の人間ドック機能評価認定施設

6-1.人間ドックの機能評価認定施設とは?

「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。

審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。

6-2.静岡市の人間ドック機能評価認定施設

日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち静岡市内の機能評価認定施設は2023年8月現在で3施設あります。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。

7.静岡市の健康増進への取り組み

静岡市は、2022年度の市民の健康寿命を75歳とする目標を掲げています。健康寿命の延伸に向け、市民の健康への意識づくり、行動変容、環境づくりの3つを基本方針に、さまざまな取り組みを行っています。ユニークな取り組みを紹介します。

・元気静岡マイレージ
特定健診やがん検診の受診、生活習慣の目標達成に応じてポイントを付与。特定のポイント数を集めると、県内の協力店でサービスを受けられる「ふじのくに健康いきいきカード」をもらえたり、抽選で特産物などが当たったりする。

・口腔ケアへの取り組み
歯科健診受診率、むし歯のない子どもの割合、高齢での自分の歯の本数などの目標値を定め、達成ための取り組みを行っている。乳幼児期から高校生、そして口腔状態が悪化する妊婦、40歳以上の全市民への歯科健診などのほか、高齢者や障がい者への口腔ケア支援にも力を入れている。

・ICTを活用した生活習慣改善プログラム
パソコンやスマートフォンを使用し、オンラインで保健指導を受けられる仕組み。平日の日中に時間が取れなくても、夜間や休日に保健指導を受けることができる。

※本記事は2021年6月時点の情報を元に作成しています。

参考資料
・静岡市データ
静岡市公式サイト
静岡市 静岡市の人口・世帯
静岡市「静岡市の人口の現状」(2015年4月)
静岡市「第1期 静岡市がん対策推進計画 令和3年度~令和8年度」
静岡市「健康爛漫計画(第2次)中間評価・中間見直し 概要版」(2018年3月)
静岡市「静岡市健康長寿のまちづくり計画(中間見直し)平成30(2018)年度~(令和4)2022年度」第1章
静岡県「平成30年静岡県人口動態統計(死亡)」 表8-5
静岡市「令和3年度 静岡市成人健診早見表」
静岡市 がん検診等のご案内

・全国データ
国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)」
内閣府「令和3年版高齢社会白書(概要版)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口(大正9年~平成12年)」
総務省統計局「人口推計」第5表「都道府県別人口(各年10月1日現在)-総人口,日本人(平成12年~27年)」
厚生労働省「平成27年 市区町村別生命表の概況」統計表1 市区町村別平均寿命
厚生労働省 第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」(2018年3月)
厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況」
厚生労働省「地域保健・健康増進事業報告」平成27年度(2015年度)~令和元年度(2019年度)「健康増進編(市区町村表)」
国立がんセンターがん情報サービス がん検診について
日本人間ドック学会 機能評価認定施設一覧

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