レディースドックでどんな病気がわかるかご存知ですか?
通常の人間ドック+女性特有の病気を発見。
レディースドックはあらゆる年代におすすめする検診です。
マーソでレディースドックを
受ける年齢割合
リスクが高まる40代、50代だけではなく、20代から多くの女性が受診しています。1年に1回の受診が乳がんや子宮がんの早期発見につながります。
20~60代まで、年齢に関わらずがんのリスクを抱える女性は、定期的に検査を受けた方が良いと言われています。レディースドックは、通常の人間ドックに加え、女性特有の病気(乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、子宮内膜症など)を発見する目的で行われる検診です。
乳がん、子宮がんは本人に自覚のないままがんを抱えている場合も多いです。時期を逃し、がんが進行してからの発見では、命を脅かすことになるだけでなく、治療によって受ける心身や経済的なダメージも大きく、治療にかかる時間も長くなります。
いち早く発見して治療することのメリットは大きいです。忙しくても1年に1度は検査を受けるようにしましょう。
レディースドックで発見できる病気
- 乳がん
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30代後半から徐々に多くなり、40歳を過ぎると急増します。
乳がんは女性のなりやすいがん第1位です。しかし、早期に発見して適切な治療を受ければ、より高い確率で完全に治すことができます。乳がんは乳房の中にある乳腺にできるがんです。同じ乳がんであってもおとなしいものから活発なものまでさまざまです。セルフチェックはもとより早い時期に発見するために定期的な検診をおすすめします。
- 子宮頸がん
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20代に最初のピークがあります。
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が発がんの原因となることが多いと考えられています。HPVは主に性交渉で感染します。子宮頸がんは発症しても症状はすぐにでませんので、定期検診が重要です。
- 卵巣がん
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早期の診断が難しいがんです
卵巣がんはある程度大きくなる、または他の部位に転移するまで症状が現れません。それゆえに「サイレントキャンサー(静かながん)とも呼ばれています。もっとも多いのは40〜50歳代ですが、中には10代でも発症する人がいるほどどの年代にもみられるがんです。
- 子宮内膜症
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不妊症の原因にもなりうる可能性もあります
月経が始まってから年数がたつほど増加し、40歳代でピークを迎えます。妊娠したことのない女性に多いことも知られています。子宮内膜症は、全く症状のない人から激しい腹痛が起こる人まで症状はさまざまです。ひどい生理痛でお悩みの方はしっかりと検査を受けるようにしましょう。
乳がん検診
40歳以上の女性は2年に1度検診を行いましょう。
2006年度に厚生労働省より「40歳以上の女性に対し、2年に1度視触診及びマンモグラフィー併用検診を行う」指針が通知されました。ただ、30歳代の方も近親者に乳がんの方がいるかなどを確認しご自分の判断で受けるべきかどうか判断してください。
こんな方には年に1回の受診をおすすめします
- 未婚の人、出産経験がない、あるいは初産が30歳以上
- 初経が11歳以前
- 閉経が55歳以降
- 肥満体質
- 乳腺炎になったことがある
- 乳がんになったことがある(もう一方の乳房も乳がんになる可能性がある)
- 血縁者に乳がんになった人がいる
乳がん検診は、大きく「マンモグラフィ」と「乳腺超音波(エコー)検査」の2種類があります。
乳がん検診には、問診・視触診からマンモグラフィーやエコー検査を用いた検診があります。乳がんかどうか、良性か悪性か確実な診断をつけるためには、下記にあげた検査や診断を組み合わせて行います。あなたに適した検診はどれかまずは、一度レディースドックを受け医師と相談してみましょう。
マンモグラフィー
マンモグラフィは、X線で乳房を撮影する検査です。
- 検査方法
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検査は、機械に片方ずつ乳房を挟み、押しつぶして撮影します。押しつぶしている時間は数秒〜10秒程度です。
- 検査でわかる事
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この検査で乳房からわきの下にあるリンパ節にかけて、しこりの有無や大きさ、形、石灰化の有無などがわかります。乳がんの約半数は石灰化しますが、石灰化したものは触診では発見できない5mmぐらいの小さいものでも発見できます。
- 所用時間
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通常5分程度
- デメリット
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多少の痛みは伴います。痛みを感じる程度は人によって異なりますが、生理前1週間は乳房が張って痛みを感じやすいので避けたほうがよいかもしれません。また、妊娠中やその可能性がある方は検査できません。
乳腺超音波(エコー)検査
乳腺超音波(エコー)検査はX線を使用しない検査なので、妊娠中や妊娠の可能性のある方も検査可能です。
- 検査方法
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ベッドに横になって皮膚にゼリーを塗って胸に超音波をあて調べます。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。
- 検査でわかる事
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マンモグラフィでしこりがはっきりと写らない場合でも、乳腺超音波(エコー)検査では、しこりの大きさや位置を立体的にとらえることができます。数ミリの小さいしこりもみつけやすいです。
- 所用時間
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通常10分程度
- デメリット
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細かい石灰化や性状、範囲は確認できません。
視触診
乳がん検査には、機械を使った検査の他に「視触診」という検査があります。これは、専門の医師が胸の変形やしこりがないか、皮膚の状態はどうか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないかなどを観察します。触診で発見できるのは。ある程度のおおきさになったしこりです。しこりがすべて乳がんというわけではありません。
- デメリット
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視触診だけでは早期発見するのは難しいため、マンモグラフィーや乳腺超音波(エコー)検査と合わせて行うことをおすすめします。
子宮がん検診
20代〜30代の女性にもっとも多いがんが子宮頸がんです。
子宮がんには「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。 子宮頸がんは子宮の入り口である頚部の上皮から発生します。20代〜30代の女性に多くなっているがんです。 子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウィルス)の感染が発がんの原因となることが多いと考えられています。HPVは主に性交渉で感染します。ヒトパピローマウイルスはとてもありふれたウイルスなので性交渉を経験したことのある女性の80%が感染するといわれています。なのでほとんどの女性が子宮頸がんになる可能性があります。感染したからといってすぐにがんが発症するわけではありません。
こんな方には年に1回の受診をおすすめします
- 性経験が早かった方
- セックスの頻度の高い方
- 複数のパートナーがいる方
- 早婚だった方
- 妊娠・分娩回数が多い方
- 中絶や流産の経験がある方
子宮頸がんは初期にはまったく症状がでず、自分ではまったく気づくことができません。
子宮頸がんで多く発生するがん細胞の増殖はゆっくりで、正常な細胞が浸潤がんになるのに5〜10年以上かかるといわれています。そのため、初期ではまったく症状が確認できません。定期的に検診を受けていればがんになる前に見つけることも可能です。 子宮頸がんの検査は子宮の入り口部分を綿棒やヘラのような器具で細胞をこすり取って行います。1、2分で終了し、痛みはありません。
最近増加傾向にある子宮体がん。
子宮体がんは子宮そのものにある内膜から発生します。 子宮内膜は生理のときに、剥がれて体外に排出されるため、子宮体がんになりやすい年齢は閉経後の50歳代以降で多くなります。しかし、現在、子宮体がんはどの年齢においても増加傾向にあります。
こんな方には年に1回の受診をおすすめします
- 50歳以上の方
- 閉経した方
- 不正出血のある方
- 出産経験のない方
- 肥満の方
- 高血圧、糖尿病の方
不正出血がある方は要注意
子宮体がんになる年代は比較的高齢です。検査方法は子宮内部に細い棒状の器具を挿入して細胞を採取して検査のが一般的です。