5月8日は母の日。いつも見守ってくれているお母さんに、何をプレゼントしますか?
小さいときから一緒に過ごしてきた “お母さん”。
お母さんと一緒に作ってきた出来事は、たくさんありますよね。
……でもじつはお母さんしか覚えていない思い出がある、ということを知っていますか?
夜泣きでほとんど眠れなかったこと。
自分の子育てについて考えこんでしまったこと。
言うつもりのなかった一言を言ってしまってあとで後悔したこと。
わたしたちが生まれてから大きくなるまで一緒にいたのにもかかわらず、わたしたちはそれらをちっとも覚えていません。
でも、そんな思い出のことを「わたしが覚えていればそれでいいのよ」と微笑むお母さんたち。そのうえ「それが“お母さん”だから」と言う人も。
それでは少し、お母さんだけの思い出を伺ってみましょう。あなたのお母さんに通じるところがあるかもしれません。
「“お母さん”になるのは、時間がかかりました」と語るのは古性さん。
古性さんの持つ、「子どもは知らない思い出」を語ってもらいました。
——子どもが好きで、生まれてくるのもすごく楽しみだったんですけど、でも生まれたからって急に“お母さん”にはなれなかったんです。私の場合は、子どもが大きくなるにつれて一緒に“お母さん”になっていった感じでした。
娘はものすごく夜泣きのひどい子で。夜は必ず顔を真っ赤にして泣くので、旦那と交代で寝ながらあやしていました。だから、幼稚園に入るくらいまではずっと旦那も私もずっと寝不足だったんです。
親は泣き声で子どもが求めていることがわかるなんて言われていたけれど、全然わからないんですよ。「わかんないのは私だけなの?」と思ったときもあって、ダメだとわかっていながら思わず「うるさい!」と怒鳴ってしまったこともありました。もちろん可愛いんですけど、ストレスもたまってたんでしょうね。
みんなに協力してもらってなんとかやってましたが、娘が幼いころは正直ちょっと苦しいことが多かったんです。
じつは出産を機にわたしは病気になってしまって。「安静にするように」と言われていたんですけど、娘は、夜は泣くし昼はなにがなんでも外で遊びたいと言うし、休まるときがなかったんです。
応えてあげたい気持ちは山々ですが、「お母さん、具合が悪くて今日は動けないの」と言っても、小学校にあがるくらいまでは「やだ、絶対外に行きたい!」とギャーギャー騒ぐし、「ごめんね」という気持ちと同時に「どうしてわかってくれないんだろう」とも思ってました。
大きくなったころには私の病気も治ったので、あの子はそもそも病気だったことすら忘れているだろうなと思います(笑)。むしろ病気が治ってからは、もともとの趣味だったテニスや仕事もしていたので、娘は「家にあまりいない元気すぎるお母さんだ」と思ってるかもしれないですね。
とにかく自分の頭で考えたい子どもで、「はい」と素直に聞くような子じゃなかったんです。ずっと軽い反抗期みたいでした。
「どうしてこんなに言うことを聞いてくれないんだろう?」と思ったこともあったんですけど、もうしょうがないな、って。
私も母に反抗してた時期もあるので、親はこういう風に思ってたんだなぁと今は思いますね。わたし自身が親になってようやくわかることばかりです。
わたしの親は早くに亡くなってしまったので……、もっと伝えればよかったとか、そういうことはたまに思いますね。
反抗が多かった娘ですが、「お母さんがああ言ったからこうしたのに」と言われるのだけは嫌で、娘の選択はずっと見守っていました。「その選択は変じゃない?」と思うときも、できるだけ言わずに。
やっぱり自分の娘とはいえ“違う人間”だから、わからないんですよ。でも、わからないなりに応援したいとは思っています。たとえ失敗しても、自分できちんとなんとかするだろうって、そう思っています。
幼いころの旅行を娘はほとんど覚えていないみたいなんですが、でもいくつかだけは「あれは楽しかった」って今でも言ってくれるんですよ。
それを聞くと、わたしもすっごく嬉しくなって。あの子が楽しんでいてくれる様子をみていて、そしてそれを大人になっても覚えていてくれると、なんだかすごく嬉しいんですよね。
小さい頃のことはもう覚えてないだろうけど、この先そういう楽しい思い出を一緒につくっていきたいとは思っています。もう今からならきっと覚えていてくれるだろうし。
娘と二人で旅行に行くとか、そんなことができたらいいなぁとも少し思います。一緒に行ったら喧嘩になっちゃうかもしれないけど(笑)、でも夢ですね。
「あんまり普通のお母さんじゃなかったかもしれない」とお話をはじめたのは木村さん。
木村さんの持つ、「子どもは知らない思い出」を語ってもらいました。
——予定日の間近まで本当に仕事漬けで、あまり実感もないまま過ごしていたんですよね。でも、予定日直前にいざ産休に入ると、急に実感が湧いてきて。だんだんと不安になってきたんですよね。
「お腹は大きいけど、私が本当にお母さんになれるのかな」って。
そこから育児書を慌てて買って勉強して、そうしたらだんだんとドキドキしはじめて。周りのお母さんをみるたびに「すごいなぁ。本当にあんな風になれるのかな?」と思っていたことを覚えています。
いざ子どもが生まれてからは、嬉しかったのと同時に「どうしよう、どうしよう」の連続でした。仕事を頑張ってきていたのと同じように、子育ても頑張らないといけないと思いすぎていたのかもしれないです。少し育児ノイローゼになって「ミルクもあげた、おむつも替えた、なのになんで泣くの?」って、泣きそうになることが多々ありました。
初めての子育てでドキドキしていて、なりふりかまわずという感じでした。自分がだらしない服装になっていることすらもう気づかないくらい。子どものことばかり見ていて、とにかく一生懸命だったんです。
きっと頑張り過ぎていたところもあったと思います。今になって思えば、もう少し力を抜いて楽しめば良かったなと思うことも多くて。
でも最初の子供で、わたしも初めてお母さんになったわけだし……。うまくいかないことの方が多かったかもしれないですね。
職場には上の子が1歳になる前に復帰しました。
近くに住む両親に預けて仕事に出かけていたんですが……、でもやっぱり後ろめたさがあったんです。上手にやれる人もいるんでしょうけど、わたしはなんとなく子どもが気がかりになってしまって。
夜遅くに迎えに行った日、帰り道にベビーカーを押して子どものために歌を歌いながら、こっそり泣いたこともありました。
そういう時間を1年くらい続けて、やっぱりもっと一緒にいよう、と決めて仕事を辞めました。わたしにとっては、それが良かったんだと思います。
仕事ばかりだった自分の人生はそこからいろいろと変わったけれど、そこから子供と一緒にいれたのは本当に楽しかったですね。
その後下の子が生まれたんですけど、下の子はすぐギャーッと泣いちゃうような子で……毎日爆弾を抱えてるような気分でした。
幼稚園に向かうバスに乗せるのも一苦労で。でも、なんとか乗せて、バスが発車して……。笑顔で手を振って見送ったんですけど、バスが見えなくなったところで号泣しちゃったんですよね。手がかかる子だったぶん、いつまでも小さい子だとおもっていたから、離れると寂しくなってしまって。
ああ大きくなってしまうんだ、という感慨と寂しさが入りまじって胸がぎゅっとつぶれるような気持ちにもなっていました。
でも、子どももだんだん大きくなって、そういう胸がぎゅっとなる感覚も増えて……、さみしくても、徐々に慣れていくしかないんですよね。
とにかく手のかかる下の子でしたが、大きくなってからわたしが病気したからか、急にしっかりするようになりました。気を使ってくれたり、急に勉強をがんばりはじめたり。
こっちが小さい子扱いしてたところがあったのかもしれないです。それに……、いつまでも小さくてもいいのにって思っていたところもあるんです。
正直、大きくなってしまうのは寂しいです。でも、「自立するまで」を支えることが母親の役目なので……、子どもが成人した今、あとは子どもたちにも好きに生きて欲しいなと、それだけを思っています。
あなたのお母さんは、どんな人でしたか?
心配性だった。仕事ばかりだった。厳しかった。優しかった……。きっとそれぞれに思い出があるはずです。
でも、どんなお母さんにも「お母さんだけの思い出」があるものです。そしてその時間こそが、あなたを作ってくれたもの。「支えるのが役割だから」と笑うお母さんたちに、わたしたちは何ができるでしょうか。
私たちよりも長く生きてきて、私たちよりもたくさんの苦労をしてきたお母さん。いまは元気に見えていても、体は少しずつ変化をしているはずです。
いままで母の日に、どんなものをプレゼントしてきましたか? カーネーション、食べ物、旅行。いずれも素敵なものだと思います。ですが、今年の母の日は、これからも一緒に過ごすための「時間」、つまり「健康」をプレゼントしてみるのはいかがでしょうか。
時間を戻すことはできませんが、これからの思い出だけでもお母さんと一緒につくることができるように。
お母さんに、とびきりの感謝を込めて。
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