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肥満

肥満とは?

肥満とは身体に脂肪が過剰に蓄積した状態です。高血圧や糖尿病・脂質異常症などさまざまな病気を併発しやすいことが特徴です。

肥満度はBMI(Body Mass Index)という計算式を元に求められます。
BMIの計算式=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMIの見方

BMIの数値により、低体重か肥満かの判断をおこないます。

肥満の種類

肥満は2種類に分けることができます。

皮下脂肪型肥満

皮下脂肪とは皮膚と筋肉の間に存在する脂肪のことです。蓄積しにくく減りやすいため「普通預金」と例えられることがあります。

内臓脂肪型肥満

内臓脂肪は内臓の周囲に蓄積される脂肪です。メタボリックシンドロームでも、内臓脂肪の測定が義務付けられています。内臓脂肪は溜まりやすく、減りにくいため「定期預金」と例えられることがあります。

肥満の原因と予防方法

肥満になる原因で多いのは偏食と運動不足です。消費カロリーが少なくなると、過剰に摂取したエネルギーが脂肪となるため、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけるとよいです。

肥満を放置しておくと、生活習慣病を招きやすくなります。内臓脂肪が増えると、血中の中性脂肪が増加し、血管を狭くしていきます。最近の人間ドックでは、内臓脂肪量の測定もできるようになりました。

肥満になりやすい人

肥満は、生活習慣が原因で起こりやすいことがわかっています。また、最近の研究では、遺伝素因もあることがわかっています。

●運動不足
●塩分の取りすぎ
●偏食
●アルコール多飲
●睡眠不足

肥満の検査

肥満を見つける検査には以下のものがあります。

身長・体重

身長と体重を使ってBMIを計算します。

腹部CT検査

腹部の断層写真を撮影して、皮下脂肪が多いか内臓脂肪が多いかを調べます。断層写真より、内臓脂肪が100平方センチメートル以上の場合、内臓脂肪型肥満と判定します。

体脂肪率

身体に占める脂肪の割合(体脂肪率)を体脂肪計で測定します。

腹囲測定

肥満の指標になるメタボリックシンドロームの診断基準に腹囲測定が含まれています。男性は85cm以上、女性は90cm以上で、スクリーニングの結果メタボリックシンドローム予備軍と判定され、追加検査が必要になります。

「肥満度、腹囲」についてもっと詳しくみる→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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