愛知県今池1丁目8番8号今池ガスビル 2 階
人間ドックは、自覚症状のない病気を早期に発見し、早期治療につなげることを目的とした健康診断の一種です。身体を総合的かつ多角的に調べ、自身の病気リスクを把握することで、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の延伸に繋がります。企業の定期健康診断と比較して、人間ドックは検査項目数が多く、より詳細な検査が可能です。
人間ドックの検査項目は医療施設によって異なりますが、日本人間ドック・予防医療学会は基本検査項目として8区分50項目程度を定めています。具体的な検査項目には、身体計測、視力・聴力検査、血液検査、心電図検査、呼吸機能検査、胸部X線(レントゲン)検査、腹部超音波(エコー)検査、胃X線(バリウム)検査、尿検査、便潜血検査などがあります。これらの検査により、がんを含む生活習慣病など様々な病気の兆候やリスクが明らかになります。
また、医療施設によっては、CTやMRIなどのより専門的な検査を含むプランや、オプションで追加できる場合があります。例えば、脳の検査に特化した「脳ドック」や、基本的な人間ドックの検査項目に婦人科系疾患の検査を組み合わせた「レディースドック」などです。
人間ドックの受診頻度は、30歳を過ぎたら年1回が推奨されています。毎年受診し、前回の検査結果と比較することで、身体の小さな変化を発見しやすくなります。この経年変化の追跡と定期的な生活習慣の見直しが、病気の予防につながります。なお、女性は20代後半から子宮頸がんの発症リスクが高まるため、20代からの子宮頸がん検診受診が推奨されます。
人間ドックは、けがや病気の診断・治療ではないため、健康保険適用外であり、費用は原則として全額自己負担です。スタンダードなプランの費用目安は3万円〜5万円です。ただし、加入している健康保険組合や居住地の自治体によっては、人間ドックの費用を一部助成(補助)する制度が設けられていることがあります。詳細は、各健康保険組合や自治体のウェブサイト等で確認してください。
人間ドックの受診を検討する際は、ご自身の性別、年齢、家族歴(血縁者の病歴)、および生活習慣を考慮し、必要な検査項目が含まれるプランを選択することが重要です。また、受診する医療施設を選ぶ際には、日本人間ドック・予防医療学会が認定する「機能評価認定施設」であるかどうかを確認することも、質の高い健診を受けるための目安となります。名古屋市千種区で人間ドックをお探しの方へ、マーソでは2件の医療施設の多様なプランをご紹介しています。『もっと早く受けていれば手遅れにならなかった』といった後悔をしないため、自覚症状のない病気の早期発見へ、まずは一歩踏み出しましょう。
愛知県名古屋市千種区は人口164,616人で年齢分布としては20代12.5%・30代14.3%・40代15.2%・50代12.0%・60代以上28.4%の街です。
名古屋市千種区には病院・一般診療所合わせて174の医療施設(H26年7月時点)があり、医師会が指定する特定健診実施機関は81、人間ドック学会の機能評価認定施設は1あります。
平均寿命は男性で79.8歳・女性で86.1歳、健康寿命は愛知県全体について、男性で71.74歳・女性で74.93歳です。
愛知県名古屋市千種区の病気による死因(以下、データは名古屋市全体のもの)は1位:悪性新生物(がん)が30.1%、2位心疾患が15.1%、3位が肺炎で8.9%となっています。
男性では死因は1位:悪性新生物(がん)が33.5%、2位心疾患が13.2%、3位が肺炎で9.8%、
女性では死因は1位:悪性新生物(がん)が26.1%、2位心疾患が17.4%、3位が肺炎で7.9%と男性はがん・肺炎が、女性は心疾患が多いです。
国の死亡率と比べほぼ平均的な数字であるといえそうです。
愛知県名古屋市千種区では、特に高齢者の人々を対象としてスポーツ事業や公衆浴場での交流事業、保健休養施設の割引などを行うほか、地域に住む人々全体を対象として健康教室・相談、また名古屋市の施策「健康なごやプラン21」に則った地域健康づくり事業を行っています。また、主に若者が対象の喫煙対策事業、食育推進協力店の登録なども積極的に行っています。名古屋市ではがんの検査を無料で受けられるクーポンを一部年齢の市民に配布していて、人間ドックをうけられる箇所も豊富に存在します。