岡山県岡山市北区伊福町1丁目17-18
岡山県岡山市北区柳町1丁目13-7
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岡山県倉敷市連島中央3-1-19淳風スクエア
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岡山県岡山市中区倉田567-1
岡山県備前市大内571-1
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岡山県岡山市中区赤坂本町8-10
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岡山県倉敷市鶴形1丁目11番11号
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岡山県倉敷市中庄3542-1
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岡山県倉敷市鶴の浦2-6-11
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10月 | 11月 | 12月 |
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岡山県岡山市中区倉田677-1
岡山県倉敷市神田2丁目3-33
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岡山県は中国地方に位置する県で、県庁所在地は岡山市です。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋をはじめ、日本100名城に選ばれている備中松山城や岡山城、桃太郎伝説ゆかりの吉備津神社など、多くの見所を有しています。また、岡山県を代表する名産品として、白桃やぶどう、瀬戸内海産のサワラなどがあります。
2021年10月1日現在の人口は約187.7万人(推計人口)です。岡山県の人口は、47都道府県のうち20位(2021年1月1日現在)です。国勢調査によると、岡山県の人口は2005年の約195.7万人をピークに減少へと転じ、ゆるやかな減少傾向が続いています。なお、日本全体のピークは2008年です(推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、岡山県の人口は現状のままでは減少の一途をたどり、2045年には約162.0万人に減少するとされています。
2021年1月1日現在における65歳以上の高齢者人口は約56.8万人で、高齢化率は30.0%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、岡山県の高齢化率は全国平均よりも高いと言えます。「岡山県人口ビジョン改訂版(2021年3月)」では、今後も年少人口比率や生産年齢人口比率は低くなるのに対し、老年(高齢者)人口比率は高く推移すると予想されています。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。
下記は、2016年における岡山県の健康寿命と「日常生活に制限のある期間の平均」です(カッコ内は全国平均)。日常生活に制限のある期間が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
健康寿命※2016年 | 日常生活に制限のある期間の平均※2016年 | 【参考】平均寿命※2015年 | |
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男性 | 71.54歳(72.14歳) | 9.64年(8.84年) | 81.0歳(80.8歳) |
女性 | 75.09歳(74.79歳) | 12.66年(12.34年) | 87.7歳(87.0歳) |
2016年現在の岡山県の健康寿命は、男性71.54歳、女性75.09歳で、これは47都道府県のうち男性36位、女性21位です。また、日常生活に制限のある期間の平均も男女ともに全国平均より長い数値になっています。岡山県では2018年に「第2次健康おかやま21セカンドステージ」を策定し、平均寿命の延伸を上回る健康寿命の延伸を基本目標としています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、岡山県と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
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岡山県※2018年 | 悪性新生物(がん)26.8% | 心疾患17.2% | 肺炎9.1% | 老衰8.9% | 脳血管疾患8.9% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
岡山県のおもな死因は日本全体と同じです。ポイント数をみると、岡山県は日本全体に比べがんはやや低い割合であるものの、心疾患と肺炎は2.2ポイント高い数値となっています。三大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)の合計は52.9%で、日本全体の50.0%を上回っています。生活習慣の改善を意識することが重要だと言えます。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
厚生労働省が示している指針は下記の通りです。全国各市区町村に対し、科学的根拠に基づいた効果が認められるがん検診を推奨しています。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 |
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胃がん検診 | 問診、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ)のいずれか | ・バリウム検査:40歳以上・胃カメラ:50歳以上 | ・バリウム検査:年1回・胃カメラ:2年に1回 |
子宮頸がん検診 | 問診、視診、子宮頸部細胞診および内診 | 20歳以上女性 | 2年に1回 |
肺がん検診 | 問診、胸部X線検査および喀痰検査 | 40歳以上 | 年1回 |
乳がん検診 | 問診およびマンモグラフィ | 40歳以上女性 | 2年に1回 |
大腸がん検診 | 問診および便潜血検査 | 40歳以上 | 年1回 |
これを受け、全国各市区町村は、基本的に上記に沿ってがん検診を実施しています。さらに、前立腺がん検診や子宮体がん検診などの実施、年齢の引き下げ、受診費の無料化などに取り組んでいる市区町村もあります。
市区町村によっては、がん検診の無料クーポンが配布されている場合があります。岡山県の県庁所在地である岡山市の場合、がん検診無料クーポンは以下の通りです。
種類 | 対象者※年齢は当該年度4月1日時点で判定 | 無料になる検査項目 |
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子宮頸がん | 21歳女性 | 視診、内診、子宮頸部細胞診 |
乳がん | 41歳女性 | 視触診、マンモグラフィ |
がん検診の詳細は各市区町村ページをご参照ください。
岡山県岡山市の健康への取り組みを見る(医療施設一覧ページへ) 岡山県倉敷市の健康への取り組みを見る(医療施設一覧ページへ)
下記は、2015年度から2019年度の岡山県全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 8.0% | 22.9% | 14.7% | 21.9% | 14.4% |
2016年度 | 9.0% | 14.5% | 9.1% | 15.8% | 7.8% |
2017年度 | 8.3% | 14.1% | 8.4% | 16.8% | 7.3% |
2018年度 | 7.6% | 14.0% | 7.8% | 17.9% | 6.9% |
2019年度 | 6.8% | 14.1% | 7.4% | 18.6% | 6.7% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
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2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
日本全体のがん検診受診率と比較すると、岡山県の肺がん・乳がん検診はやや高い受診率となっていますが、そのほかのがん検診についてはほとんどの年度で日本全体の受診率を下回っています。多くの検診で受診率は年々低下傾向にあり、これは日本全体においても同様です。
2016年度から一部の受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
岡山県では「県民が、がんを知り、がんと向き合い、がんになっても自分らしく生き抜くことのできる岡山県の構築」を目指し、がん検診の受診率向上やがん予防に向けて次のような取り組みを行っています。
・肝炎対策に関する施策 肝臓がんや肝硬変の予防を目的として、岡山県の保健所や肝炎専門医療機関にてウイルス性肝炎のスクリーニング検査を無料で実施。また、県が指定した医療機関でB型ウイルス性肝炎またはC型ウイルス性肝炎と診断された場合、所定の申請を行うことで治療にかかる医療費を助成する制度を設けている。
・たばこに関する健康情報の啓発活動 子どもたちが課外学習や発表会などを通し、たばこの害について学ぶプログラム「たばこフリーキッズ」を実施。県のサイトでは、たばこの害について学んだ子どもたちや、指導員、県知事、保健福祉部長がたばこの害について語るメッセージ動画が公開されている。
・HPVワクチンに関する正しい知識の普及と子宮頸がん検診の受診促進 県のサイトにおいて子宮頸がんの罹患率や生存率、原因や予防方法を紹介。子宮頸がんの一次予防としてHPVワクチンの接種が有効であると期待されていることや、二次予防として子宮頸がん検診を受診する重要性や受診方法について案内している。
岡山県では、市区町村によって人間ドックの費用を補助または助成している場合があります。詳しくは各市区町村のWebサイトをご参照ください。例として、倉敷市、津山市、総社市の人間ドック費用助成を紹介します。
●国保人間ドック 【対象者】 ・倉敷市国民健康保険に加入し、国民健康保険料を完納している世帯の方 ・当該年度に満40~60歳に該当する方または65歳を迎える方 【自己負担額】8,720円
●人間ドック 【対象者】 以下のすべてに該当する方。 ・津山市国民健康保険被保険者で年齢が40~74歳の方 ・国民健康保険料および市税を完納している世帯に属する方 ・当該年度内に津山市の特定健診および肺がん・胃がん・大腸がん検診を受診していない方 【助成額】受診費用(職場等から費用負担を受けた場合は、その金額を差し引いた額)から5,000円を差し引いた金額(上限15,000円) 【助成条件】 ・岡山県内の実施機関で受診していること ・指定の項目を含む自費の人間ドックメニューであること
●人間ドック、脳ドック 【対象者】 ・総社市国民健康保険に加入している40歳以上の方 ・後期高齢者医療保険に加入している方 【助成額】受診費用(職場等から費用負担を受けた場合は、その金額を差し引いた額)から5,000円を差し引いた金額(上限15,000円) 【助成条件】 人間ドック:検査項目に国保特定健康診査の内容、貧血検査、心電図検査を含むこと 脳ドック:頭部MRI検査を含むこと
「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
全国で390以上の施設が認定されており、このうち岡山県内の機能評価認定施設は2021年11月現在で10施設あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちらをご覧ください。
岡山県では、子どもから高齢者までのすべての県民が健やかな生活をおくるために「第2次健康おかやま21」を策定し、健康づくりを進めています。この健康づくりの行動計画に基づいて実施されている岡山県の取り組みをいくつかご紹介します。
・生活習慣改善を目指す「晴れの国33(さんさん)プログラム」の提供 運動、食生活、社会参加の3つのメニューを、3人1組で3ヶ月取り組むことで、望ましい生活習慣の獲得を目指すプログラム。県のサイトではガイドブックやチャレンジ版がダウンロードできる。
・「おかやま健康づくりアワード」の実施 健康寿命延伸のため、健康づくり活動に積極的に取り組み、他の模範となっている職場や地域などの団体を募集し、表彰する。岡山県のサイトでは、受賞団体のほか事業所や地域で取り組んでいる健康づくりの事例を紹介している。
・「健康の森」の整備 岡山県が整備しているネイチャーゾーン。訪れる人が気軽に自然に親しみ、心も体もリフレッシュできる場として開園している。グランドゴルフやフリスビーなどの軽スポーツや、ピクニック、イベントなど多目的に利用できる広々とした広場や、研修会などにも利用できる施設がある。
※本記事は2021年11月時点の情報を元に作成しています。