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この検査は何のための検査?

特定保健指導/栄養指導/運動指導

特定保健指導/栄養指導/運動指導とは?

<特定保健指導>

特定保健指導とは、特定健診をもとに行われる、生活習慣病に対する指導です。特定健診は、40歳〜74歳までの被保険者・被扶養者を対象にして実施されます。特定健診で身長や体重・血圧などを検査し、メタボリックシンドロームと判断された場合に、特定保健指導が行われます。

特定健診では、糖尿病・脂質異常症などの発症リスクを判定しています。特定保健指導の実施基準になるのは「腹囲」です。男性であれば85cm以上・女性であれば90cm以上で特定保健指導の対象になります。ほかにも血糖値やBMIに異常があると対象になります。

特定保健指導は大きく2つに分けることができます。
【動機付け支援】
個別面接やグループ単位で支援を行い、対象者が生活習慣を振り返り、改善させることを目的とした支援方法です。
【積極的支援】
動機付け支援を行ったあとに、3ヶ月以上定期的かつ継続的に電話やメール、ファックスで支援を行います。対象者が自分の生活を改善し、継続させることが目的です。

<栄養指導>

栄養指導は、特定保健指導の一環で行われる指導です。特定健診で指摘された人への食事習慣や食事コントロールの仕方、塩・カロリーの知識を指導します。摂取カロリーが減少すると体重が減り、特定健診で正常範囲に収まるという考え方です。

<運動指導>

運動指導は、特定保健指導の一環で行われる指導です。栄養指導と並んで重要視されており、運動指導の例としては「1日に30分~60分の有酸素運動を週3日以上おこなう」、「1日3000歩以上歩く」などがあります。

特定保健指導/栄養指導/運動指導の目的

生活習慣病の発症リスクが高い人に対して、生活習慣病の改善や予防を目的として行われます。また、栄養指導や運動指導を含め、保健師や管理栄養士が関わっていることが特徴です。

特定保健指導/栄養指導/運動指導の長所/短所

特定保健指導で栄養指導や食事指導を実施すれば、生活習慣病のリスクを下げることができます。しかし、指導をしても実施しなければ効果が得られないため、対象者個々人の意識によるところが大きくなります。

特定保健指導/栄養指導/運動指導の流れ

1. 特定健診で指摘される
2. 動機付け支援を実施する
3. 積極的支援を実施する
4. 栄養指導と運動指導を実施する

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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