人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

この検査は何のための検査?

胸部CT検査

胸部CT検査とは?

胸部CT検査とは、コンピューター断層撮影(CT)を使用して、体内を2次元的に観察する検査です。レントゲン撮影にも使用されるエックス線を使用して、胸部を断層写真で撮影します。

胸部CT検査の目的

胸部CT検査は主に肺がんの早期発見を目的として行われます。喫煙指数が400ないし600以上のハイリスクに分類され、肺がん検診の一次検診における胸部レントゲン検査で異常があった人に対して行われることが多いです。喫煙指数は1日に吸うタバコの平均本数×喫煙年数で算出されます。

胸部レントゲン検査で発見されたがんは進行していることが多く、早期発見は難しいです。しかし、胸部CT検査をおこなえば5mm以下の小さながんも見つけ出せます。両肺に挟まれている縦隔の異変や食道がんのほか、肺線維症や肺気腫、気胸、大動脈弓などの疾患も発見できます。

胸部CT検査で見つけられる病気

肺がん、肺結核、肺炎、食道がん、気胸、肺気腫、肺線維症、大動脈

胸部CT検査の見方

胸部CT検査の撮影画像は、胸部を輪切り状に観察できるため、胸部レントゲン撮影で異常の見つかった場所を中心に観察します。血管の形状異常や空洞病変、腫瘍が見られるかがポイントになります。

胸部CT検査の長所/短所

立体的に観察でき、5mm以下の小さながんも見つけやすいです。観察しにくいと言われる、心臓の裏側にある隠れた病変も観察できます。また、撮影は数秒で終了します。

エックス線を照射するため、被曝をともないます。妊娠中の方や妊活中の方は避けたほうがよいです。また、成長の早いがんは発見できないことがあります。

胸部CT検査の流れ

1. 身体についている金属類を外す
2. 装置に仰向けになる
3. 息を止めて撮影

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
人間ドック健診のご相談はこちらから