眼圧検査
眼圧検査とは?
眼圧検査とは、裸眼の状態で眼に空気を吹き付けて眼球内の内圧を測定する検査です。眼圧検査では、眼の表面にシュッと空気を吹きかける空気眼圧計を使用します。
眼圧検査の目的
眼圧検査は、眼の形が眼の中にある房水という水によって維持できているかを調べることを目的としています。眼の中には、房水という水が溜まっています。水風船のようなイメージをするとわかりやすいです。空気眼圧計を使用し、房水が眼の内圧を保っているかを調べます。房水は常に産生と排出を繰り返していますが、バランスが崩れると産生量が多くなったり、排出量が多くなったりすることがあります。房水は眼へ酸素や養分を補給させるだけでなく、老廃物を排出させる働きがあるため、眼圧検査は眼の機能検査として必要です。
眼圧の変化によって、疑われる疾患が異なります。眼圧が高くなると疑われるのが「緑内障」です。緑内障とは眼圧の房水が増えることで、眼圧が上昇し眼球や視神経を圧迫して、視野が狭くなる病気です。緑内障が進行すると失明することもあります。また、緑内障には眼圧が正常で視神経の障害が進んでいく「正常眼圧緑内障」もあるので注意が必要です。
眼圧検査で見つけられる病気
眼圧が低い場合:網膜剥離、虹彩毛様体炎
眼圧が高い場合:緑内障、高眼圧症、ステロイド点眼薬使用による副作用など
眼圧検査の見方
眼圧検査の見方は以下のとおりです。
眼圧検査の基準値は7~21mmHgです。眼圧は1日の中で5mmHgほど変動するため、これだけの幅が生まれます。
眼圧検査の結果が低いと網膜剥離や虹彩毛様体炎が疑われます。また、眼圧検査の結果が高いと緑内障やステロイド点眼薬の副作用が疑われます。
眼圧検査の長所/短所
眼圧検査は眼を開けているところへ、空気を当てる検査です。 空気を当てるため、一時的ですが眼が乾燥します。 検査にかかる時間は約5分程度と検査時間が短く、検査結果をその場で把握できるのも特徴です。眼圧が高いと疑われる緑内障の中には、眼圧が正常値内でも発症する「正常眼圧緑内障」があるため、眼の疾患をすべて発見できる検査方法ではないという短所があります。
眼圧検査の流れ
1. メガネやコンタクトレンズを取り外す
2. 検査台の顎台の上に顎を乗せて、まばたきを止める
3. 空気が送り込まれる
この記事の監修ドクター

マーソ株式会社 顧問
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)