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この検査は何のための検査?

3D-CTA検査

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査とは?

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査とは、CTの機械と造影剤を使用して、脳や頸部の血管を立体的に描き出すことができる検査です。検査では、ヘリカルCTやマルチスライスCTなどの特別なCT機器を利用します。

造影剤とCT機器を併用することで、頭蓋骨と血管の情報だけをデジタルで取り出し、画面上に3Dの血管図を作成することができます。

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査の目的

3D-CTAでは血管の立体的な模式図を作成することができるので、血管の共作や動脈瘤など形の異常や、動脈硬化などを発見することができます。

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査で見つけられる病気

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査を行うことで、下記の診断に役立てることができます。

 ●脳卒中
 ●動脈瘤
 ●動脈硬化
 ●脳動静脈奇形
など

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査の結果の見方

3D-CTAでは脳や頸部の血管が立体的に描き出されます。その血管に狭窄やコブのようなものがあった場合、病変である可能性があります。

ただし、血管の形は正常であっても大変複雑であり、3D-CTAの画像を読み解くには深い専門知識が必要となります。

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査の長所/短所

これまでの画像診断では一方向からの撮影しかできず、撮影方向によっては病変を見つけにくい角度が生じてしまっていました。その点、3D-CTAであれば立体的な模式図を360度参照することができるため、角度によって見落としやすい場所がないという長所があります。

一方、3D-CTAで検査することができるのはあくまで血管の形状や走行についてであり、実際の血流量については別の検査を組み合わせる必要があります。

また、造影剤を使用するため、体質によってはアレルギー症状が出現するリスクもあるため、注意が必要です。

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査の流れ

3D-CTA(三次元脳血管造影)検査の流れは、以下のようになっています。

1.造影剤を使用するため、約4時間前から絶食する
2.点滴にて造影剤を注入する
3.CT機器を利用して画像を撮影します(30分程度)。
4.検査終了

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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