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人間ドック・健診Q&A

検査当日に、間違えて朝食を食べてしまったけど大丈夫?

Answer

医療スタッフに食事をした時間や内容を正確に伝えましょう。

場合によっては後日に検査が延期に

もし、間違って検査当日に食事をとってしまった場合は、「食事をした時間」「食事内容」を医療スタッフに正確に伝える必要があります。食事の内容や種類によっては検査可能と判断されることもありますが、場合によっては、検査は後日に延期となってしまいます。

検査当日の朝食が検査に与える影響とは?

検査当日に食事をとってしまうと、血糖値や中性脂肪の数値に影響が出ます。

血糖値や中性脂肪は空腹時の状態を検査するため、食事をとってしまうと「糖尿病の可能性がある」と、誤判定が出てしまう可能性があります。また、検査時に胃に内容物があることで、胃レントゲン検査、胃内視鏡検査で視野が狭まるため実施できなくなります。

食べ物の量や種類によっても変わりますが、食べたものが胃から小腸に送られるまで数時間かかるため、朝食を抜く必要があるのです。

薬は飲んでよいものと飲むべきでないものがあるので、医師に相談しよう

薬は飲んでよいものと飲まないほうがよいものとがありますので、自分で判断せずに医師に内服可能であるかを確認しましょう。服用しても良い薬は、高血圧・心臓病・抗血栓・けいれん止め・喘息・甲状腺・精神安定剤などの薬です。

内服する場合はコップ1杯の水またはお茶(およそ200ml)で内服します。薬にもカロリーが含まれており、検査の数値に影響を与える可能性があるため、必要最低限の薬以外は内服しないようにします。

サプリメントも薬と同じ扱いです。基本的に検査当日は飲まないようにしてください。

もし、薬を飲んでしまった場合は、食事と同様に「飲んだ時間」「飲んだ薬の種類」を医療スタッフに伝えてください。

糖尿病の治療中で血糖を下げる薬を使用している場合は注意が必要

血糖値を下げる薬の内服やインスリン注射をしている人は注意が必要です。

朝食を取らず、血糖を下げる薬も飲まないように指示されていたにも関わらず、誤って朝食をとってしまった場合はすぐに医療施設に連絡してください。また、朝食をとらずに血糖を下げる薬を飲むと、低血糖を起こして意識を失う場合もありますので、必ず間違えないようにしましょう。

たばこ・アメ・ガムは控えよう

検査当日の朝は、たばこやアメ、ガムは控えましょう。胃の壁を刺激して、胃液がたくさん出るため、例えば胃のバリウム検査では胃の壁にバリウムがつきにくくなり、検査の精度が落ちてしまいます。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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