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マーソ調査レポート

2月4日は世界がんの日

世界、日本のがんの現況について調べてみました!

2月4日は世界がんの日。日本における死因第1位である「がん」。死因の年次推移をみてみると「がん」は一貫して増加し続け、1981年以降死因第1位となっている。私たちが最も恐れているにも関わらず減少しないのはなぜでしょう。

調査の狙い

近年、欧米主要国のがん死亡率は減少傾向にあるにも関わらず、日本は増加する一方。日本の医療はトップレベルのはずなのになぜ減少しないのか。
日本のがん対策はどんな状態なのか、世界に比べて何が違うのか調査してみました。

調査のトピック

  1. 欧米諸国におけるがんの死亡率は減少傾向にあるのに、日本だけが増加している。
  2. がん検診の受診率が欧米主要国と比較し、圧倒的に低い。
  3. 芸能人や著名人のがん報道の影響は大きいが、一過性である。
  4. 日本も「がん対策基本計画」が策定され、さまざまな取組が進められているが私たちの意識改善が最も重要。
  5. 人間ドック受診者が増えれば、早期発見・治癒できる方も増える。

調査結果詳細

欧米主要国のがん死亡率は減っているのに、日本だけ増加?!

世界保健統計2015によると、日本人の平均寿命は84歳で世界トップだった。この数字だけみると日本は健康な人が多い国のように見えるが、先進国におけるがんの死亡数は、日本だけが増え続けている。
先進国の場合、高度な技術・医療設備が整っており、がんを治すことができるレベルは高いはずである。
そして先進国の中でも日本の医療はトップクラスのはず。それなのになぜ、日本だけが増加しているのか。
その原因の一つががん検診受診率の低さだと言われている。

【グラフ】国別がん死亡率の推移
【グラフ】国別がん死亡率の推移

乳がん、子宮頸がんの検診率、日本は米国の約半分

日本のがん検診受診率は、OECD(経済協力開発機構)加盟国34カ国中最低レベルにある。
米国では1970年代から国を挙げて取り組み、90年代前半からがんによる死亡が減少に転じている。
例えば、乳がんと子宮頸がんの検診受診率が米国では70~80%だと言われているのに対して、日本はまだ40%。日本でも2年に1度の受診が推奨されているにもかかわらずだ。

【チャート】乳がん検診受診率 【チャート】子宮頸がん検診受診率

*ドイツ、フランス、米国は前年度データ
*イギリス、イタリアは各国のスクリーニング(検診)プログラムでの受診率
*日本はアンケート調査による受診率

芸能人や著名人の報道による影響は大きいが一過性である。

2015年、芸能人Hさんが乳がん摘出手術を行ったという報道が9月23日に流れ、多くの女性たちに衝撃を与えた。その時の「乳がん」の検索数は一気に増加している。また、マーソにおける乳がん検査の予約数も一気に増加した。しかし、その後の月をみると11月、12月には元に戻ってしまう。
「乳がん検査」の重要性に多くの女性たちが共感し、今後は受診率が増加していくかに思えたが、これは一過性であったと言える。
女性たちの潜在意識には、がんや様々な病気に対する不安があるにも関わらず、何か大きなきっかけがないと「受診」という行動に移すことができずにいる現状が見える。

「乳がん」の検索ボリューム
マーソにおける乳がん検査申込数推移 (7月申込数を100にした場合)
マーソにおける乳がん検査申込数推移 (7月申込数を100にした場合)

日本も「がん対策基本計画」が策定され、さまざまな取組が進められているが、私たちの意識改善が最も重要ではないか。

日本でも2007年に「がん対策推進基本計画」が策定され基本計画に基づき、がん対策が進められてきた。
しかし、2015年の中間報告では、がん対策の進捗はみられるものの、「がんの年齢調整死亡率(75歳未満)の20%減少」(2007年度からの10年間目標)についてはこのままでは目標達成が難しいと予測している。
それを踏まえ、2015年12月に「がん対策加速プラン」が発表された。そのプランの3つの柱のひとつが「がんの予防・早期発見」であり、がん検診の受診率が諸外国に比べ低い状況にあることを課題としている。基本計画では受診率50%(胃、肺、大腸は当面の間 40%)を目標に掲げ、 その達成に向けての取組を進められている。私たちもがんの早期発見の重要性を再意識し、積極的に人間ドックを受診する必要があるのではないか。

性別別にみたがん検診を受診した方の割合(過去1年間)
性別別にみたがん検診を受診した方の割合(過去1年間)

人間ドック受診者が増えれば、早期発見・治癒できる方も増える

近年、健康志向の高まりは「食に対する見直し」「定期的な運動」など多くの人が健康について考えるようになっている。しかし、一方で日本におけるがんの死亡率がこれだけ高いにも関わらず、がん検診に対する意識はまだまだ低いように思われる。40歳を過ぎれば、誰でも疾患のリスクは高くなる。
ならば、健康寿命を延ばすという意味でも、少しでも早く病気を発見することの重要性も忘れてはならないのではないか。
マーソでは、「予防8割、治療2割の社会の実現」を目標に、人間ドックを定期的に受診する習慣が日本全体に浸透するサポートを行っていきたいと考えている。

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