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症状から病気を知る&検査を探す

月経時以外の不正出血

月経時以外の不正出血のメカニズム

月経時以外に出血がみられることを不正出血といいます。不正出血はさまざまな要因があり、健康な人でもみられる症状です。たとえば、性交の接触による接触出血や、排卵による出血、妊娠初期にみられる着床出血などが、その例です。

それ以外の場合で不正出血がみられる場合は、子宮内膜が増える病気や、子宮内にポリープやがんなどのできものにより、月経以外に出血がみられることがあります。また、膣内がウイルスや細菌などに感染している場合も、出血がみられやすくなります。なお、妊娠中は、流産や切迫流産、出産兆候として出血がみられます。

月経時以外の不正出血で考えられる病気

不正出血がみられる場合は、以下の病気が考えられます。
●切迫流産  ●子宮内膜ポリープ
●月経不順・無排卵性月経
●子宮内膜増殖症 ●子宮体がん
●子宮頸がん ●性感染症 等

月経時以外の不正出血の原因究明のための検査

不正出血がみられた場合は、考えられる原因によって次のような検査が行われます。

血液検査

月経異常による不正出血が考えられる場合は、採血よって女性ホルモンの数値を調べます。

内診

産婦人科の内診台に上がり、医師が指を挿入して、圧痛などがないか確認します。

経腟エコー検査

お腹にジェルを塗り、超音波の出る機器を当てて、子宮の内部にできものがないか確認します。

子宮頸部細胞診・子宮体部細胞診

子宮の入口や内部を専用の綿棒などでこすり取り、細胞の状態を調べる検査です。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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