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呼吸のときにゼーゼーと胸が鳴る

呼吸のときにゼーゼーと胸が鳴るメカニズム

呼吸をするときに「ゼーゼー」と音がする状態を喘鳴(ぜんめい)と呼びます。ゼーゼーだけでなく、ヒューヒューという風切り音をすることもあり、呼吸音の異常だけでなく、呼吸困難がある場合は、咽頭や声帯に異常が出ていることがあります。

息を吸うときに音がするか、吐くときに音がするかで、ある程度異常が起こっている部位がわかります。息を吸うときは口の近くが狭くなるため、鼻から喉にかけて異常が起きていることが多いです。その一方、息を吐き出すときは肺のなかが細くなるため、気管支や肺に異常が起きていることが多いです。

短期間の喘鳴は、痰が原因の場合や花粉などのアレルギー、風邪症候群が影響していることがあります。しかし、長期的に続く喘鳴は、肺がんやCOPDなど呼吸器系の疾患の予兆という可能性もあります。

呼吸をするときにゼーゼーと胸が鳴る場合に考えられる病気

呼吸をするときにゼーゼーと胸が鳴るときは、以下のような病気の可能性があります。
気管支喘息、肺気腫、COPD、喘息、気管支炎、肺炎、アレルギー、気管支の異物混入など

呼吸をするときにゼーゼーと胸が鳴る場合に、原因究明のため行う検査

呼吸をするときにゼーゼーと胸が鳴るときは、以下の検査を行います。

胸部レントゲン検査(胸部エックス線検査)

胸部にエックス線を当て、肺に影がかかっているかどうかを確認し、また心臓の大きさなどについても検査します。
「胸部レントゲン検査(胸部エックス線検査)」についてもっと詳しくみる→

肺機能検査(スパイロメーター)

肺活量や呼吸数などを測定します。スパイロメーターでは、COPDなのか、肺気腫なのか、肺炎なのか、喘息なのか分類できます。

喀痰細胞診

数回うがいをしてから痰を採取します。痰を顕微鏡で観察して、痰に細菌や血液が含まれているかを検査します。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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