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この検査は何のための検査?

コルポスコピー(膣拡大鏡)

コルポスコピー(膣拡大鏡)とは?

コルポスコピーとは、子宮の入り口部分である子宮頸部に薬液(酢酸)を塗り、変化をコルポスコープという専用カメラで拡大して観察する検査です。

コルポスコピー(膣拡大鏡)の目的

コルポスコピー検査は、子宮頸部細胞診で異常がみられたときに詳しく調べるために行われます。また、検査中は細胞を採取する生検が行われることもあります。

コルポスコピー(膣拡大鏡)で見つけられる病気

コルポスコピー(膣拡大鏡)は、次のような病気を見つけるのに役立ちます。
子宮頸がん

コルポスコピー(膣拡大鏡)検査結果の見方

コルポスコピーの所見は、デジタルカメラで保存されますが、検査結果は医師より説明が行われます。コルポスコピー検査で、以下のような所見がみられる場合は、異常といえます。

●白いまだらが広がっている
●粘膜にびらんがある
●赤い斑点がみられる
●あるはずのない腺ができている
●粘膜がモザイクのような模様を描いている
●ヘアピンのような血管ができている(浸潤がんの所見)

※日本産科婦人科学会「子宮頸部上皮内病変」

コルポスコピー(膣拡大鏡)の長所/短所

検査に使われるコルポスコープは、受診者の身体の外に設置します。検査は15分程度で終わるため、身体的負担が少ない検査です。人によって、膣内を広げるための器具を挿入するときに、不快感を抱くこともあります。

婦人科の内診台の体勢は、両足を開いた状態で行うので、多くの女性は恥ずかしさを感じるかもしれません。医療機関の内診台には、カーテンやバスタオルなどを腰の部分に使用して、プライバシーの配慮がなされています。

コルポスコピー(膣拡大鏡)の流れ

コルポスコピー(膣拡大鏡)は次の流れで行われます。

1. 検査着を着用し、スカートまたはズボン、下着を脱ぐ。
2. 内診台に上がる。
3. 子宮を広げるための器具(膣鏡)を膣から挿入する。
4. 身体の外に設置した専用カメラから、子宮頸部を観察。 (観察中は、綿棒で酢酸を塗ることもあり)。
5. 医師の指示に従い、内診台から降りて、衣類を着用して終了。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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