千葉県 千葉市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか 1.千葉市の特徴 1-1.千葉市の人口統計と高齢化率 千葉市は千葉県の県庁所在地です。1873年の廃藩置県によって千葉県が成立した際には千葉町に県庁が置かれ、その後1921年に市制が施行されて千葉市となりました。都心へのアクセスがよいため、戦前は軍需工場など軍の関連施設が多く立ち並んでおり、戦後、臨海部の埋立地への火力発電、製鉄工場などの誘致、大規模住宅団地の建設などにより人口が増加しました。1992年には全国で12番目の政令指定都市に移行し、2021年現在6つの行政区(中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区)を設置しています。政令指定都市とは、地方自治法に基づき政令によって指定される、人口50万人以上の市を指します。2021年現在、20市が指定されています。
2021年8月1日現在の人口は約97.7万人 (推計人口)です。国勢調査によれば、千葉市の人口は右肩上がりに増加してきましたが、ここ数年の増加率は鈍化 してきています。なお、日本全体のピークは2008年ですが、千葉県の人口はゆるやかながら純増を続けています(いずれも推計人口)。
国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、千葉市の人口は2020年をピークに減少に転じるとされており、実際の数値を照らし合わせると、増加率の鈍化から過渡期の可能性が考えられます。また、2045年の人口は約90.5万に減少すると推計されています。2020年3月における千葉市の65歳以上の高齢者人口は約25.3万人で、高齢化率は26.0% です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、千葉市の高齢化率の進度は全国よりもゆるやか であると推測できます。しかし、高齢化率は年々上昇しており、多くの地方自治体同様に今後は人口の減少と高齢者人口の増加が課題となることが考えられます。
千葉市の人口と高齢化率の推移
*総務省統計局「国勢調査」をもとに編集部で作成 1-2.千葉市の健康寿命 健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間 を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。
下記は、千葉市の平均寿命と健康寿命、およびその差です(カッコ内は全国平均)。平均寿命と健康寿命との差(不健康である期間)が長くなるほど医療費や介護費がふくらみ、公費負担が増大する要因になります。
平均寿命※2015年 健康寿命※2016年 不健康である期間 男性 81.2歳(80.8歳) 72.18歳(72.14歳) 9.02年(8.66年) 女性 87.0歳(87.0歳) 74.92歳(74.79歳) 12.08年(12.21年)
2016年時点の健康寿命は、男性72.18歳、女性74.92歳で、これは政令指定都市20市のうち男性8位、女性6位 です。全国平均と比較すると、男性は不健康である期間がやや長い結果となっています。女性の平均寿命は全国平均と同じ値で健康寿命が若干長いため、不健康である期間は全国平均よりも短いです。「健やか未来都市ちばプラン」では、健康寿命の延伸ならびに不健康である期間(平均寿命-健康寿命)の短縮を目標に掲げており、2022年までに2010年時点の不健康である期間よりも短くすることを目指しています。不健康である期間を短縮することは、寝たきりの状態になる高齢者を減らすことを意味しており、生活の質の低下防止や社会保障負担の軽減につながります。
2.千葉市の死因順位と割合 1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。 以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、千葉市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 2位 3位 4位 5位 千葉市※2018年 悪性新生物(がん)29.0% 心疾患14.9% 老衰7.6% 肺炎7.5% 脳血管疾患7.4% 日本全体※2019年 悪性新生物(がん)27.3% 心疾患15.0% 老衰8.8% 脳血管疾患7.7% 肺炎6.9%
千葉市の死因上位5つを占める項目は日本全体と同じです。ただし、日本全体の順位では死因4位が脳血管疾患であるのに対して、千葉市では4位が肺炎、5位が脳血管疾患です。ポイント数を見ると、日本全体と比べると悪性新生物(がん)の割合が1.7ポイント高い一方で、老衰の割合が1.2ポイント低く 、肺炎、脳血管疾患がほぼ同じ割合を占めています。
3.千葉市のがん検診の種類・費用 3-1.自治体主導の「5大がん検診」 日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。 5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がん の5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
3-2.千葉市のがん検診 千葉市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、千葉市独自の取り組みです。
千葉市のがん検診の種類・費用
種類 検査項目 対象者 受診間隔 費用 胃がん 問診、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) ・バリウム40歳以上(前年度の胃カメラ未受診の方)・胃カメラ50歳以上で偶数年齢の方 ・バリウム年1回・胃カメラ2年に1回 ・バリウム集団:1,100円個別:2,200円・胃カメラ(個別のみ)3,000円 子宮がん 問診、子宮頸部細胞診、視診、内診(個別のみ実施)、子宮体部細胞診※子宮体部細胞診は医師の判断により実施 20歳以上女性 2年に1回(前年度未受診の方) ・子宮頸部細胞診集団:600円個別:1,200円・子宮頸部細胞診+子宮体部細胞診(個別のみ)1,900円 肺がん 問診、胸部X線検査、喀痰検査※喀痰検査は50歳以上で医師の判断により実施 40歳以上 年1回 ・胸部X線検査集団:300円個別:600円・喀痰検査集団:100円個別:400円※65歳以上は肺がん検診無料 乳がん 問診、理学的検査*(個別のみ必要時実施)【30歳代】乳腺エコー検査【40歳代】マンモグラフィ2方向 【50歳以上】マンモグラフィ1方向*理学的検査:視診や触診など 30歳以上女性 2年に1回(前年度未受診の方) ●30歳代・個別:1,200円・集団:600円●40歳代・個別:1,500円・集団:750円 ●50歳以上・個別:1,200円・集団:600円大腸がん 問診、便潜血検査 40歳以上 年1回 集団:300円個別:600円 前立腺がん 問診、血液検査(PSA値) 50歳以上5歳ごとの男性 年1回 個別:1,200円(個別のみ実施) 口腔がん 問診、視診、触診 40歳以上※定員2,000名 年1回 500円
千葉市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。独自の取り組みとして、乳がん検診は国の指針よりも10歳若い30歳から乳腺エコー検査で受けられる点、乳がん発症リスクにあわせて年代ごとにマンモグラフィの撮影枚数が異なる点 が挙げられます。また、子宮がん検診では、個別の問診結果により医師が必要と判断した場合には子宮体部細胞診(子宮体がんを調べる検査)を受けることが可能です。これは子宮頸がんのみを対象としている国の指針と比べると手厚い検診内容になっています。
口腔がん検診は千葉市歯科医師会が自治体からの委託による行っているため、検診の申し込み方法がその他のがん検診と異なり、千葉市歯科医師会サイトもしくはハガキでの申し込みが必要です。
3-3.千葉市のがん検診の無料クーポン 下記に当てはまる方のうち、前年度対象検診未受診の方が、千葉市子宮頸がん・乳がん検診の無料クーポン対象者です。ただし、千葉市の検診項目以外の検査・処置を行う場合は別途料金がかかります。
種類 対象者 無料になる検査項目 子宮がん 年度内に21歳になる女性 問診、視診、子宮頸部細胞診、内診※個別検診の問診結果で必要と認められた方のみ、子宮体部がん検診を実施 乳がん 年度内に41歳になる女性 問診、理学的検査*(個別検診のみ。必要時実施)、マンモグラフィ*理学的検査:視診や触診など
70歳以上の方は無料でがん検診を受診できます。
その他、下記に該当する方は事前申請によりがん検診などの検診費用が無料となります。
・生活保護受給中の方
・市民税が、本人を含め世帯全員が非課税(年税額0円)の方
・中国残留邦人など支援給付制度が適用される方
事前申告をせずに検診を受診した場合は、検診費用の免除申請対象者であっても有料となります。返金申請はできないので、事前に千葉市保健所の健康支援課もしくは所定の申請場所にて費用免除の手続きを行いましょう。申請方法の詳細については千葉市サイトや窓口でご確認ください。
4.千葉市のがん検診受診率と受診率向上のための取り組み 4-1.千葉市のがん検診受診率の現状 下記は、千葉市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
千葉市のがん検診受診率推移
胃がん 子宮頸がん 肺がん 乳がん 大腸がん 2015年度 6.6% 18.9% 11.4% 22.1% 11.4% 2016年度 10.7% 17.9% 10.5% 22.1% 10.0% 2017年度 10.3% 17.1% 10.1% 20.2% 9.3% 2018年度 10.2% 16.5% 9.5% 19.0% 8.8% 2019年度 9.4% 16.2% 8.7% 18.5% 8.1%
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
自治体主導の日本全体のがん検診受診率推移
胃がん 子宮頸がん 肺がん 乳がん 大腸がん 2015年度 6.3% 23.3% 11.2% 20.0% 13.8% 2016年度 8.6% 16.4% 7.7% 18.2% 8.8% 2017年度 8.4% 16.3% 7.4% 17.4% 8.4% 2018年度 8.1% 16.0% 7.1% 17.2% 8.1% 2019年度 7.8% 15.7% 6.8% 17.0% 7.7%
千葉市のがん検診受診率(自治体主導のみ)は、全検診において日本全体を上回って います。しかし、全種類とも年々低下傾向にあり、これは日本全体においても同様の傾向です。
日本全体のデータにおいて、2016年度から一部の受診率が顕著に低下している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。千葉県では大きな影響は見受けられませんが、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
4-2.千葉市のがん検診受診率向上やがん予防のための取り組み がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、千葉市では次のような取り組みを行っています。
・胃がんリスク検査(ピロリ菌抗体検査)の実施
2017年から20、30歳代を対象に胃がんリスク検査(ピロリ菌抗体検査)を実施。ヘリコバクター・ピロリ菌は胃がんの約99%に関わる細菌であり、国立がん研究センターの報告によるとピロリ菌陽性の場合には胃がんのリスクが5倍以上になることがわかっている。対象は20・25・30歳、35〜39歳のいずれかで過去に胃がんリスク検査を受けたことがない方。受診費は500円(市民税非課税世帯などの場合は費用免除制度あり)。
・肝炎ウイルス検診の無料実施
肝硬変や肝臓がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、肝炎ウイルス検診を実施。40歳以上で、過去に肝炎ウイルス検診の受診歴がない方が対象。受診費は無料。
・夜間乳がん検診の実施
乳がん検診(集団検診)の一部日程で、通常の検診時間(9〜17時)に加えて夜間(17〜19時)も乳がん検診を実施。日中に仕事や子育てをしていることが多い30〜40歳代の女性でも乳がん検診を受けやすい環境を提供している。
・セット検診の実施
一部の集団検診の日程で、同日に複数のがん検診を受けられる「セット検診」を実施。乳がん検診と子宮がん検診、もしくは胃がん検診と肺がん検診、骨粗しょう症検診の組み合わせでそれぞれセット検診の日程を設けることで、受診者の手間を軽減させて受診率の向上に取り組んでいる(単独で受診することも可能)。千葉市サイトもしくは電話での事前予約が必要。
5.千葉市の人間ドックの費用補助・助成 千葉市では、千葉市在住の国民健康保険被保険者および後期高齢者医療被保険者を対象に、一日人間ドック・脳ドックの費用の一部を助成 しています。
5-1.千葉市の一日人間ドックの費用助成 千葉市の一日人間ドックの助成内容は下記の通りです。
【一日人間ドックの助成対象者】
千葉市在住の国民健康保険被保険者(35歳以上75歳未満)および後期高齢者医療被保険者(75歳以上)
【一日人間ドックの助成額】
検査項目 費用 自己負担額 基本検診項目 36,800円 18,400円 基本検診項目(胃部レントゲンを内視鏡に変更) 38,700円 19,400円 基本検診項目+呼吸機能検査 39,330円 19,700円 基本検診項目(胃部レントゲンを内視鏡に変更)+呼吸機能検査 41,230円 20,700円
一日人間ドックの助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・受診は市内の契約医療施設のみ
・40歳以上の国民健康保険被保険者は「特定健康診査」と「人間ドック」を、後期高齢者医療被保険者は「健康診査」と「人間ドック」を、同日に同一医療機関で受診すること
・受診日時点で千葉市の被保険者資格を有していること、千葉市に住所を有していること
・申し込み時に保険料(延滞金含む)を完納していること
年度ごとに助成定員があるため、希望者全員が助成を受けられるとは限りません。また、医療施設によっては検査項目が限られている場合もあります。募集時期や詳細は千葉市サイトで確認してください。
5-2.千葉市の脳ドックの費用助成 千葉市の脳ドックの助成内容は下記の通りです。
【脳ドックの助成対象者】
千葉市在住の国民健康保険被保険者(40歳以上75歳未満)および後期高齢者医療被保険者(75歳以上)
【脳ドックの助成額】
それぞれの医療機関の検診費用の5割(限度額10,000円)
脳ドックの受診は市内の契約医療施設のみで、年度ごとに助成定員があります。検診項目や費用は医療施設によって異なります。いずれの医療施設でも脳MRI(MRIでの脳断層撮影)とMRA(MRIでの脳血管撮影)は共通していますが、頸動脈エコー検査、認知機能検査、VSRAD(MRIで脳の萎縮度を撮影して解析することで早期アルツハイマーの評価ができる検査)、TCD(経頭蓋骨脳血管ドップラー:超音波で頭の血管を評価する検査)などは一部の医療施設でしか対応していません。詳細は千葉市サイトで確認してください。
6.千葉市の人間ドック機能評価認定施設 6-1.人間ドックの機能評価認定施設とは? 「機能評価認定施設」とは、日本人間ドック学会が定めている「人間ドック健診施設機能評価」という評価基準をクリアした医療施設 です。申請のあった人間ドック施設に対して日本人間ドック学会が受診者目線で審査している取り組みです。
審査項目には、「運営方針、組織の管理体制が確立しているか」や「検査の業務マニュアルは作成されているか」、「感染対策などの危機管理は徹底されているか」といった人間ドックの健診施設側の安全面に関する基準から、「受診者が快適に受診できるように配慮しているか」や「受診者のプライバシーに配慮しているか」といった受診者側に関する基準まで、多角的な評価基準があります。また、評価基準は5年ごとに改定され、更新審査が行われます。
6-2.千葉市の人間ドック機能評価認定施設 日本人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で410以上の施設が認定されており、このうち千葉市内の人間ドック機能評価認定施設は2023年8月現在で8施設 あります。
マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。くわしくはこちら をご覧ください。
7.千葉市の健康増進への取り組み 千葉市は「健やか未来都市ちばプラン」の基本理念として「すべての市民が支え合いながら、心豊かに暮らせる活力に満ちた『健やか未来都市ちば』を目指す」ことを掲げています。市民の健康増進のために行われている千葉市のユニークな取り組みについてご紹介します。
・地域のつどい・ふれあい入浴
千葉市内に在住の65歳以上の方ならびに小学生以下の子どもを対象に、毎週日曜日(※)は市内銭湯(一般公衆浴場)の入浴料金がお得になるサービスを実施。65歳以上の入浴料金は100円、小学生以下は無料となる(通常:大人450円、小学生170円、乳幼児70円)。利用には保険証、運転免許証など年齢、氏名、住所がわかるものが必要(小学生は学校の名札でも可)。
銭湯が休業日の場合は翌営業日が対象
・地域のプロサッカーチームと連携した健康教室の開催
プロサッカークラブ「ジェフユナイテッド市原・千葉」は、千葉市の介護予防事業の一環として、市内在住の65歳以上の高齢者(要介護、要支援の認定を受けている方などを除く)を対象に参加料400円(全4回分)で健康教室「ジェフと一緒に健康づくり教室」を開催している。開催内容は年度によって異なり、過去のプログラムにはチームのリハビリ指導をしている医療専門学校の講師によるものや、脳トレと運動を組み合わせたライフキネティックなどがあり、高齢者の認知予防や転倒予防に役立つ内容となっている。ジェフユナイテッドの選手らと一緒にラダーやサッカーボールを使った運動をするなど楽しく交流をしながら健康づくりに取り組むことができる。参加申し込みやイベントの詳細は千葉市サイトもしくはジェフユナイテッド市原・千葉のサイトを参照。
・100年ダンス動画コンテスト
100年まで生きることが珍しくなくなった現代社会で、誰もが健康で生き生きと暮らせる社会を実現するためのスローガンとして、千葉市では「100年を生きる。」をキャッチフレーズに健康づくりの重要性について周知・啓発活動を行っている。「100年ダンス」は、上記の活動の一環で作成された千葉市オリジナルダンス。誰もが手軽に楽しく運動習慣を身につけるためのきっかけづくりとして、左右で違う手の動きをする脳トレの要素や、忍者の動き、平泳ぎや背泳ぎなどの水泳、相撲の四股(しこ)などの動きなどが取り入れられている。2020年度には100年ダンスの動画を募集するコンテストが開催された。応募総数35作品(参加人数284人)の中から選ばれた受賞作品は、千葉市サイト上で公開されたり、表彰状や参加賞の景品などが贈られたりした。
・ちばしウォーキングポイントの導入
「ちばしウォーキングポイント」はウォーキングなどの健康づくりに取り組むともらえる千葉市独自のポイント。ポイントが貯まると「WAONポイント」や千葉市の特典品などに交換できる。千葉市に在住・在勤・在学の方であれば誰でも参加可能。スマートフォンの専用アプリ、専用サイト、ハガキなどで参加することができる。ただし、ポイントを貯めるには「ちば風太WAONカード」を各保健福祉センター健康課で受け取る必要がある(無料)。
※本記事は2021年8月時点の情報を元に作成しています。