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膀胱結石

膀胱結石とは?

膀胱結石とは、膀胱内に結石ができている状態です。結石は腎臓で作られ、尿管を通り膀胱へたどり着きます。結石の多くは、膀胱から尿道へ排出されます。

膀胱結石は尿中のカルシウムやリン酸などの結晶によって作られます。高尿酸血症の人は、尿酸が原因で「尿酸結石」ができやすいです。また、人間ドックで、膀胱結石を指摘されても、すぐに治療が必要とは限りません。結石の大きさに合わせて、治療計画を立てていきます。

膀胱結石の症状

膀胱結石はほとんど症状の出ないこともあれば、冷や汗・吐き気などの症状が見られることもあります。また、排尿痛や頻尿などもみられます。

膀胱結石の原因と予防法

膀胱結石の原因は、カルシウムの過剰摂取や副甲状腺疾患・高尿酸血症などです。副甲状腺疾患とは、副甲状腺からホルモンが過剰分泌されることとで、身体のカルシウム濃度が高くなってしまう病気です。尿路結石を予防するためには、野菜中心の食生活への改善と適度な運動が有効です。

膀胱結石になりやすい人

膀胱結石になりやすい人は以下の人です。
●偏食
●運動不足
●高尿酸血症
●アルコール多飲  など

膀胱結石の検査

膀胱結石についての検査には以下のものがあります。

エックス線検査

結石は石灰化しているため、エックス線で撮影すると白い陰影として写し出されます。リン酸カルシウム、シュウ酸カルシウムが結石の成分としてよく見られ、これらはエックス線写真によく写る結石です。ただし、成分によってはエックス線写真に写りにくい結石もあります。

超音波検査(エコー検査)

結石による尿の流動性や、膀胱結石の有無について観察します。

血液検査

尿酸値が高いと膀胱結石ができやすいです。
「尿酸(UA)」についてもっと詳しく見る→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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