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この検査は何のための検査?

尿ビリルビン

尿ビリルビンとは?

ビリルビンは、古い赤血球中のヘモグロビンが破壊されてできる物質で、本来は、肝臓で処理されることにより胆汁として排泄されます。しかし、肝臓や胆道の病気になると胆汁の流れが阻害され、血液中のビリルビン濃度が上がり腎臓から尿として排泄されます。尿ビリルビン検査は尿検査のひとつで、尿中のビリルビンの有無を検査します。

尿ビリルビンを調べる目的

尿ビリルビン検査は、肝臓や胆道の病気を簡易的に調べる目的の検査です。尿中のビリルビンの有無を調べることで肝臓や胆道の異常を調べることが可能です。

尿ビリルビン検査で見つけられる病気

尿ビリルビンの尿検査は、下記の病気の診断に役立ちます。

 ●急性肝炎
 ●肝硬変
 ●胆道閉塞
 ●肝腫瘍
 ●胆管結石 など

尿ビリルビン検査の結果の見方

尿検査における尿ビリルビンは、陽性もしくは陰性で結果が出ます。陽性の場合は、血液検査でビリルビン値を測定します。
●血液検査「総ビリルビン(T-BIL)」の解説ページはこちら

尿ビリルビン検査の長所/短所

尿ビリルビン検査の長所は、肝臓や胆道の異常の有無を尿検査で行える点です。尿検査は比較的時間がかからず、身体的な負担もありません。

しかし、尿ビリルビン検査のみでは、病気を特定することができないので、異常があれば精密検査が必要になります。

尿ビリルビン検査の流れ

尿ビリルビン検査の流れは以下のような一般的な尿検査と同様です。

1. 採尿
2. 試験紙を尿につける
3. 色の変化でビリルビンの陽性・陰性を判定

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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