人間ドックで健康保険は使える?
Answer
人間ドックは健康保険が使えず、全額自己負担です。
人間ドックの目的は、健康状態と将来的なリスクの把握
人間ドックで健康保険は使えません。人間ドックの支払いは、原則、全額自己負担です。これは、人間ドックは、病気の治療を目的ではなく、健康状態を検査して将来罹患しうる疾患を調べることがおもな目的のためです。
健康保険は使えないが、補助金が出る場合がある
人間ドックに健康保険は使えませんが、民間の医療保険や市町村などのサポートで、補助金や助成金制度が使えることがあります。
<国民健康保険>
個人事業主や年金受給者、無職の人が加入している国民健康保険の場合、自治体が補助金や助成金制度を設けている場合があります。また、制度を受けるには、国民健康保険加入後1年以上経過していることや、40歳以上などの条件があるのが一般的です。
<社会保険>
企業勤めの人や公務員は加入している社会保険は、健康保険協会や健康保険組合から一部費用を助成してもらえることがあります。自分が保険協会や保険組合に所属しているのか職場に確認しておきましょう。
また、企業に就職している場合は、企業が主体となって1年に1回、健康診断を実施することになっています。この健康診断と同時に、気になる疾患を調べる検査をオプションで追加したり、人間ドックを行うこともできます。受診する医療施設や検査内容などで費用は異なります。
<民間の医療保険>
生命保険などの民間医療保険に加入している場合、割引のサービスを受けられることがあります。
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この記事の監修ドクター

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医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

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医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)