ふじみ野市で人間ドック・健診(鎮静剤可)が予約できる医療施設一覧

埼玉県 ふじみ野市がこんな健康への取組みをしているって知っていますか

1.ふじみ野市のがん検診の種類・費用

1-1.ふじみ野市のがん検診

ふじみ野市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、ふじみ野市独自の取り組みです。

ふじみ野市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。ふじみ野市独自のがん検診として、前立腺がん検診を実施しています。胃がん（バリウム）・乳がんを無料で実施していることも特長です。

また、2024年度よりふじみ野市では乳がん検診について、集団検診の対象とならない30～39歳と、立位困難により集団検診を受診できない40歳以上の女性を対象に、個別で受診した乳がん検診について費用補助を実施しています。内容は下記の通りです。

費用補助の受け方など、詳しくはふじみ野市サイトや保健センターで確認してください。

1-2.ふじみ野市のがん検診の無料クーポン

ふじみ野市では下記対象者にがん検診の無料クーポンが支給されます。

無料クーポン券は、5月中旬頃に対象の方に郵送されます。医療機関や当日の持ち物など、詳しい受診方法は同封の案内で確認してください。

2.ふじみ野市による病気予防のための取り組み

2-1.ふじみ野市が実施している病気予防の検査や取り組み

がんを始めとした病気予防のため、ふじみ野市では次のような取り組みを行っています。

・胃がんリスク検診（ABCD検診）
胃がんリスク検診では、血清ペプシノゲン値による胃粘膜萎縮の程度とヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無を測定し、胃がんリスクを判定する。判定結果がA～Dに分類されるため、ABC検診ともよばれる（ふじみ野市では「ABCD検診」）。検査内容は問診、血液検査。対象は41歳になる市民。個別検診にて、費用は500円。

・肝炎ウイルス検診
慢性肝炎・肝硬変・肝がんの発症リスクとなる肝炎ウイルスの早期発見と早期治療を目的として、B型およびC型肝炎ウイルス検査を実施。対象は40歳以上となる市民で、過去に市の肝炎ウイルス検診に相当する検査を受診したことがない方。検査方法は問診、血液検査（HBs抗原検査、HCV抗体検査）。個別検診にて、費用は無料。

・結核検診
胸部のさまざまな異常を調べるために結核検診を実施。対象は65歳以上の市民。検査内容は、胸部X線（レントゲン）検査（二重読影なし）。個別検診にて、費用は無料。同年度、肺がん・結核検診を受診した場合は対象外。2024年度の実施期間は2025年2月中。受診には保健センターへの申し込みが必要。

・緑内障検診
緑内障は、なんらかの原因で視神経が障害され視野が狭くなる病気で、日本の失明原因の第1位に位置する。緑内障の早期発見・早期治療を目的に、緑内障検診を実施。対象は、年度内に46・56歳になる市民。検査内容は、問診・矯正視力検査・眼圧検査・精密眼底検査・視野検査・細隙灯（さいげきとう）顕微鏡検査・隅角（ぐうかく）検査・光干渉断層計（OCT）検査。ふじみ野市、富士見市、三芳町の緑内障検診実施医療機関にて、費用は1,000円。対象者には5月に受診券（はがき）が発送される。

・成人歯科健康診査
虫歯や歯周病の早期発見によって早期治療につなげるための歯科健康診査。対象は年度内に18歳以上になる市民（後期高齢者医療健康長寿歯科健診対象者等は除く）。健診内容は、歯周ポケット測定、歯肉出血・歯石・嚙み合わせ・顎関節・粘膜のチェック等、歯と歯肉の健診を実施する。成人歯科健診実施医療機関にて、費用は500円。年度内に40・60歳となる方には、無料で受診できる「無料成人歯科健康診査のご案内」が6月下旬頃に発送される。

2-2.気にしておきたいその他の検査

厚生労働省が指針を示しているがん検診以外の検査は、自治体によって実施の有無や検査内容が異なります。人口規模や財政状況、独自の見解など事情はさまざまです。ふじみ野市で実施していない検査のうち、おもだった検査には下記が挙げられます。

・大腸がん：大腸内視鏡検査（大腸カメラ）
・骨粗しょう症：骨密度検査

会社員の方は、職場の健康診断やそのオプション検査で上記を受けられるかどうか確認してみてください。受診機会がない場合は、実施している医療施設を探して自費で受診する方法があります。市内もしくは近隣の自治体にも範囲を広げて探してみるとよいでしょう。

3.ふじみ野市の人間ドックの費用補助・助成

ふじみ野市では、ふじみ野市国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者を対象に、人間ドックまたは脳ドックの受診費用が一部助成されます。助成内容は下記の通りです。

【人間ドック・脳ドックの助成対象者】
・ふじみ野市国民健康保険の加入者（30～74歳）
・後期高齢者医療制度加入者
※申請時、納期到来分の国民健康保険税・後期高齢者医療保険料を完納していること
※受診日現在も加入していること

【人間ドック・脳ドックの助成金額】
人間ドックまたは脳ドックの検査料（消費税を除く）から5,000円を差し引いた額
※補助額の上限は25,000円まで

助成対象となるには、いくつかの条件があります。
・年度内1人1回まで、人間ドック・脳ドックのどちらか一方のみ助成可能
・人間ドックは、市の特定健診と同等以上の検査項目を受診すること
・同じ年度に市の特定健診や健康診査を受診した場合、人間ドックの助成は受けられない（脳ドックの助成は受けられる）
・医療機関の指定はなく、市外でも受診可能（ただし、国内に限る）
・医療機関予約後、人間ドック・脳ドックの受診日2週間前までに保険・年金課に検査料補助の申請をすること
・健診結果のデータを市が活用することに同意すること

人間ドック・脳ドック検査料補助の手続きの流れや必要書類など、詳細はふじみ野市サイトで確認してください。

4.ふじみ野市の人間ドック機能評価認定施設

人間ドック学会が審査した機能評価認定施設は、全国で400以上の施設が認定されています。2024年5月現在、ふじみ野市内に機能評価認定施設はありませんが、近隣のさいたま市に3施設、埼玉県全体では14施設あります。

マーソでは、機能評価認定施設から人間ドックのプランを探すことができます。詳しくはこちらをご覧ください。