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症状から病気を知る&検査を探す

尿が出にくい・途切れる

尿が出にくいまたは途切れるメカニズム

排尿に時間がかかったり、途中で尿が途切れたりしてしまうのは、膀胱から尿道出口への尿の通過が妨げられる場合(通過障害)、あるいは膀胱がうまく収縮できない場合(膀胱収縮障害)に起こります。男性の場合では、膀胱の下にある前立腺が肥大したり、がんができたりすることで、尿が出にくくなることがあります。また、女性では加齢によって子宮や膀胱が下がることで、尿が出にくくなるなどの症状が現れることがあります。

膀胱収縮障害は、男女ともに神経因性膀胱によって起こります。糖尿病による末梢神経障害、腰部椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症による膀胱への神経の圧迫、子宮がん・直腸がん手術における膀胱への神経の損傷などが原因となります。

尿が出にくい・途切れるときに考えられる病気

尿が出にくい・途切れるなどの症状がみられる場合は、以下の病気が疑われます。
●前立腺肥大症
●前立腺がん
●子宮脱
●膀胱脱
●神経因性膀胱

尿が出にくい・途切れるときの原因究明のための検査

尿が出にくい・途切れるなどの症状が続くときは、以下の検査を行います。

腹部レントゲン検査

エックス線を照射して、身体の内部を画像化する検査です。

直腸診

肛門から医師が指を挿入して、前立腺の大きさや固さを調べます。

腹部エコー検査

ジェルを塗り超音波の出る医療機器を当てて、膀胱にたまった尿量を調べる検査です。
「腹部エコー検査」についてもっと詳しくみる→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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