頻尿
頻尿になるメカニズム
健康な人の場合、1日5~7回の数時間おきの排尿が正常です。水分の摂取量が多くなったり、気温が下がったりすると尿の回数が増えることがあります。一方で、1日に8~10回以上の頻尿が続く場合はなんらかの病気の可能性が考えられます。
頻尿は、実際に尿が増えているときや、細菌感染や炎症などによって膀胱の神経が刺激されて起こる場合があります。また、男性の場合、膀胱の下にある前立腺が肥大したり、がんができたりすることで、膀胱に尿が残りやすくなり、頻尿の症状がみられるようになります。脳梗塞など膀胱の神経がうまく機能していないときに、頻尿がみられることがあります。
頻尿のときに考えられる病気
頻尿がみられる場合は、以下の病気が疑われます。
●膀胱炎
●膀胱がん
●前立腺肥大症
●前立腺がん
●糖尿病
等
頻尿の原因究明のための検査
頻尿の症状が続くときは、以下の検査を行います。
尿検査
尿を採取して、たんぱく質や血液が混ざっていないか確認します。
直腸診
肛門から医師が指を挿入して、前立腺の大きさや固さを調べます。
腹部エコー検査
ジェルを塗り超音波の出る医療機器を当てて、お腹の内部の様子を調べる検査です。
「腹部エコー検査」についてもっと詳しくみる→
この記事の監修ドクター

この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)