人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

症状から病気を知る&検査を探す

いびきがひどい

いびきのメカニズム

いびきとは、睡眠時の呼吸で喉の奥側や鼻の粘膜が振動して発生する音です。普段いびきをかかない人でも、お酒を飲んだ後や風邪を引いているときなど一時的に出ることがあります。一時的に出るいびきのことを「単純いびき症」と言います。

いびきをかく原因は、ストレスを抱えていることや肥満体型、顎が小さいことや加齢によって呼吸機能が低下していることが挙げられます。さらに、扁桃腺が腫れている場合や飲酒、睡眠薬の内服時もいびきをかきやすいです。また、先ほどまで起きていたのに突然いびきをかいて寝ている状態になると、意識を失っていることも考えられます。いびきの背景に大きな病気が隠れているリスクがあるのです。

睡眠時無呼吸症候群とは?

いびきには、上気道が狭くなることで睡眠中に呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」が隠れていることが多いです。睡眠時無呼吸症候群とは、いびきを特徴にする疾患で睡眠中に呼吸が止まります。しかし、無呼吸は一時的なもので、時間が経つと呼吸を再開します。睡眠中でも酸素を十分に脳へ送れないため、目覚めが悪いだけでなく日中に強い眠気に襲われることもあります。

いびきがひどい場合に考えられる病名、引き起こす病名

高血圧・糖尿病などの生活習慣病、脳梗塞、心筋梗塞、肥満症、風邪症候群、副鼻腔炎、鼻炎、睡眠時無呼吸症候群など

いびきがひどい場合の原因究明のための検査

いびきがひどい状態が続く場合の原因究明には、以下の検査を行います。

鼻咽腔ファイバー検査

鼻の穴からカメラのついた管を挿入して、鼻腔のなかを観察します。

睡眠ポリグラフィ検査(PSG検査)

睡眠中の脳波・心電図・呼吸状態を観察して、睡眠時無呼吸症候群の有無について調べます。

血液検査

肥満の方がいびきをかきやすいため、糖尿病など生活習慣病の有無を調べます。

血圧測定

肥満の方がいびきをかきやすいため、高血圧の程度を調べます。
「血圧測定」についてもっと詳しくみる→

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
人間ドック健診のご相談はこちらから