めまいが起こることが多い
めまいのメカニズム
めまいには大きく分けて2種類あります。中枢性めまいと、末梢性めまいです。中枢性めまいは、脳に原因がある場合が多いです。末梢性めまいは、多くの場合、三半規管や前庭神経などの耳に原因があります。
めまいは自覚症状に差が生じやすく、「グラグラ」したようなめまいや「ふわふわ」した感覚など、人によって感じ方がさまざまです。まっすぐ歩けなくなる「平衡障害」も、めまいの一種です。めまいは乗り物酔いや、アルコールを飲んだときにも発生しますが、そのような状況ではないのにも関わらずめまいがする場合は、早めに検査を受けたほうがよいでしょう。
めまいがひどい場合に考えられる病気
突発性難聴、中耳炎、メニエール病、貧血、不整脈など
めまいの原因究明のための検査
めまい状態が続く場合の原因究明には、以下の検査を行います。
聴力検査
防音室でヘッドホンから聞こえてくる音を検査します。左右片方ずつおこないます。
耳鳴検査
自分に聞こえる耳鳴りの音を機械から発生する音と比較して検査する方法です。
耳の視診や触診
耳に異常がないかを視診と触診で調べる方法です。
頭部CT検査
X線を当てて、頭部の断層画像を形成する検査方法です。脳腫瘍や脳梗塞などの存在を確認します。
「頭部CT検査」についてもっと詳しくみる→
頭部MRI検査
磁気を身体に当てて、水分と反応した頭部の画像を形成する検査方法です。脳腫瘍や脳梗塞の範囲を確認しています。
この記事の監修ドクター

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医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。

この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)