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悪性腫瘍(がん・悪性新生物)

悪性腫瘍とは?

悪性腫瘍とはいわゆるがんのことで、なんらかの原因で細胞の遺伝子が傷ついたり変異が生じたりすることによって、異常な細胞が増殖する病気です。悪性腫瘍は、ある器官にがんができると、さまざまな臓器に転移する特徴があります。

悪性腫瘍の種類

悪性腫瘍の種類は、がんが発生した部位によって分けられます。一般的に、がんが発生した器官に「腫瘍またはがん」と表現されることが多くなります。
(例)  脳腫瘍、胃がん 等
(例外) 白血病、骨髄腫 等

悪性腫瘍の症状

悪性腫瘍の症状は、がんが発生した器官によっても異なります。多くの悪性腫瘍でみられる症状には以下のものがあります。
●倦怠感
●食欲不振
●体重減少
●発熱
●がん細胞の浸潤による痛み
●出血

悪性腫瘍の原因と予防法

悪性腫瘍は細胞の遺伝子が傷つくことで起こります。悪性腫瘍を完全に防ぐことはできませんが、食生活の見直し、禁煙、適度な運動はリスクを下げるといわれています。

悪性腫瘍になりやすい人

次の項目に当てはまる人は、悪性腫瘍になりやすいことがわかっています。
●バランスの悪い食生活を送っている人
●喫煙をしている人
●お酒を飲む量が多い人
●ストレスの多い人

悪性腫瘍の罹患数と死亡数

国内ではがんは2人に1人が罹患するといわれています。国立がん研究センターの報告によれば、2018年のがんの罹患数は約101万人、死亡数は約38万人と推測されています(※)。

悪性腫瘍を調べる検査

悪性腫瘍を調べるためには次のような検査をします。

血液検査

採血によって、がんになったときに血液中に増える物質を調べます(腫瘍マーカーといいます)。

レントゲン検査

エックス線を照射して、身体の内部を映しだす検査です。

超音波検査

超音波の反響を画像化する検査です。身体の臓器を確認することができます。

CT検査

エックス線を回転させながら照射して、身体の断面図をコンピューターで画像化する検査です。

MRI検査

ドーム型の強力な磁石でできた装置に入り、身体の内部を鮮明に画像化する検査です。

血管造影検査

太ももの血管から細い管を挿入し、造影剤によって特定の臓器の血管を映しだす検査です。

生検

針を刺して、特定の臓器の細胞を採取して調べる検査です。

※国立がん研究センター「2018年のがん統計予測」

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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