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9,550円~132,000円(税込)
東京都 豊島区
池袋駅
東京都豊島区東池袋1-13-6ロクマルゲート池袋 7F
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埼玉県 さいたま市大宮区
大宮駅
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-7-5ソニックシティビル30F
JR大宮駅西口より徒歩5分、ソニックシティビル30Fに当クリニックはございます。リラックスして人間ドックを受診できるよう、高層階でフロアに余裕がある環境となっております。また、女性専用フロアがありますので、女性の方でも快適にレディース検診を受診できます。
埼玉県所沢市東住吉7-5
11月 | 12月 | 1月 |
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11月 | 12月 | 1月 |
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目次[非表示]
所沢市は埼玉県の南西部に位置する市で、1950年の市制施行で誕生しました。当時は人口4.2万人余りの、茶園や畑が広がる農業中心のまちでした。その後、東京への交通の利便性などから、人口34万人を超える埼玉県南西部の中心都市へと発展しました。
2021年12月末現在の所沢市の人口は約34.4万人(住民基本台帳による)です。人口は2018年まで増加を続けてきましたが、近年は横ばい傾向にあります。なお、埼玉県全体の人口は増加傾向ではあるものの近年の増加率は鈍化しており、過渡期であると考えられます。日本全体の人口のピークは2008年です(推計人口)。国立社会保障・人口問題研究所の2018年時点の推計によれば、所沢市の人口は2045年には約29.2万人に減少すると予想されています。
2021年12月末現在における所沢市の65歳以上の高齢者人口は約9.4万人で、高齢化率は27.4%です。2020年10月の日本全体の高齢化率は28.8%であることから、所沢市の高齢化率は全国と比べてやや低いと言えます。しかし多くの地方自治体同様、今後も高齢化は進んでいくことが予想されます。
健康寿命とは、2000年に世界保健機関(WHO)が提唱した指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間を指します。日常生活に制限のない、自立した状態で過ごせる期間と言えます。所沢市は、65歳の方が要介護2以上になるまでの期間を健康寿命(65歳健康寿命)としており、介護保険要介護認定者数のデータに基づいて算出しています。
下記は、所沢市の65歳健康寿命の推移です(カッコ内は埼玉県平均)。
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 17.53(16.85) | 17.59(16.96) | 17.79(17.19) | 18.01(17.40) | 18.10(17.60) |
女性 | 20.04(19.75) | 20.06(19.84) | 20.35(20.05) | 20.65(20.24) | 20.80(20.40) |
所沢市の健康寿命は、男女とも2013年から2017年にかけて上昇傾向となっています。また、埼玉県平均との比較においても、どの年も男女ともに埼玉県の平均を上回っています。埼玉県では、2021年の県全体の健康寿命目標値を「男性17.63年、女性20.26年」としていますが、所沢市は2017年時点で県の目標値を達成していることになります。このことから、所沢市の健康寿命の延伸は男女ともに順調であると言えます。
所沢市では「第2次所沢市保健医療計画(令和2年度~令和7年度)」を策定し、市民が健康で幸せを感じながらいきいきと暮らせる「健幸長寿のまち」の実現を基本理念として掲げています。
1981年以降、日本人の死因の第1位はがんです。以降、生活習慣病を主因とする疾患が上位を占めています。生活習慣病とは、生活習慣(食、運動、喫煙、飲酒等)が影響する一部のがんや心臓病(心疾患)、脳卒中(脳血管疾患)、糖尿病などを指します。人口動態調査によると、所沢市と日本全体の死因とその割合は下記のようになっています。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
---|---|---|---|---|---|
所沢市※2019年 | 悪性新生物(がん)27.8% | 心疾患17.2% | 老衰8.0% | 肺炎7.0% | 脳血管疾患6.9% |
日本全体※2019年 | 悪性新生物(がん)27.3% | 心疾患15.0% | 老衰8.8% | 脳血管疾患7.7% | 肺炎6.9% |
所沢市の死因順位は日本全体と異なり、脳血管疾患より肺炎の割合がわずかに高く、上位にきています。ポイント数では、3位の老衰と5位の脳血管疾患が日本全体を下回っていますが、1位のがん、2位の心疾患は上回っています。がんによる死亡が多い要因のひとつとして、所沢市のがん検診受診率が日本全体より低い傾向にあることが考えられます(「4-1.所沢市のがん検診受診率の現状」参照)。
日本では、厚生労働省の指針に基づき、自治体主導で実施されている「5大がん検診」と呼ばれるがん検診があり、全国各自治体とも受診率の向上を目指しています。5大がん検診は、胃がん、子宮がん(子宮頸がん)、肺がん、乳がん、大腸がんの5つの検診を指します。
5大がん検診は、加入している健康保険の種類に関係なく住民票のある自治体で受診することができます。検診の種類によって対象年齢や頻度は異なりますが、受診費の一部もしくは全額が公費で負担されます。ただし、企業に勤めている方などは、企業による健康診断にがん検診が含まれていることが多いため、自治体主導のがん検診受診者は国民健康保険加入者や後期高齢者医療保険加入者を含む、「勤務先などでの受診機会のない人」が中心です。
所沢市が実施しているがん検診の種類と費用は下記の通りです。太字は、所沢市独自の取り組みです。
種類 | 検査項目 | 対象者 | 受診間隔 | 費用 |
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胃がん | 胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ) | ・バリウム検査:40歳以上・胃カメラ:50歳以上 | ・バリウム検査:年1回・胃カメラ」2年に1回 | ・バリウム検査:1,200円(集団のみ)・胃カメラ:2,000円(個別のみ) |
子宮頸がん | 問診、視診、内診、子宮頸部細胞診 | 20歳以上女性 | 年1回 | 1,000円(個別のみ) |
肺がん | 胸部X線検査※喫煙指数600以上の方は、喀痰細胞診検査も実施 | 40歳以上 | 年1回 | 800円(集団のみ)※喀痰細胞診検査は別途700円 |
乳がん | マンモグラフィ、視触診※マンモグラフィの撮影は、40歳代の方は2方向4枚、50歳以上の方は1方向2枚実施 | 40歳以上女性 | 2年に1回 | ・40歳代:1,500円・50歳以上:1,000円 |
大腸がん | 便潜血検査(2日法) | 40歳以上 | 年1回 | 500円 |
前立腺がん | PSA検査(血液検査) | 50~80歳までの5歳刻みの年齢 | 5年に1回 | 1,000円(個別のみ) |
所沢市のがん検診は、基本的には厚生労働省の指針に沿っています。子宮頸がん検診は国の指針より多く、年1回実施されています。また、国の指針にはない前立腺がん検診も実施されています。
なお、一部のがん検診は定員制です。詳細は所沢市サイトを確認してください。
所沢市では、がん検診の無料クーポンの配布は行われていません。
ただし、次の方はがん検診の自己負担金が免除になります。 ・生活保護受給者の方 ・市民税非課税世帯の方
下記は、所沢市が実施した2015年度から2019年度の各がん検診の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 4.8% | 38.4% | 5.5% | 32.8% | 20.1% |
2016年度 | 3.1% | 13.8% | 2.2% | 14.6% | 5.8% |
2017年度 | 3.0% | 15.3% | 2.0% | 13.0% | 5.4% |
2018年度 | 2.6% | 13.0% | 1.8% | 12.3% | 5.2% |
2019年度 | 3.6% | 13.1% | 1.5% | 12.1% | 5.0% |
下記は、自治体主導のがん検診における2015年度から2019年度の日本全体の受診率の推移です。
胃がん | 子宮頸がん | 肺がん | 乳がん | 大腸がん | |
---|---|---|---|---|---|
2015年度 | 6.3% | 23.3% | 11.2% | 20.0% | 13.8% |
2016年度 | 8.6% | 16.4% | 7.7% | 18.2% | 8.8% |
2017年度 | 8.4% | 16.3% | 7.4% | 17.4% | 8.4% |
2018年度 | 8.1% | 16.0% | 7.1% | 17.2% | 8.1% |
2019年度 | 7.8% | 15.7% | 6.8% | 17.0% | 7.7% |
所沢市のがん検診受診率は2016年度以降、すべての検診で日本全体を下回っています。女性を対象とした子宮頸がん検診と乳がん検診では受診率に比較的高い傾向がみられますが、全検診とも年々受診率は低下傾向にあり、これは日本全体においても同様です。
2016年度から一部の受診率が顕著に減少している要因としては、地域保健・健康増進事業報告における受診率の算定法の対象者が変更されたことが考えられます。また、過去に国のがん検診推進事業として、大腸がん検診、乳がん検診では40~60歳の間で5歳おき、子宮頸がん検診では20~40歳の間で5歳おきに無料クーポンが配布されていました。しかし、2016年から大腸がん検診は事業の対象外になり、2017年から子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンは検診開始年齢(子宮頸がん検診20歳、乳がん検診40歳)のみになりました。これら無料クーポン対象外の影響が受診率低下につながっていると考えられています。このため、自治体によっては独自の無料クーポンを配布したり、キャンペーンを実施したりして、受診率向上に努めています。
がん検診の受診率向上やがん予防に向けて、所沢市では次のような取り組みを行っています。肝臓がん予防のための肝炎ウイルス検診の実施、特定健診とがん検診の同時受診の実施、子宮頸がんや乳がん予防を啓発する「健康美人セミナー」などがあります。
・肝炎ウイルス検診の実施 肝硬変や肝臓がんの発症リスクがあるB型およびC型肝炎ウイルスの検査を実施。対象は40歳以上で肝炎ウイルス検査の受診歴がない方。費用は700円。負担金が一部免除される場合がある。
・特定健診とがん検診の同時受診の実施 がん検診をより気軽に受診できるように、特定健診とがん検診(大腸がん検診または前立腺がん検診)の同時受診を実施。各がん検診の対象者と費用は所沢市のがん検診と同じで、大腸がん検診(40歳以上)の費用は500円、前立腺がん検診(50〜80歳の5歳刻みの年齢)の費用は1,000円。
・「健康美人セミナー」での子宮頸がんや乳がん予防の啓発 体調が変化しやすい30〜50歳代の女性を対象に、生活習慣病予防、更年期、排泄トラブルなど、女性の健康づくりをテーマとした「健康美人セミナー」を実施。保健師による子宮頸がんや乳がんの講義のほか、理学療法士による説明を受けながら一緒に体を動かすトレーニングなども実施(2021年度はコロナ禍のため中止)。
所沢市では人間ドックの費用の一部を助成しています。助成内容は下記の通りです。
【対象者】 ・受診日において所沢市の国民健康保険の被保険者(35歳以上75歳未満)で、保険税を滞納していない方 ・受診日において埼玉県後期高齢者医療制度の被保険者で保険料を滞納していない方
【助成額】 ・国民健康保険被保険者 人間ドック日帰りコース:16,500円(自己負担額23,100円) 生活習慣病コース:15,000円(自己負担額9,200円) ・後期高齢者医療制度被保険者 人間ドック日帰りコース:16,500円(自己負担額19,500円) 生活習慣病コース:15,000円(自己負担額7,000円) ※助成はいずれかのコースを年1回のみ
留意点は以下の通りです。 ・国民健康保険被保険者の方は、同一年度内に特定健診または「30歳代健診」との重複助成不可 ・後期高齢者医療制度被保険者の方は、同一年度内に他の制度の人間ドックとの重複助成不可 ・オプション検査は助成対象外
受診会場はいずれも所沢市市民医療センターです。また、助成を受けるための事前申請などは必要なく、所沢市市民医療センターに直接受診の予約を入れ、受診後に窓口で助成額を差し引いた自己負担額を支払います。詳細は所沢市サイトを確認してください。
所沢市は「健幸長寿のまち」実現を目標に、さまざまな健康のための取り組みを行っています。健康づくり活動によりポイントが付与される「トコトコ健幸マイレージ」や、骨粗しょう症予防のための検診、健康に関する情報を伝える講師派遣講座などがあります。
・「トコトコ健幸マイレージ」の実施 所沢市では、歩数の記録や健康づくりイベントへの参加によりポイントが付与される「トコトコ健幸マイレージ」を実施。貯まったポイントで2,000円の食事券が当たる抽選に応募できる。埼玉県が行う「埼玉県コバトン健康マイレージ」を申し込んだ所沢市民(専用アプリをインストール、または申込書の提出後に歩数計を受け取った方)は、「トコトコ健幸マイレージ」にも参加可能。
・骨粗しょう症検診の実施 女性ホルモンの急激な減少で骨粗しょう症になりやすい40歳代以上の女性を対象に、骨粗しょう症検診を500円で実施している。対象年齢は、40〜70歳までの5歳刻みの年齢の方。検診では身長測定と問診、手首の骨のX線検査が行われる。
・講師派遣講座の実施 保健師、栄養士、歯科衛生士、理学療法士などの講師を派遣し、健康に関する講師派遣講座を無料で実施。対象は市民団体。テーマは「大人の健康」、「栄養・食生活」、「歯と口」、「こどもの健康」のなかから選択でき、講義時間は約60分。実施の2ヶ月前までに保健センターへの連絡が必要。
※本記事は2022年2月時点の情報を元に作成しています。