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症状から病気を知る&検査を探す

よく眠れない

眠れなくなるメカニズム

よく眠れないと感じることは、日常生活でよくみられる症状です。一言でよく眠れないといっても、寝つきが悪い、夜間目覚めてしまう、朝早く目覚める、ぐっすり眠れた感じがしない、と内容もさまざまです。急に眠れなくなる原因として、気持ちが高ぶっている、昼夜のリズムが崩れている、カフェインなど覚醒作用のある成分を含んだ食品を取ることでも起こります。

よく眠れないという症状が続く場合は、睡眠習慣に問題があったり、心の病気が原因となったりすることがあります。特に、心の病気では、昼間の活動が低下する、睡眠欲そのものがなくなる、大きな不安を抱えているなど、病状によって、さまざまな原因が考えられます。また、病気を抱えている場合、痛み、かゆみ、咳、排尿が近いといった症状も、眠りを妨げる原因になることがあります。

また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因で不眠症になることがあります。例えば、高血圧の場合は、交感神経が興奮している状態が続きやすく、眠りを妨げることがあります。また、糖尿病では頻尿や水分を多量に取るなどの症状が、眠りに影響を与えることがあります。

よく眠れなくなるときに考えられる病気

不眠が長く続くときは、以下のような病気の可能性があります。
●不眠症
●うつ病
●躁うつ病
●統合失調症
●不安障害
●認知症
●高血圧
●糖尿病

不眠の原因究明のための検査

よく眠れない場合の原因究明検査には、以下の検査があります。

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)

身体にセンサーを取り付け、夜間の睡眠中の脳波や呼吸など身体の反応を観察する検査です。

睡眠潜時反復検査(MSLT)

日中の眠気の程度を評価するために、PSGと同じ方法で、昼間に検査を行います(2時間おき、4回以上)。

安静時心電図検査

ベッドに上で横になり、安静を保った状態で心臓の活動状況を記録し、脈の乱れや波形の異常を調べます。
「安静時心電図検査」についてもっと詳しく見る→

頭部MRI検査

脳全体を画像化し、脳梗塞や脳腫瘍の有無や大きさ、発生箇所、その他異常がないかなどを検査します。
「頭部MRI検査」についてもっと詳しく見る→

そのほか、一般的な内科系疾患のスクリーニングのため採血し、血液検査を行うこともあります。

この記事の監修ドクター

上 昌広(かみ まさひろ)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所理事長
マーソ株式会社 顧問
1993年東京大学医学部卒。1999年同大学院修了。医学博士。
虎の門病院、国立がんセンターにて造血器悪性腫瘍の臨床および研究に従事。2005年より東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム(現・先端医療社会コミュニケーションシステム)を主宰し医療ガバナンスを研究。 2016年より特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長。
山本 佳奈(やまもと かな)
この記事の監修ドクター
医療ガバナンス研究所 研究員
1989年生まれ。滋賀県出身。医師。
2015年滋賀医科大学医学部医学科卒業。ときわ会常磐病院(福島県いわき市)・ナビタスクリニック(立川・新宿)内科医、特定非営利活動法人医療ガバナンス研究所研究員、東京大学大学院医学系研究科博士課程在学中、ロート製薬健康推進アドバイザー。著書に『貧血大国・日本』(光文社新書)
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